カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

新米の季節

2019-10-09 10:19:43 | 日常あれこれ
 当地の水田地帯では、稲刈りが始まった。

 毎年新米の頃になると、稲刈りの様子を見に田んぼ道を歩く。

 農道沿いの田んぼの畔には、コスモスが風に揺れていた。

 
 (田んぼの畔のコスモス)

 湧水があふれる長閑な山沿いの地域が赤井地区で、このあたりの農家から毎年新米を分けて貰っている。

 子供が家にいたころはもっと沢山分けて貰っていたが、年々消費量が少なくなって最近は年間120Kgから150Kgである。

 それでも、毎日みそ汁とご飯は食べているので、ひょっとすると都会で生活している人より食べているかも知れない。

 田んぼでは、もう稲刈りが始まっていて、20%くらいが既に終わった稲株だけの田んぼになっていた。

 
 (稲刈りと鳥たち)

 例によって、コンバインの後ろには鳥たちがついて回る。

 農家の収穫期は、鳥たちの収穫期でもある。

 行き場を失ってウロウロする昆虫たちが目当ての大型の鳥による収穫が終ると、今度は落穂などの残り物を目当てに雀などが集団でやって来る。

 毎年見慣れた風景が繰り返される。

 
 (休止中のコンバインと鳥たち)

 作業を一時中断したコンバインの周りには、沢山のアオサギやシラサギが次の作業開始まで休憩中だった。

 刈り取られた籾は、いろいろな方法で乾燥させる。

 山間部などでは、架け乾しも見られるが一般的には乾燥させた後、籾摺り機にかけられ玄米の状態で30Kgごと袋詰めにされ出荷される。

 昔は米俵は60Kgで1表と言い、簡単に一人で持ち上がる量ではなかった。

 米俵をちゃんと持ち上げることの出来る者が、田舎では立派な男だった。

 我が家に新米を届けてくれる農家の人は、軽トラで30Kgの袋を積んで玄関まで運んでくれる。

 保管する場所まで家の中でも運ぶと言われるが、さすがに気の毒で自分で運ぶことにしている。

 ただこの頃は、この1表の半分しかない30Kgの袋でも、持ち上げて運ぼうとは思わない。

 抱えて運んだ時期もあったが、最近は以前使っていた暖房器具を処分したとき残して置いたキャスター付きの台を使っている。

 
 
 1袋を乗せて、コロコロと転がし台所横の収納部まで運ぶ動作を数回繰り返す。

 収納部には、木炭やお菓子などに入っている用済みの乾燥剤、それに最近は近所のドラッグストアから安くてしかも除湿効果抜群のものを買って置いている。

 去年の玄米も残り少なくなっているので、早く新米が来ないかなと思っているが、農家にも都合があるのでじっと待つことにする。

 「浴槽の窓開けさせる秋の虫」・・・・しろ猫

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