色のことを学びだすと、ほかの人がどんな色を使っているのか気になります。
身近な人は当然のこととして、テレビの画面でも同じ。
でも意外に?女優さんたち、これといって決まった色を使っているわけではないのですね。
スプリング、オータムとPCにも、いろんな色分けがありますが、そういうこと以上に女優さんたちはどんな色でも着こなさなきゃいけない。
そのなかで鮮明なのは、綾瀬はるかさんのこの色ではないでしょうか。
色は紅。(NHKアサイチの画像)
「紅」は、赤と混同されがちですが、赤と紫の中間色で、都会的で華麗、赤の力強さとは違いはかなさを感じさせる独特の色だそうです。
化粧品のイメージカラーに使われていますが、この色は、当然綾瀬さんの肌の色から厳密に計算された上でのPCでもあるのでしょうね。
緑などほかの色と比べても抜群の洗練度だとわかります。
彼女自身、女優として洗練されたことも大きいのでしょうね。
そのほかには、先のNHKの「四季の饗宴・京料理」の松下奈緒さんのオレンジ。
この方、BSなどで海外のファッションのナビなど、よくしています。
そういうときはあえて抑えた黒。
ショッキングピンクなどもすごくお似合いですが、場によってはきれい過ぎて周りを圧倒。
どんな場にも合うのは、こういう明度の高いオレンジではないでしょうか。
品を感じさせ、女性らしい甘さもある。オレンジで品を感じさせる人ってなかなかいないように思います。
椎名さんは、純色がお似合い。
でもこの人、「すべてコスプレの潔さ」でも述べましたが、どんな色でもこなせそうです。
一番徹底していると思うのは、中谷美紀さん。
この方、徹底的なPC診断をして、それ以来黒と白しか身に着けないようです。
これはアサイチの出演のときでしが、ドラマでも黒と白が多い。
きもの好きでも知られていますが、きものも白と黒。
健康のため徹底した栄養管理並びに甘いものはいっさい口にしないそうです。
もう女優一筋と決めてひたすら邁進~~、一種修行僧、尼僧のようなストイックさ。
「官兵衛」で見せたような淡い色や「JIN-仁」の花魁の鮮やかな赤などもお似合いですが、まあ、役柄以外ではぜったいに身に着けない。
若い女優さんは、「色がない」ほうが監督さんなど使いやすいので、あえてPCは持たないと言いますが。
どんな色に染めていくのか、どんな色になりたいのか。
カラフルな芸能界にあって、PCが決まる、決める、ということは、それだけの位置を獲得したということなのかもしれません。
でも、きっと、それは私たち一般人もおなじ、
PC探しは自分探し。
でもあまり早く見つけて、一色に染まる(といっても実際は似合う色は多いと思う)より、あれやこれや迷う、試す色遊びのプロセス自体もまた、楽しいものです。
励みになります。
応援ポチ嬉しいです。