「フランス人は10着しか服を持たない」(大和書房)という本について述べ、「私も10着選んでみようかな」とチラと書いたら、「お願いします」という要望が(いつも素敵なコメントをくださる方から)きました。
そうか、この際だから、自分がどんなものが好きなのか、やってみようかなと、暇ひまに箪笥から出してみました。
この本は、アメリカ人の著者が、フランスの貴族の家にホームステイして、その時のライフスタイルをつづったもの。
「貴族の家」と「10着」がミソというかキーワード。
内容はといえば~
「部屋を片付けよう」とか「間食はシックではない」「からだを動かそう」とか、まあ、やればいいに決まっていることが書いてあります。
まあ、なかなか実行できないから本が売れるのでしょうね。
コートやドレス、アクセサリーは含まずの10着。
その十着を試して、必要なものといらないものを見極める~~。などなど。
まあ、いつもの整理術。
参考になったはことといえば、「いいものを普段使いに」ということ。
著者は、いいものを身に着け、台所に立つときはエプロンをするそうです。
そうまでしなくても~~。
とまあ、本の紹介はともかく、「きもの10着」、この際だからやってみました。
翡翠色の大島・久米島紬二着・グレーベージュのお召(4着)
グレーの琉球紬・蜘蛛の巣などの絞り紬二着・ムガシルク・ベージュ紬(4着)
格子お召・白大島で10着プラス紅花単衣一着。(これは大好きな色なので袷でも着たいから)
好きな色・着やすい仕立て・どこにでも着ていける~~。
この三つを基準に10着+一着。
あれもこれも入っていないけど~~。
これは次の10着。
著者は、10着でまずは一か月試したとあります。
きものだと一年だよね。一生でも?
でも、とりあえずこの10着を、「箪笥の一番取りやすい場所に置く」ことができました。
ファーマル以外なら、どこでもOKの10着。
というわけで、次は柔らかものの10着を決めてみます。
これは箪笥の奥のほうにあるので、面倒かも~~。
「それじゃあ、10着にならないじゃない」
まあ、そうなんですけどね。
「10着」という数はシンボル。
自分のライフスタイルによっては5着でも、30着でもいい、と解釈します。
自分の持っているものを把握して、いかに活用するかということ、そこから自分に大切なものを見付ける、これが趣旨ということで、少しはすっきり。
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