1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

新しいマンドリンケース

2006年07月20日 | Weblog
マンドリンのケースで、今一番ポピュラーなのがウルトラライトケースのようです。
確かに本当に軽い。びっくりするほど軽い。
その名の通りです。

私のケースは、アランフェスケース。
重いんです。
この重量感、そして安定感の無さが、あまり普及しない原因だと思います。

でも、なんかこう、かわいい。
私はKazucarryさまが持っていた赤のアランフェスにひと目惚れして、重さには目をつぶって即、購入したのでした。

その、アランフェスケースに軽いタイプができた、との話は聞いていました。
そして、結構値段が高い、ということも聞いていました。

で、今日初めて実物を見たんです。
生徒さんの楽器購入に付き合って、イグチさんに行ったら、軽いタイプがあったんです。
思わず顔がほころんでしまうほど軽くなってました。
そして、細いせいで余計に重さを感じるショルダーベルトも改良されていました。
ただ、留め具が妙に細くて頼り無いんですけど、きっとだいじょうぶなんでしょう。

生徒さんはたっぷり悩んだ末に、ドイツのマンドリンと、軽いアランフェスケースに決めました。

いいなぁ。
買い替えたい・・・。
でも高い。
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みごろ!たべごろ!笑いごろ!!

2006年07月19日 | Weblog
先日、キャンディーズの特番を見たんです。
そこに出てきたのが、懐かしの番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」のコントシーン。

アイドルがこんなこと(10円ハゲ付きのカツラとか)してだいじょうぶかしら、と思うくらい、徹底してとことんやってるところが本当におもしろいんです。
少し見たら、よけいに全部見たくなってきました。

で、もしかしたら、と思ってアマゾンで調べたら、DVD BOXがあるんです。
しかも、3BOXも。
全部買ったら3万円かー。
ほしい。

まだまだ先、と思っていたら、清里まであと2週間しかありません。
合奏の譜面、レッスンスケジュールや部屋割り表が送られてきて、ようやく重い腰をあげつつあるところ。
清里で知り合いになった方々から、「もうすぐですね」「今年もよろしく」のメールをいただき、雰囲気が盛り上がってきました。

いつもと違う環境に自分を置くこと、知らない人と出会うこと、日常を忘れて音楽漬けになること・・・。

私にとって、とても大きな影響を与えてくれたこの音楽祭が、今年で最後というのは本当に残念です。
思い残すことがないように、できる限りの準備をして行きたいです。

今日はとてもひさしぶりに岩盤ヨガに行ってきました。
ある程度流れは覚えたので、自宅でひとりでやればいいや、と思っていたんですが、それがなかなか難しいものなんです。
どうも気が散りますし、きつくなれば途中でやめてしまう。

ヨガはもちろん無理は禁物で、人と比べてどうこうということもありませんし、がむしゃらにやる必要もない。
その時間を自分のために使い、自分の内側と対話し、あらゆるものごとに感謝する。
呼吸法がマスターできれば、精神面のコントロールがうまくできるらしいです。
やはり、こういう時間を持つことが自分にはたいせつだと実感しました。
ひさしぶりに大汗をかいて気分爽快でしたが、帰りに大雨に降られて、すっかり冷えました。
こんなに温度差があって、体にはいいのかしらん。
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大野和士×都響

2006年07月18日 | Weblog
雨の中、サントリーホールに行ってきました。
先週のレクチャーコンサートに引き続き、大野さんです。

今日もまた楽器を担いで行ったんです。
また、ということは、先週も持っていきました。
コンサートの前後に、マンドリン仕事や練習があったわけではありません。
大野さんのサインを、楽器ケースにしていただきたい一念で。

去年、みなとみらいホールの演奏会ではサイン会があったんです。
このときはCDを買って、CDにサイン&握手してもらいました。
次回チャンスがあれば、そのときは必ず楽器ケースにサインを、と思ってやっと今年その念願が叶うはずだったんですが・・・。

