1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

先生だって褒めてほしい

2020年12月12日 | Weblog

万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校
              俵万智『サラダ記念日』

俵万智さんが詠んだこの歌は、ご両親の気持ちなのかと思います。

おさらい会の最後のご挨拶でも話しましたが、自分が先生と呼ばれる立場になるとは思ってもいませんでした。
手さぐりで開催したおさらい会も今年で11回目。
生徒数も着実に増え、そしてそれぞれが上達している。
おさらい会で年に一度、お互いの演奏を聴き合い成長を実感するのが生徒さんの楽しみのようです。

当日を迎えるまでは(というか当日も)いろいろな準備や苦労がありますが、楽しかった、参加してよかったと言われると、疲れも吹き飛びます。
自分自身については生徒さんからコメントをもらうことは少ないです。

そんな中でも今年言ってもらったことは


ドレスがよかった

という意見が一番多く、
次が

アナウンス上手ですね

でした。
内容は何でも、褒められるとうれしいです。
できることなら演奏を褒められるのが一番ですが、今年は講師演奏ができなかったので仕方ないか。

そんな私の気持ちを予想してくれたのか、姉が舞台花に沿えてくれたカードがこちらです。



そのままだとリアルなのでSNOWで少女漫画風に加工したら、父がちょっとへんてこになってしまいました。
裏にもメッセージがびっしり。
数年前、両親と旅行に行ったときの写真で、2人が言いそうなことが吹き出しになっています。
禎ちゃん、というのは母のことです。

「エライ、エライ」

8回目のおさらい会まで、会場に足を運んでこう言って褒めてくれました。
いつも全面的に応援してくれる両親と姉のおかげで、マンドリンを続けて来られたことに感謝しています。
演奏だけで生活していくような音楽家にはなれませんでしたが、教えることは向いていたようです。

両親からしたら、きっと冒頭の短歌のような気持ちだったんだろうと思います。
今では認知症が進んでいる父ですが、施設のスタッフさんやお友達に

「娘はマンドリンの先生をやっていて」

と自慢げに話すのがちょっとうれしいです。


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