二月二十三日(木)曇り。
皇太子殿下五十七歳のお誕生日。皇居を拝し、ご皇室の弥栄を祈念し、皇太子殿下のお誕生日を寿ぐ。
毎日、風が強い、天気のニュースでもシャレているのか、春二番、三番などと言っているが、一風ごとに暖かくなって貰いたいものだ。最近、井土ヶ谷駅前の「マルエツ」というスーパーが好きになって、かなりの頻度で買い物をしている。何が良いかと言えば、下町のスーパーなのに品ぞろえが良く、鮮魚、肉類などの質が良いのだ。もちろん「そごう」などとは比べようもないが、この値段ならば、「イイネ」が三度ほど押せる。
以前は、それほどでもないと言う印象だったが、今では、我が家の台所のようになっている。そのマルエツのすぐ近くに、サミットと言う大型のスーパーが出来たことで差別化を図るために、努力したのだと思う。庶民にとっては嬉しいことだ。昨日も、「三浦の生わかめ」を買った。私は、この生わかめが好きで、目にすると必ず買う。みそ汁に入れる時に、鮮やかな緑色になるのを見るのも食欲をそそるし、キュウリと和えて三杯酢で食べるのも美味しい。新玉ねぎに、春のワカメ。季節感があって良い。久しく、「金沢八景の乾燥わかめ」を食していないので、ネットで注文してみた。届くのが待ち遠しい。
パソコン机の横には、資料のための本が二、三十冊ほど置いてある。二割程度は、交換するが、野村先生の『銀河蒼茫』など、常備の本が多い。そんな本の中に、必ず目を通すのが、『漢詩一日一首』(一海知義著・平凡社)である。「春」の中に、宋の陸游の「落梅」があって、声に出して読んでみた。
酔うて落梅の一両枝を折る
桃李の自ら時に逢うを妨げず
向来(きょいうらい)氷雪の凝ること厳しき地に
力(つと)めて春の回(かえ)るをすすむるはついに是れ誰ぞ
酒の酔いにまかせて散り残る梅のひと枝ふた枝を手折ってみた。桃やすももがほどよい季節を自ら選んで花咲かせるのを、とやかくはいうまい。しかし、「向来(きょうらい)」、かねてからそうなのだが、氷や雪のきびしくはりつめたこの大地に、花咲く春をよみがえらせようとけなげに努力しているのは誰なのか。桃ではない。すももでもない。梅ではないか。(同書より)
野村先生の『銀河蒼茫』の春の句の中に、白梅を愛すごとくに 正義をも がある。そんな政治家が少なくなった。そう言えば、私が役員の末席を汚している民族革新会議の「会歌」は、「梅と兵隊」だった。
皇太子殿下五十七歳のお誕生日。皇居を拝し、ご皇室の弥栄を祈念し、皇太子殿下のお誕生日を寿ぐ。
毎日、風が強い、天気のニュースでもシャレているのか、春二番、三番などと言っているが、一風ごとに暖かくなって貰いたいものだ。最近、井土ヶ谷駅前の「マルエツ」というスーパーが好きになって、かなりの頻度で買い物をしている。何が良いかと言えば、下町のスーパーなのに品ぞろえが良く、鮮魚、肉類などの質が良いのだ。もちろん「そごう」などとは比べようもないが、この値段ならば、「イイネ」が三度ほど押せる。
以前は、それほどでもないと言う印象だったが、今では、我が家の台所のようになっている。そのマルエツのすぐ近くに、サミットと言う大型のスーパーが出来たことで差別化を図るために、努力したのだと思う。庶民にとっては嬉しいことだ。昨日も、「三浦の生わかめ」を買った。私は、この生わかめが好きで、目にすると必ず買う。みそ汁に入れる時に、鮮やかな緑色になるのを見るのも食欲をそそるし、キュウリと和えて三杯酢で食べるのも美味しい。新玉ねぎに、春のワカメ。季節感があって良い。久しく、「金沢八景の乾燥わかめ」を食していないので、ネットで注文してみた。届くのが待ち遠しい。
パソコン机の横には、資料のための本が二、三十冊ほど置いてある。二割程度は、交換するが、野村先生の『銀河蒼茫』など、常備の本が多い。そんな本の中に、必ず目を通すのが、『漢詩一日一首』(一海知義著・平凡社)である。「春」の中に、宋の陸游の「落梅」があって、声に出して読んでみた。
酔うて落梅の一両枝を折る
桃李の自ら時に逢うを妨げず
向来(きょいうらい)氷雪の凝ること厳しき地に
力(つと)めて春の回(かえ)るをすすむるはついに是れ誰ぞ
酒の酔いにまかせて散り残る梅のひと枝ふた枝を手折ってみた。桃やすももがほどよい季節を自ら選んで花咲かせるのを、とやかくはいうまい。しかし、「向来(きょうらい)」、かねてからそうなのだが、氷や雪のきびしくはりつめたこの大地に、花咲く春をよみがえらせようとけなげに努力しているのは誰なのか。桃ではない。すももでもない。梅ではないか。(同書より)
野村先生の『銀河蒼茫』の春の句の中に、白梅を愛すごとくに 正義をも がある。そんな政治家が少なくなった。そう言えば、私が役員の末席を汚している民族革新会議の「会歌」は、「梅と兵隊」だった。