先週も今日も、サイン会は無かったんです。
がっくし。


都響スペシャル

指揮:大野和士
ヴァイオリン:

モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調「パリ」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)

ひとことで言って、行ってよかった。
ほんとうによかった。

というのも、今月は演奏会(と演劇)続きで、チケット代にかなりの出費をしているんです。
知り合いで行きたい人がいれば、今日のコンサートのチケットは譲ろうかと思っていました。結局身近に希望者がいなくて、自分で行くことになったのでした。

大野さんは、何がどうとうまく言えないけれど、とにかくかっこいい。
指揮者の違いって、何が違うんでしょうね。
今日は1階席だったんですが、サントリーホールだったので、パイプオルガン側の席にすればよかったな、と思いました。
そうすれば、ずっと大野さんの指揮する姿を正面から奏者目線で見られたのに。

庄司紗矢香さんについては、「パガニーニコンクールに最年少で優勝」というくらいの知識しかありませんでした。
ステージに現れた彼女は、とてもとても小柄で華奢で、外国人から見たら小学生くらいだと思うだろうなぁ、という印象でした。
それが演奏を始めると、圧倒的な存在感で、こちらの心の中に入り込んでくるんです。

プログラムの解説によると「演奏者にきわめて高度な技量と力強い表現力が要求される難曲である」そうです。
緊迫感、壮絶感、息詰まるような興奮・・・。
堂々とした姿に、釘付けになりました。

彼女のファンも多いようで、演奏後はブラボーの嵐。
大野さんも満足そうに彼女をハグして称えていました。
いや、ソロもオケも、すごい演奏でした。

2部は「火の鳥」のみ。
大編成で、バンダ付きでした。
終曲は、この前のアメデオのアンコールで弾いたんです。
あの本番前に今日の演奏を聴いていたら・・・。
ボウイングを見ていて、自分はまったく違う解釈(というほどでもないけど)で弾いていた部分がありました。
今日のように弾かなければ、曲の表現としてダメダメだったんだろうなぁ。
ついこの前も、アイネクライネのボウイングでも同じようなことを思いました。
あのようなボウイングで弾く意味を、マンドリンで弾くときも、感じなければ。

アンコールは無しでした。
でも、火の鳥で終わってよかったような気がします。
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楽譜探しは大変だ

2006年07月17日 | Weblog
白昼の銀座で、大変な事件が起きていたそうです。
ちょうどその頃、私は銀座で譜面探しの旅(といってもYAMAHAと山野楽器に行っただけ)をしてしました。
複数の消防車のサイレンは聴きましたが、現場がどこなのか、何が起きたのか、さっぱりわからなかった。

みなさん、楽譜はどのように入手してますか。

オケの場合、演奏会の曲が決まるとパート譜が配布される。
この出所がどうなってるか、よくわからないこともあると思います。
そんなこと、考えてもみない人もいると思います。
アメデオの場合、編曲はすべて指揮者のO氏がしているので、譜面もO氏作成のものです。プレソも同様。
他のところはどうしているのか、よく知りません。

アンサンブルの場合、マードレで使う楽譜はほとんど先生が入手してくださったものです。
各方面にアンテナを張り巡らせてして、やるやらないは別として、とにかく購入してくださるので、選曲のときは、その在庫からいくつか弾いて選ぶ、というようにしています。
これも、メンバーそれぞれが常日頃譜面探しをして、持ち寄って選曲するようになったら、なおいいと思います。

譜面探しに苦労するのは、二重奏。
話音倶楽部で毎年二重奏を弾くので、年間を通して譜面の入手を心がけています。
なんといっても、数が少ないんです。
使えそうな楽譜があれば、とりあえず確保。
日の目を見ないままの譜もたくさんあります。
今日も、そういう「お蔵入り」を引っ張り出して、改めて試し弾きしてみましたが、やはりまたお蔵に入れることになりました。せっかく買ったのに残念です。

