昨日は「奥の細道コース」完歩で目出度しめでたしだった。
優雅な野辺歩きばかりをUPしたのだが、優雅ではないものにも遭遇した。
(阿蘇の噴煙)
警戒レベルを引き上げるか、などと迷わせるような煙や火山性振動もチラホラ。
天気予報でも、もし噴火した場合の煙の流れる方向は、などと図示してくれる始末。
いよいよ、春も本格的になりそうなのだから、お静かに願いたい。
さて・・・野辺のコースを歩いていると・・・。
(X線写真?)
数ヶ月前の日暮れの時間帯に、シルエットが怪獣のように見えていた蔦の絡まった木である。
完全に蔦に絡め取られて、光合成が出来ず枯れてしまい枝はX線写真の骨のよう。
(数ヶ月前の怪獣の面影)
手前の大きく映っている方は、道路脇の看板に絡みついているもの。
夕闇の中で、まだ葉っぱの青々した蔦が絡みついて怪獣のように見えていた。
それがナント・・。
X線写真なら骨の部分は、既に枯れてしまった立木である。
周りに絡みついている蔦は、冬で葉っぱを落としているだけで春以降は復活する。
しかし、木は復活できない。
(蔦に覆われた耕作放棄地)
辺りは耕作放棄地で、一面に蔦が繁茂している。
蔦類は放置すれば、生態系を脅かすほどの勢いで繁茂する。
車が通らなかったらアスファルト舗装の道路でも平気で横断する。
春の野辺歩きで、こうした耕作放棄地や手入れをされない小さな林が覆われていくのをよく目にする。
一旦人が開いた自然は、手を加え続けないと元より悪くなる。
「調子良く自縄自縛の縄を綯う」・・・しろ猫
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