閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

行政ヒヤリング

2017-07-20 08:19:24 | 閃き
市長の肝いりで始まった市の産業を見直して将来どのような形にしていったら良いのかという事業

言わんかなとする事は理解出来るのだが、実際に何処に落とし込もうとしているのかが見えてこない

産業別の部会に別れて市内から選出された企業や個人の事業者、農家などが与えられたテーマについて意見を出し合う

参加している企業の代表者からも、経営上の悩みは具体的に発言しづらく個別の問題を出しにくいという意見が相次いだ


一般的な雇用問題や税金、資金調達、技術導入などについては判りきっている

市としては市内の企業が活性化し、雇用を拡大し沢山納税してくれれば、それで良いのであるが、その為には市はどう企業と関わってくれるのか

市の財政が苦しい中、市民税を下げ、福祉、環境、教育、医療を充実して住民を導入し、雇用問題が解決できるとは言えないだろう

そこで、市は個別にアドバイザーを伴って企業へ訪問しヒヤリングを行うことにした

詰まりは個別指導する事で個別に業績の向上に繋げたいと言わんばかりである


アドバイザーはその道のプロである

会社の立地、規模、業界の事情、保有する資産、将来への見通し、抱える問題点など様々な状況において理想とする点について理論的に指摘いただいたのである

それは、全くその通りで異論は無く、問題解決型の対処法であった

それでも、全てが整っている企業など極僅か、多くは幾つかの点で問題があり、嬉々として進まないのが実情である


ほぼ毎月開催される部会において今後何処に落としどころを見いだそうとしているかを質問したのだが、明確には応えて頂けず、順次探って行くのだという

この事業は有意義な事業であったと上手くまとめられれば良いのだが、税金を使って網の中には魚が1匹もいなかったとならねば善いと考えている

ブラッシュアップ

2017-07-19 07:40:15 | 閃き
補助金申請を行う為には指定の書式による書類を作成しなければならない

各項目にはどのような内容を書くのかは詳しく指定されている

これは、書類による審査を行うについて専門的では無い審査官でも理解出来るものである事が重要とされる


補助金を獲得して行いたい事業に対して申請企業は並々ならぬ情熱を持って挑んでいる

棚ぼた位の美味しい話しではとうてい採択されないのである

しかし、その情熱が余りに強すぎて審査官に理解してもらうというスタンスを見失うと書類としては駄目なのである

こういった書類についてどうすればブラッシュアップして行けるのか

それは、冷静にアドバイスを受けることに尽きる


アドバイスを受ける相手は誰かと言えば、それは様々でコンサルタントもいれば、お役人だったりもする

色々な方にアドバイスを受けながら書類を仕上げて行くのである

実際には公募されてから締め切りまででは時間が足りないので、事前に取り組む事が一般的である

前年度に不採択となった申請者も今度こそはとブラッシュアップして挑んでくる

詰まり、時間をかければかけるほど書類としては仕上がって行くのである


もう沈静化を見せると思われている加計学園の問題について、今治市は10年間も申請を続けていた

文科省の告示によって申請は受け付けないとされているところを、何とか認めて欲しい考えて申請書をつくって依頼を続けていた

その中の文科省のやり取りや国家戦略特区の構想の実施にともなって申請書類はブラッシュアップしていったのだろう

この事は先日会見を開いた京都産業大学のコメントにも、10年の時間で練り上げられた加計学園に比べ当方は1年で申請書を作っているから勝てるはずは無いと考えたという所からも理解出来る

実際に書類をブラッシュアップして行くと、我ながらによく仕上がったと感じるものである

ブラッシュアップはやった分、必ず反映されるのである


これは蛇足だが

この様な状況を知ってか知らずかは判らないが、先日の閉会中審査で自由党の森議員の質問の中で、京都産業大学の申請内容の方が断然良かったと言い放ったのを聴いて驚いた

彼女は本当に申請書を読み比べたのであろうか

価値判断は個人の資質により違ってくるのだろうけれども、我々が体験した事を鑑みると10年と1年の差は確実にある

だが、それは書類の書き方であって中身では無いと言われるかも知れないが、中身の素晴らしさを理解しやすいようにするのがブラッシュアップであるので、中身が悪くてもブラッシュアップすれば通るのかと言われれば、元々悪い申請は通らないだろうし、良い申請の中でもより判りやすい方が採択されやすいという事なのである