ヴァイオリン二重奏や、フルート二重奏、リコーダー二重奏などにも手を広げて探すんですが、なかなかいいものに巡り合えません。
今日も、さんざん探して収穫ゼロでした。

でも、こうやって譜面を探すということそのものは結構楽しいです。
楽譜は山ほど売っているのに、ほとんどがピアノ、次にヴァイオリン独奏。
ピアノとヴァイオリンの人は、弾く曲に困ったりすることは一生ないんでしょうね。

それはともかく、譜面を自分で探してみると、その曲にもより一層愛着がわくような気がします。
kazucarryさまの掲示板でも、少しこの話題が出たんです。
「クレクレ君」っておもしろい。
クレクレはらくだと思うけれど、先生は大金を出して楽譜を入手してるわけだから、あれこれ簡単にコピーさせてもらうのは、申し訳ないですね。
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愛校心

2006年07月16日 | Weblog
恩師の追悼演奏会の打ち合わせで、ひさしぶりに母校へ行ってきました。

現役の頃とは駅周辺がまったく変わってしまい、またまたバス乗り場で迷うハメに。
学校そのものも、全部建て替えられて当時の面影はありません。
塀の周りにたくさん落ちている干からびたミミズだけが、当時と変わらず、昔を思い起こさせてくれました・・・。

母校には、合唱部・吹奏楽部・マンドリンギター部・弦楽部の4部があり、まとめて「音楽部」と呼んでいました。
私の頃はとにかく大所帯でした。
今では、合唱とマンドリンが廃部になり、ブラスと弦しか残っていないんです。さみしい限り。

今回は、先生にお世話になった各部のOB達が、先生との思い出の曲を演奏し、先生を偲ぼうという企画で、各部からの代表が集まっていろいろな意見の調整をしています。
マンドリン部は、他の部に比べて少々作業が遅い。
でも、今でも演奏活動をしている人が思いのほか多くいたので、演奏はきっちりできるだろうと思っています。
弾くのだけだったらどんなに楽だろうと思うんですが、まず、事務仕事が大変なんだなぁ。

でも、それでもやろうという声が上がっているのは、やはりみんなに強い愛校心があるからだと思います。
南高生は、南高が大好き。
・・・だと思うんです。昔から。そしてきっと今でも。
何かにつけて校歌を歌ったり、熱くエールを送ったり、そういう熱いことをダサいなんて思わなかったり。
私のマンドリンの生徒さん(2人も!)のお子さんが南高の卒業生だということがわかったら、お互い急に親近感がわいたこともありました。

自分の学校や会社、所属している団体(オケとか)を好きになれなかったら悲しい。
それらを愛する気持ち、たいせつと思う気持ちがあるのが自然だと思うけれど、そうでない場合もあるだろうとは思います。
でも、どうせそこで生きていくのなら、積極的に好きになったほうが楽しいですね。
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落雷

2006年07月15日 | Weblog
今日は、八王子着直前に、「落雷のため信号故障、中央線は上下線とも運転を見合わせ中」との車内放送が。
横浜ではうんざりするほどの晴天、八王子でも雨が一粒も降っていないのに、わずか2駅先で大雨らしいのです。

電車は諦めてバスで移動することにしました。
振替え輸送の券のところには長蛇の列。
渡してる駅員が一人しかいないんです。こういうときに、もっと窓口を増やせないものかしら。
仕事に遅れるわけにはいかないので、券は諦めて、バスターミナルへ。
幸い、すぐに日野行きのバスに乗れました。

・・・が。
このあたりのバスは、後ろ乗りがポピュラーなんでしょうか。
横浜は前乗りなので、閉まっているから乗れないのかと思ってしまった。
バスの作法は地域によっていろいろ違うので、たまに乗ると戸惑います・・・。
料金支払いの機械も、お釣りが出るのもあれば、両替するのもあるんですよね。

