早朝に歩くと気持が良いという人は多い。
本当にそうなのだろう、よく見かける。
そして、例外なく殆どがお歳を召した方ばかり。
私は、歳の方は負けないが、朝から汗をかくのは苦手。
日中は猛暑で駄目なので、必然的に夕方から夜になってしまう。
問題は夕食前か夕食後か・・、私は食後が多い。
プレバトだの一軒家だの、100分で名著などは録画しておいてもらう。
気圧配置や、風の方向にもよるがほぼ涼しい風が吹き始めている時間帯。
ただ、状況によっては目に見えない程の虫が沢山飛んでいる場合もある。
そんな時は、直ぐさま経路を変更する。
鳥もねぐらに帰るころは、飛行機もねぐらに帰ってくる。
オーロラのように、クネクネと曲がってみえる夕焼け雲もあれば、木星の表面写真のように木目模様の雲もある。
先日は赤いオーロラのように見える雲があったので、家並みから抜けて視界の広がる場所に急いだが、到着したときはもう黒い雲になっていた。
夕方から夜へかけての空は、刻々と変化し同じ状況は長くは続かない。
南東の空には上弦の月だが、薄くて水蒸気多めの雲に朧になってしまい満月のように映ってしまった。
田んぼに映る月も、稲の茎が伸びて葉っぱも茂り、以前のように水面に全身を晒すこともなくなった。
やがて、その水面さえ見えなくなるほど茂ってくる。
その時々の状況によって歩くコースを変えるが、例外なくどのコースも夕空ばかりになる。
それでも、みるみる変わっていく夕焼け空などを眺め始めると、ついつい見続けてしまう。
明日は柳誌の校正作業に出かける。
江津湖畔を歩いて、そのちょっとした変化を探すのが楽しい。
「今日の日があっという間に過去となる」・・・・しろ猫