カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

夏の野原は怪獣だらけ

2019-08-04 10:12:00 | 日常あれこれ
 ここ半月ばかり田舎の空き家と自宅を往復する日が続いている。

 そんなある日、交差点で信号停車しているときにふと横を向くと不思議な形で絡みついている蔦が見えた。

 
 (ゴジラ似の蔦)

 深く静かに、日本の野山を占領しているのが蔦類、といった記事で読んだことがあるが、このゴジラに似た形状をみるとなるほど怪物と言えないこともないなと感心した。

 雑木を覆い尽くし、電柱を支える支線の柱を昇りきって、支線に沿って電柱に向かう途中のシルエットはネッシーにも似ている。

 そう思いながら田舎道を走ると、ありとあらゆる所で怪獣風に巻きついた蔦類が目につくようになった。

 
 (2頭の怪獣)
 
 (朽ちかけた案山子)
 
 (横向きの頭だけの仏像)

 おどろおどろしい姿から、なにやら有り難そうな顔立ちまで、里山周辺や耕作放棄地の田んぼ、あるいは国道脇の緑地帯で整備不十分な場所などに忽然と姿を現す。

 葛の根からはデンプンが採れ、葛湯などと冬場は喜ばれたりするが、わざわざこの葛の根っこを掘ってデンプンを採っても商売にならないのだろう。

 とんでもない希少な成分が含まれていて、高値で取引されるという話であれば根絶するほど群がって、反対に保護に回る話も聞けるかも知れないが。

 葛が絶滅危惧種になる恐れは当分無いと思う。

 多分人間が絶滅危惧種になった後になるだろう。

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コメント (2)
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