道路も落雷の影響なのか、渋滞していました。
どうにかこうにか、無事に練習場に到着できてよかった。
やはり遠いと大変です。
レッスン時間は2時間なのに、往復に4時間かかるんですから・・・。
近場のお仕事、何かないかなぁ。

グループレッスンに行っているこのアンサンブルでは、1年の一番大きなイベントが研究所の発表会に出演すること。
それと、10月の市民文化祭、そして12月の部内発表会。
人の前で演奏することに強い抵抗を示していたメンバーが、長い年月をかけて、やっと前向きに取り組んでくれるようになりました。
メンバーが減ってしまったから、文化祭の出演はやめようかとも思っていました。
でも、「本番があれば一所懸命練習するから、自分たちの成長のためにとにかく出ましょう」とメンバーが言ってくれたので、出ることにしました。

こんな風に意識改革があるのも、発表会を経験するからなんだ、と思います。
やはり発表会というのはとても大事なものですね。
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良からぬモノ

2006年07月14日 | Weblog
DAKARAのCMで「良からぬモノ」という言葉を聞いて、これはおもしろいなと思いました。「悪いモノ」でも「良くないモノ」でもなくて「良からぬモノ」。
実はさっき「良からぬ虫」を発見しました。夏になると出てくる、黒くて憎いヤツです。
息子を退治要員に任命し、娘と私で熱い声援を送ったんですが、取り逃がしました…。
そんなわけで、討伐隊長が帰宅するまで2階に避難しています。

かなりローカルな話題ですが、東神奈川の駅のそばに「良からぬ広告」があるんです。

ぽっちゃりした半裸(というかごく一部にタオルをのせただけ)の男性が、サウナで汗だくで、でも笑顔で元気ポーズをとっている巨大な写真。
どうやらカプセルホテルかビジネスホテルの広告のようなんですが、暑苦しくてうんざりします。
見ないように、車内では反対側の窓を向いて立つようにしてますが、時々うっかり見てしまう。そして、しまった、と思うんです。
あの広告、苦情来ないのかなあ…。
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暑かった

2006年07月13日 | Weblog
いやー、今日は暑かったです。
こういう日に、やたらと移動ばかり、しかも大急ぎ。
足もとからモワーンと熱気が来るんですよねー。

新宿駅で電車待ちのとき、飛び降り事件の現場(屋根の穴)を発見。
いつもあのベンチには人がたくさん座ってます。
まさか上から人が降って来るなんて思ってもみないですよね。
ホームからあれだけよく見えるということは、まさにその瞬間を見ていた人がたくさんいたんだろうなぁ。
火事や、交通事故などの現場に出くわすと、精神的にかなりダメージを受けます・・・。
巻き込まれた人が命に別状がなくて、本当によかったです。

今日は、アルトバローレの演奏会に行ってきました。
平日で6時半開演というのは、結構慌しいと思います。
お客層に、都内勤務の人とかは想定してないのかしらん・・・。
1部は3曲とも現代曲で、ちょっと大変そうでした。
2部のヴィヴァルディやバッハの方が、アンサンブルの性格的に合ってる気がしました。
コンチェルトのバックのときは、もうちょっと控えめなほうがよかったような。

帰り道、今まで行った中で印象に残っている演奏会について、友人と語り合いました。
こういう話はとても楽しい~。
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珊瑚礁でカレー

2006年07月12日 | Weblog
陽射しに誘われて、七里ガ浜のレストラン珊瑚礁に行って来ました。
お店の前は何度も通ったことはあるけれど、入店するのは初めて。

店員さんはアロハとムームーを着ていて(家が近ければ私も働きたい!)、内装も南国ムードでいっぱいです。
平日の1時過ぎなのに、とても混んでいました。休日は1時間待ちも当たり前とか。

お客も多いけれど、コックさんも多い。そしてホールに出ている店員さんも多い。とにかく活気があります。
カレーの値段としてはちょっと高めですが、種類もたくさんあって選ぶのが楽しい。

