三角半島の先端部に位置する「戸馳(とばせ)島」に出かけてみた。
先日「海の隠れ家」なるところで食事をした帰りに、経路上に島が見えていたので、目星をつけておいた。
経路は、宇土半島の北側を回って天草五橋の入り口を通過し、帰りは半島の南側を通るコース。
(天草五橋の新・旧一号橋)
左が旧来の一号橋で一般道。
右が新しく架けられた自動車専用道路の一号橋。
下の海峡部分は大型の船も通過するため、橋は三角半島と天草大矢野島の高い部分に架けられている。
この半島の最先端を、橋を渡らずぐるりとUターンするように半島の南側へ進むと三角の港がある。
巻き貝を連想するような、港の施設の付近が連絡船の乗り場。
港と道路を挟んだ北側にJR三角線の終着駅「三角駅」が。
この三角線は観光列車「A列車で行こう」の走る路線で、何となくジャズとバーボンの世界を彷彿とさせるが、私はまだ乗ったことがない。
肥薩オレンジ鉄道「食堂車」と、この「A列車で行こう」は、いずれ乗ってみたいと思っている。
この三角の町を過ぎた辺りに、戸馳大橋という交差点があり、当該大橋が架かっていて、島へ渡ることが出来る。
(戸馳大橋と戸馳島)
天草付近は、付随する小島が多く名前を覚えられないが、特に三角から直ぐのこの島はよく知らなかった。
いつも、手前の国道を真っ直ぐ通過してしまって、島に渡るということはなかったのだ。
戸馳島という地名の呼び方が判らず、調べたら「とばせじま」とあった。
ついでに調べたら、海水浴場だの花の学校だの、レストランだのといろいろ有りそうな島。
で、本日再度の三角行きとなった。
案内標識とナビを頼りに、島内を進むと海沿いの公園に出た。
駐車場¥500という標示物があって、高齢の女性が対応してくれた。
綺麗に整備された海水浴場が眼前に展開する。
訪問者は、わが夫婦の他はもう1組若いカップルが弁当を広げているだけだった。
リゾートホテルらしき建物はあったが、営業をしている風には見えなかった。
花の学校も休校中で、温室の一部で胡蝶蘭などの販売だけをしていた。
レストランも土日だけ予約制でオープンしているとか。
ただ、夏休みからは予約が多く、海水浴やキャンプの客が訪れる予定であるとか・・。
「以前はとても大勢の人で賑わっていたのですけれど・・ねえ」と、駐車場の女性も残念そう。
世界遺産の「三角西港」やこうした島々を含め、三角・天草地方は風景にも恵まれている。
「天草宝島」というキャッチフレーズがあるが、このままでは「宝」の持ち腐れのような・・。
帰りは「道の駅不知火」の直売所で野菜を買って帰る。
新鮮で、とにかく安いと相方。
私達の地域は、新鮮な野菜が安く手に入るのが自慢だが、ここはまた一段と安い。
トマトなどほぼ半額程度・・・らしい。
ただ、野菜を買いに1時間以上も走るわけにはいかない。
突堤でつりをする人達を見て、「釣りもいいねえ」と相方が言い出した。
そのうちに、多分・・・。
数年前から放置されている釣り道具が、健在であればいいが・・。
そして今夜は七夕、何でまた梅雨の最中に七夕なんぞと・・。