六月四日(火)晴れ。
大して通った訳ではないが、老舗が様々な理由で店を仕舞うと言うことは、寂しいことだ。好きな「酒のみ」ブログを読んでいたら、私の事務所の一山下にある、焼きそばで有名な、「私立探偵濱マイク」にも出ていた「磯村屋」が閉店したと知った。そのお店の前にあったパン屋「三貴屋」も前を通ってもいつも閉っている。ここもやめてしまったのだろうか。中学生の時に、学校の近くにあった中田のパン屋の味によく似ていて、(そのお店で一級上の水泳部のイノセノリコさんに会うと胸が高鳴った)懐かしさでたまに買って帰ったが、残念ながら家族には不評だった。
また、伊勢佐木町の老舗蕎麦屋、創業は明治でヨコハマ縁の作家、山本周五郎が贔屓にしていた「出嶋屋」が閉店してしまったとのこと。中華街の「安記」の前にあった喫茶店「ブラジル」も、つい最近店を閉めてしまった。店主が老齢で後継ぎがいないなどの理由があるのだろうが、町の歴史がポツリ、ポツリと消えて行くようで、何だか寂しさが募る。私の好きな伊勢佐木町の洋食の「コトブキ」も、オカアサンが、「主人が歳なので、調理場に立てなくなったら、閉めるかもしれませんね」と言っていた。まあ無責任な第三者なのだから、現実を受け止めるしかない。
考えてみれば、私が生まれ育った町で、子供のころから営業をしているお店などほとんどない。仕舞屋であった所は、いつの間にかビルが建ち、以前は何があったのだろうかと、中々思い出せない。私の好きな「やまと」など、親子二代で六十年も続いている店の方が稀なのだろう。夕方から東京行き。車中でつらつらそんなことを考えていた。
お世話になっている方から招待され、京王プラザの中華料理店にて豪華な食事。談論風発、楽しい一日だった。
大して通った訳ではないが、老舗が様々な理由で店を仕舞うと言うことは、寂しいことだ。好きな「酒のみ」ブログを読んでいたら、私の事務所の一山下にある、焼きそばで有名な、「私立探偵濱マイク」にも出ていた「磯村屋」が閉店したと知った。そのお店の前にあったパン屋「三貴屋」も前を通ってもいつも閉っている。ここもやめてしまったのだろうか。中学生の時に、学校の近くにあった中田のパン屋の味によく似ていて、(そのお店で一級上の水泳部のイノセノリコさんに会うと胸が高鳴った)懐かしさでたまに買って帰ったが、残念ながら家族には不評だった。
また、伊勢佐木町の老舗蕎麦屋、創業は明治でヨコハマ縁の作家、山本周五郎が贔屓にしていた「出嶋屋」が閉店してしまったとのこと。中華街の「安記」の前にあった喫茶店「ブラジル」も、つい最近店を閉めてしまった。店主が老齢で後継ぎがいないなどの理由があるのだろうが、町の歴史がポツリ、ポツリと消えて行くようで、何だか寂しさが募る。私の好きな伊勢佐木町の洋食の「コトブキ」も、オカアサンが、「主人が歳なので、調理場に立てなくなったら、閉めるかもしれませんね」と言っていた。まあ無責任な第三者なのだから、現実を受け止めるしかない。
考えてみれば、私が生まれ育った町で、子供のころから営業をしているお店などほとんどない。仕舞屋であった所は、いつの間にかビルが建ち、以前は何があったのだろうかと、中々思い出せない。私の好きな「やまと」など、親子二代で六十年も続いている店の方が稀なのだろう。夕方から東京行き。車中でつらつらそんなことを考えていた。
お世話になっている方から招待され、京王プラザの中華料理店にて豪華な食事。談論風発、楽しい一日だった。