カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

安眠枕で眠られず

2016-03-23 09:00:32 | 日記
 かなり以前の事だが、「磁気まくら」なるものを購入したことがある。

 どう健康にいいのかは知らないが、配偶者とともに2個買ったのだが私は暫くして止めてしまった。

 頭や首のラインに自然で負担感のない枕らしかったが、私には堅すぎたし妙な凹みも嫌だった。

 いちばん嫌だったのは磁石の違和感で、上向きに寝るときはさほどではないものの横向きに寝ると妙な感触があった。

 磁気枕で磁石が嫌なら処分するしかないので、大きくて柔ら目の枕に買い換え、安眠できるようになった。

 頑固に使い続けていた配偶者が最近枕の中が変だというので中を確認すると磁石が集団で一ヶ所にまとまっていた。

 
 (磁石の集団)

 適度の間隔で所要の場所に固定されていた筈のものが、寄る年並みで外れてしまいオマケにお互いくっつき合ってしまっていたのである。

 何万ガウスだのと磁力の強さを誇るような宣伝がしばし流行した時代があったが、かなり強力にくっつき合っている。

 最近テレビの番組で、幼児が丸い磁石を幾つか吞み込んでしまい病院でレントゲン撮影を受けたら数個が腸内の数カ所に所在することが判ったらしい。

 自然に出るのを待つ処方だったらしいのだが、その後短い時間に状況が悪化し再度検査したら、磁石同士が腸壁を挟んだ状態でくっついてしまって、緊急に手術が必要になったと報じていた。

 最近は色々なものに磁石は使われているし、何でも口にする乳・幼児は要注意だというので、早速娘にテレビ報道の内容を伝えると、「そのテレビは見た、注意する」と返事が返ってきた。

 リニアモーターカーや電子レンジ、電磁調理器など電磁波に対する懸念はしばしば話題に上るが、小型で強力な磁石が使われた生活用品が壊れたまま放置される状態は多いはずなので、もっと危険性を周知すべきではないかと思う。

 出てきては消えていく便利グッズや健康用品ブームを見ていると、以前の「暮らしの手帖」のような消費者の側に立った安全な商品を見極める情報発信が今こそ必要なのではないだろうか。

 危機管理とは事前の分析・危険の排除がもっとも重要なことだと思うのだが・・・・。

 「宣伝のどこが嘘やら真やら」


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