カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

有害外来動植物の駆除

2018-08-29 10:07:51 | 日常あれこれ
 江津湖では、駆除対象外来植物の除去が進められている。

 水生植物に限定してのことであるが・・・。

 数年前に見たときは、アメリカのトウモロコシの収穫などで見かける先端にクルクル回る装置に似たものを取り付けた小舟で水草をからめて引き抜いていた。

 絡め取ったものはそのまま自動的に後ろの荷台に積み込む装置になっていた。

 先日、除去の現場の横を通りかかったのだが、作業船が変わっていた。

 

 道路工事のショベルカーのショベルの部分を水が抜ける網目状にしたものを、小舟に取り付けて除去作業をしていた。

 掴み取った水草は、くるりとショベルを反転させて、横に待機させているもう1艘の小舟に載せていた。

 

 晴れ渡った湖面には、例年より格段に水草が少ない。

 例年だと岸辺の方からみるみる沖に向かって繁茂していくのが目に見えていた。

 船をフル稼働させても、増えていく草とのイタチごっこは永遠に続くようにみえた。

 湖面の面積の小さい上江津の方では、ボート漕ぎもままならず、水鳥も水草の上を歩く始末だった。

 ところが、今年は様変わりで岸の方まで水が見えるほど水草が少ない。

 猛暑のせいだという説もあるが、繁茂する前の早い時期から除去を始めていたのかも知れない。

 江津湖にはこの他にも、外来魚が繁殖していて在来の魚類が存亡の危機に瀕している。

 そのため釣り遊びに興じる子供達にも、外来魚を釣った場合は数カ所に設置された外来魚回収ポストに入れるように要望している。

 ただ、古来からいると思われている、魚を始め鳥類・植物の類もかなり以前は外来種であったものも多い。

 最近アメリカでは、日本からの入ってきた動植物で脅かされていると報じられている。

 ペットや観葉植物、グローバルな物流など予想もしなかった生き物が世界中で繁殖する時代なのだろう。

 すべて人間の社会活動によってもたらされたものなので、責任は人間にあって有害外来植物などと呼ばれるいわれはないと、彼等は思っているに違いない。

 「作られた豊かさ故に有る不幸」

 
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コメント
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