白雲去来

蜷川正大の日々是口実

独裁者と王様の違いは?

2022-03-06 17:11:53 | 日記

2月25日(金)曇り。

一日事務所で機関誌の編集。私の事務所は、火の気がない。本と資料ばかりなので、万が一の火事を恐れるからである。暖かい物を取ろうとすれば、電子レンジかお湯を沸かすポットしかない。事務所に行く途中で弁当やインスタントの味噌汁を買って、ボソボソと食べる。事務所の並びに飲料自販機があったが、なぜか撤去されしまったので、携帯用の保温ポットでコーヒーを持って行く。仕事に飽いたら、適当にCDをかけ、書棚から適当に本を取って読む。本当は一日居ても飽きないのだが、寒いのでこの時期は三、四時間が限度である。年々、寒さ暑さに耐えがたくなった。

早くロシアとウクライナの戦争が終わって欲しいと思うのは誰しもが思うこと。開高健さんの『食卓は笑う』(新潮文庫)という本がある。食卓でのホットな小話をまとめたものだが、その中の話をそのままパクッて、たまに酒席で使わせてもらっている。こんな話がある。

「独裁者と王様の違いは?」。「ハッキリしています」。「何でしょう?」「王様なら誰でもその父親のことをよく知っていますが、独裁者の父のことは誰も知りません」。この話が好きだ。さて誰を思い浮かべるでしょうか。

夜は、鳥鍋とブリの刺身を肴で独酌。お供は「黒霧島」。


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