カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

町の南北風景の違い

2016-03-07 09:39:48 | 日記
 陽気に誘われて町を南北に歩いてみた。

 南の田んぼコースと北側台地の市街地調整区域コースの組み合わせである。

 圃場整備の整った田んぼがひろがる南の地域ではレンゲが芽を出して一面の緑だった。

 
 (緑のたんぼ)
 市場価値が高いそうで、最近はこうしたれんげの田んぼが多くなって来つつある。

 いっぽう、空港へのアクセス道路沿いの北側台地上は市街化調整区域が広がっていて開発は制限されているが、かといって農業などが盛んかというとまったく違った風景が展開する。

 
 (耕作放棄地)
 県道・町道など新たに作られたり改良工事が進められたりするその脇には必ずこうした風景がセットになっている。

 
 (朽ちていくビニールハウスの残骸)
 ビニールハウスの残骸は、かつては先進的な農業に取り組もうと、それなりの努力をし資金も投下した筈なのだが夢破れたのか、或いは高齢化しかつ後継者もいないのか、後片付けさえ放棄されて無残な姿を曝している。

 この耕作放棄地は、中山間僻地とか交通とか水利の悪さなどが原因ではなさそうで、ちゃんと給排水設備は施された市街地近郊の耕作地域なのである。

 2極化が言われて久しいが、同じ町の中で南北の対照的な風景を見ながら歩くとやるせない気分になってくる。

 「忘れ果て忘れな草も枯れている」

 
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コメント
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