二重国籍についての所感

2017-07-18 20:40:32 | 閃き
民進党の代表である蓮舫が二重国籍について会見を開き、二重国籍であったことを認めた

テレビや新聞では、二重国籍であったことは故意ではなく思い込みの申告忘れが原因であり罪は無いという風潮が多く見られたが個人的には違和感があった


一番違和感を感じたのは、そもそも戸籍というのは一般に公開するものではないという理屈を前面に押し出していた点である

そのこと自体は異論はないが、ではなぜ蓮舫の釈明会見にこの点が必要なのであろうか

二重国籍であったという疑惑が取りざたされたことに対して、無罪であれば無罪であるとハッキリ言えばよいし、それを証明するために戸籍を公開する必要も無い

もし、疑惑が事件に発展すればしかるべきところが公の権限を発動して捜査を行い立件し、違法であれば検挙するだけのお話である


しかし、今回は二重国籍であったことを認めた訳だからその点だけを発表し謝罪すればよいのであって、何も戸籍に関する一部を公開する必要も無い

本来、疑惑であったことは、二重国籍のままで国会議員になったことであるはずである

日本は二重国籍を認めていない国であり、これに違反しているのであれば何らかの法的処理が課せられなければならないはずである

例えば、免許証の期限が切れているのを知らずに運転していた場合と同じで、本来更新手続きを行うのは個人の義務である

いくらついうっかりと言っても、失効した免許証で運転していたことを認めてしまっては法律は成り立たない

長い間二重国政でいた上に、国会議員になっていたことに対してもし、処罰対象であれば処罰されるべきである


学歴を詐称していた場合でも(これは故意であるから)議員辞職にまで追いやられた場合があるように、今回の場合も決して軽いものではないはずなのに、何故だかマスコミは故意でないから仕方がない、許してあげよう的な論調が多いのはおかしい

一刻も早く監督官庁において、この件に対して何らかの対応を公にして欲しい

その上で、蓮舫に対してなんらおとがめは無いと結論づけられたのなら、その時点でそう報道する事を強く求めたい

大連の青年達

2017-07-17 07:22:14 | 閃き
大連の青年達とゴルフをした

青年といっても40代の善い大人であるが、私からみれば若者で間違いない

彼らは大連市内で気の合ったゴルフ仲間のグループを作っていて、大連市のゴルフ大会にも団体戦としてグループで参加するほどのゴルフ好きな集まりである

彼らの腕前は所謂、シングル若しくはシングルに近い腕前であり、ゴルフも競技志向が強いグループである

従って、難しいコース、難しいティーを使用し、当然のごとくノータッチである

簡単に言えばプロの大会と同じルールであるという事だ


彼らと行ったゴルフ場も海岸沿いの大変難しいコースだった

まるでスコットランドのセントアンドリュースのようなリンクス(海沿いの)コース

大変美しいが、風が強く、フェアウェイも狭い難しいコースだった


彼らは非常に戦略的で、まるで経営のように具体的な戦略を持ってプレーしていた

距離は飛ばなくても正確なショットを打ち、確実にパーを重ねてゆく

彼らは皆、初代の起業家達であり、お金持ちであった

1000万円はゆうに超えるであろう車に乗り、週に1~2度はゴルフに興じる

冬は海外の温かい場所へ行って滞在しながらゴルフを満喫するという


それぞれがどんな会社なのか判らないが、お金持ちらしく昼食をご馳走になったり、水や食べ物を大量に差し入れていただいたり

ホテルまでの送迎も笑顔で応じてくれた

それでいて飾らない気さくな性格で、優しく接してくれるので楽しい時間を共有することができた

日本語は個別に差はあったが、反日的な感じは微塵もなかった

日本人でもこんな性格を持った青年は少ないと思う


大連在住の日本人のお話

2017-07-16 07:09:05 | 閃き
今回同行した友人が以前、大連に駐在していた当時から仲の良かった日本人の方々と食事会を行った

私たちにとっては勿論初対面ではあるが、参加いただいた日本人の方々はまるで旧知の仲の様な気さくさで接していただき、本当に楽しい夕食会だった

その中で伺ったお話の幾つかを支障の出ない程度に紹介する


大連は最近ブログに書いたように大変親日的な都市なのだが、中国である事には違いないので、お役人の賄賂などは公然に行われているという

中国人の特徴なのか、儲かる話しがあると取り敢えず何でも一口乗る事で新たな利権を増やして行くのだという

例えば今度、どこどこにビルを建てる計画があると聞きつけると、建設業には全く関係なくても引き受けて奥さんの名前で建設会社を設立してピン跳ねるのだという

上海では郊外に建設したマンションに居住していた住民に無償で権利を国から贈与され、中国バブル絶頂の頃に売っても良い事になり、1億円を手にした人が数多く出たという

おそらく、こういった政策も利権の上の都合で行われたものであろう


最も印象に残っているのは北朝鮮に関する事だった

韓国と北朝鮮の国境である板門店の警備の厳しさはものすごさがある

北と南が直ぐ近くで相対している状況で、いざ有事となれば正しくそこが最戦前になる場所である

一方中国側の国境の町、丹東に行くとバスによる日帰り観光が簡単にできるという

パスポートは必要なく、1日数量限定で北朝鮮の新義州迄行ける

注意事項は写真を撮らないことだけで、食事や買い物も自由の出来る

以前は宿泊も出来たそうな

韓国と中国の国境の差をみれば、両国の親密度、政策がハッキリする

中国はハッキリ北朝鮮を擁護しているのだ

国境を観ると両国の事情が判るので、必ず色々な国の国境を観るとこが重要だという


日本のように海が国境である国は珍しい

陸続きの国は古くから侵略されたり侵略したりの繰り返しの上に現在が成り立っている

こういった感覚の国であることを日本人は気付きにくいのである


この他にも書き切れない程、楽しい話題が溢れていた

ツアーでは決して味わえないこの雰囲気

私はツアーの経験が無い