カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

江津湖畔の句(歌)碑めぐり(その2)

2020-09-17 10:46:54 | 熊本地震
 今日は朝から雨模様の天気だし、昨日に引き続き江津湖畔の句(歌)碑めぐりの記を。

 マップに従って、動物園側(下江津)から上江津湖の方に遊歩道を歩く。

 江津湖を跨ぐ2本の橋の内の、植物園側の江津橋の下をくぐって水辺沿いの遊歩道は続く。

 
 (江津湖で一番狭い箇所)

 この2本の橋(斉藤橋と江津橋)の間に、句(歌)碑が4基比較的まとまって建っている。

 
 (安永蕗子の歌碑)

 「はなびらを 幾重かさねて夜桜の あはれましろき 花のくらやみ」・・・・安永蕗子

 数々の賞に輝く、現代日本歌壇の大御所の歌。

 
 (藤崎久をの句碑)

 「蜻蛉に空あり 人に汀あり」・・・・藤崎久を

 で、汀を眺めてみると・・・。

 
 (湖畔の彼岸花)

 白い彼岸花が沢山咲いていた。

 直射日光の強い日だったが、適度に植栽がなされた遊歩道は日陰を求めて歩くことも出来る。

 日常的に歩いて運動しているらしい人達とも時々出会う。

 
 (有働木母寺の句碑)

 「流れゆく 水葱に照り添い 江津の月」・・・・有働木母寺(もっぽじ)

 水葱という字が読めなかった。

 帰って辞書で調べたら「なぎ」と読み、ミズアオイの古名とあって季語は夏。

 月が主役の句のようだから、季節は秋か。

 
 (綴敏子の歌碑)

 「天霧らひ 雪降る湖に寂かなる 光はありて 鴨ら相寄る」・・・・綴敏子

 季節は冬、天霧(あまぎり)に包まれたように曇って見える日。

 確かに冬の江津湖は、湧水のため凍ることがなく渡り鳥の天国。

 
 (富永兆吉の句碑)

 「音のよさ まいっ時櫓で 漕いでくれ」・・・・富永兆吉

 東バイパスに架かる橋の直ぐ西側の遊歩道沿いにある句碑。

 ただし、遊歩道が一部二股に別れているので湖畔沿いの遊歩道を進む。

 肥後狂句の一句で、櫓で船を漕いでいた頃の古い和船で、多分櫓べそといわれる部分の、ぎ~っぎ~っという音だろう。

 
 (中村汀女の句碑)

 「つゝじ咲く 母の暮らしに 加はりし」・・・・中村汀女(ていじょ)

 石の文字は、苔むして殆ど読めない。

 中村汀女の生家の庭にあった碑を、ここに移設したものらしい。

 日本を代表する俳人で、江津湖が作句活動の拠点。

 実は、二股に別れた遊歩道のもう一方を歩いてしまい、帰りにやっと出会ったのが、中村汀女と富永兆吉の句碑。

 句碑はまだ江津湖の上流部へと続くが、本日これまで。

 また、明日の心なのだァ。

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