注文して、ノンアルコールビールとサイドオーダーが到着。
そして、肝心のカレーは・・・。

・・・待てど暮らせどやってきません。

厨房を見るとみなさん忙しそうに一所懸命調理している様子です。
どうやら、カレーは、盛り付けるだけのものではないらしい。
基本のルーはあって、オーダーが入ってから具を調理して、完成させているようなのです。
そうでなければ、いくら混んでいてもあれだけ時間がかかるはずがありません。
カレーだけしか頼まなかったら、出来上がるまでかなりつらい時間を過ごすことになったでしょう。

ほとんど捨て鉢な気分になった頃、やっとカレーが♪
濃厚で、好きなタイプのカレーでした。
ライスの上には、レタスが乗っています。このレタスが、モスバーガーのてりやきバーガーのレタスのような味で、おいしかったです。
深い味わいのカレーは、ライスもルーもかなり大盛りで、食べ応えがありました。

混んでなければ、また行きたい。今度は違うカレーを食べてみたいです。

海沿いのドライブというのは、とても心癒されますね。
波の音と磯の香り。
通勤には不便でも、茅ヶ崎に住んでいる姉の気持ちがよくわかります。
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大野和士のオペラ・レクチャーコンサート

2006年07月11日 | Weblog

レクチャーコンサート、というタイトルに惹かれてチケットを購入しました。
指揮者の大野和士さんが、ピアノを弾きながら何かやる、という程度のことしかわかっていませんでした。
内容は「カルメン」であるということ、歌の人も出るということを知ったのは、かなり後になってからのことでした。

パンフレットには、このような挨拶文が書かれていました。

~レクチャーコンサートに寄せて~
「カルメン」は言わずと知れた名曲です。「フィガロ」や「ボエーム」などと並んで、曲全体のプロポーション、台本の構成、音楽によるドラマタイゼーションのたくみさ、登場人物のすみずみにまで血が通っている点などをあげて、「もっとも完璧なオペラの一つ」と言われています。それに加えて、注目すべきは、この作品が、他ならぬフランス語オペラの真髄を極めている点です。今回は特に、フランス語の洒脱さ、粋、官能を刺激する独特の節回しや、和声感に焦点をあてて、オペラ「カルメン」の魅力に迫りたいと思います。
また、オペラに出てくる対照的な二人の女性、カルメンとミカエラの鬼気迫る対決を通して、人生のパートナーとしてどちらのタイプを選ぶか、という、私たち永遠の課題へも考えを馳せて参りましょう。  大野和士


会場の県立音楽堂は自宅から近く、便利です。
こういう内容で観客の入りはどうかな、と思っていたら、ほぼ満席のようでした。

オペラこそ見たことはないものの、「カルメン」は、ストーリーも知っているし、曲も何度も聴いたことがあります。
でも、大野さんのピアノ、ミカエラ、ホセ、エスカミーリョ、カルメンの4人の歌、そこに大野さんの楽しくわかりやすい解説が入ると、すべてが新鮮に感じられました。なんとなく聞き流していたような部分に、とても深い意味があったこともわかりました。

大野さんはピアノを激しく弾き、そしてマイクを持って解説をし、たくさんの譜面を自分でめくって、立って歩いて、大忙しでした。

なんともおもしろかったのが、ホセの歌の音楽は「(夢見ここちで)もやもやしてるか(カルメンにぞっこんで恋の炎が)メラメラしてるか、ふたつしかない」とか、「カルメンの魅力は、小柄な体、黒い大きな目、そしてその目がロンパリだったこと」などの話しです。
目がちょっと斜視のため、どこを見ているかわからない(男性はカルメンが自分を見ているものと思い込んで、喜んでしまう)のがとても魅力的だったそうな。

私も目は大きいので、どこを見てるかわからない目つきができたらなぁ。
それでも、カルメンのような魔性の女にはなれないですが・・・。
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