白雲去来

蜷川正大の日々是口実

忙中に閑あり。

2018-12-28 11:10:21 | 日記
十二月二十五日(火)晴れ。

クリスマスか。何歳ぐらいまでだろうか、クリスマスのイベントが楽しいなんて思っていたのは。子供が小さい頃には、部屋にクリスマスの飾りをして楽しんだこともあったが、最近では、ほとんど何もしていない。ただ、世間並みに?二十三日には家族で食事に出かけたのが、久しぶりの我が家の行事だった。

クリスマスの朝は、鮭の山漬け、タラコ、野沢菜漬け。昼は、突然、「たぬきそば」が食べたくなって、松原商店街の近くの蕎麦屋に入った。とても愛想の良い女性がいて、帰り際にサービス券を頂いた。見てみると「サービス券五枚で五十円引き」とあった。もし五枚溜まったとしても、それを出して五十円安くしてもらうだけの勇気がない。様々な用事を済ませて事務所から帰宅。

夕食は、松原商店街で仕入れたマグロとブリの刺し身、筋子、タラコを肴に酔狂亭で独酌。

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廊下、いや老化だ。

2018-12-26 08:15:54 | 日記
十二月二十四日(月)曇り。

暖冬のせいか、それほど寒くない。寒がり屋の私としては有難い。朝食は、白菜と豚肉のあんかけ、筋子、タラコ、ほうれん草の味噌汁。昼は、筋子のおにぎり一つ。夜は、町内の仲良しさんたちとの月に一度の食事会を「たつ屋」にて。その後、お世話になっている方々と「クリスマス会」があるので出席。Vシネマの帝王と言われている岡崎二郎さんを囲んでの飲み会。「甕雫」の「極」を飲み過ぎて、久しぶりの大破・轟沈。

私の愛用している楠本憲吉の「歳時記」に、忘年会、すなわち「年忘れの宴」は、江戸時代からある民間の慣行であった。とあった。江戸時代にはどんな所で忘年会を行ったのだろうか。そしてどんな肴で飲んでいたのか、何か分かるような本があったならば、是非読んでみたいものだ。

映画館へ行くことがめつきり少なくなった。今年も数えるほどしか行っていない。最近の映画館は、音響や映像もとても良く、更に入場料も安い。特に、私には「シニア割引」という特典もある。八月に「ミッション・インポシブル」を見たのが最後だ。映画館に行かなくなった理由の一つに、トイレがある。どうしても映画の一番良い所、すなわち後半部分に我慢が出来ずトイレに立つ。用を足して席に戻ってくるまで五分程度だろうが、その五分にクライマックスが上映されることが多い。だから、DVDになってから家でのんびりと酒でも飲みながら見る方が落ち着くし、楽しい。

トイレに急ぎながら廊下を小走りに歩いていると、廊下いや老化、老化と言う言葉が頭の中をグルグル回る。困ったものだ。

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天長節。

2018-12-25 12:10:38 | 日記
十二月二十三日(日)雨のち曇り。天長節。

起床後に、玄関に国旗を掲げ、今上陛下のお誕生日をお祝いし、皇居を遥拝。平成最後の天長節。皇居はお祝いする人たちで溢れるだろうなと思っていたら、ニュースでは八万人以上の人が訪れたと言う。テレビで陛下のお言葉を聞き、感動して涙が出た。今日のよき日は 大君のうまれたまひし よき日なり。の「天長節の歌」をパソコンで聞く。


男女の高校駅伝を録画して、事務所にて機関誌の編集。夜は、久しぶりに家族が揃ったので西横浜の「オアジ」に食事に行く。昨日、予約をしておいて良かった。案の定満席である。オーナーシェフと奥さんとの二人でやっている店だが、シェフの手が早くて(女ではありません)どんなに混んでいてもあっという間に料理が出る。必ず頼むのは「シラスのピザ」。その昔、シチリアにいたことがあると言うシェフのファンである。近所に住むご夫妻を呼ぼうとしたが、ずっーと満席で席が開かずに断念した。珍しく一軒だけで帰宅。録画しておいた全国高校駅伝を見るが、途中で寝てしまった。明日は、新聞を見る前に録画の続きを見なければ。

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シクラメンの香り。

2018-12-25 11:42:30 | 日記
十二月二十二日(土)曇り。

朝食は、鮭、納豆、ほうれん草の味噌汁。典型的な日本の朝食だ。昼は抜いた。夜は、牛筋の煮物、ズワイガニ。ふふふと頬がゆるむ贅沢な夕食だ。

昼から事務所の片付けに行く。在庫の本が山積みとなっていて足の踏み場もない。開いているのは事務机の上だけだ。終了後に愚妻に迎えに来てもらい横浜橋商店街へ買い物に出かけた。師走の商店街の喧騒の中に身を置いていると、大して金もないくせに幸せな気持ちになる。肉屋で和牛の「牛筋」を見つけたので即買。夜の肴を仕入れて帰宅。

花屋さんに「シクラメン」が沢山並んでいる。すぐに頭に浮かぶのが布施明の「シクラメンの香り」。真綿色、薄紅色、薄紫といったそれぞれのシクラメンが歌われている。玄関が狭いうえに、荷物が山積していてシクラメンを置くスペースがない。少し片づけて、「出逢いの時の君のような」真綿色のシクラメンを飾ってみるか。

そのシクラメンだが、花言葉が良くない。「嫉妬・疑惑・猜疑」などだ。だから、結婚式やお祝いの席には敬遠される。シクラメン花のうれいを葉にわかち。とは久保田万太郎の句である。夜は酔狂亭にて独酌。

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国際捕鯨委員会(IWC)を脱退だって。

2018-12-24 13:57:21 | 日記
十二月二十一日(金)晴れ。

午前中に病院へ行くので朝食は抜いた。常備薬を貰うのだが、六種類二十日分で一万円近い。高いか安いか分からないが、「命の値段」と思えば、高いなどとは行っていられない。帰宅後に遅い朝食。辛い鮭の切り身に野沢菜のおしんこ、笹かまぼこにトロロコブのスープ。夜は、テレビの「モニタリング」という番組で、大食いの女史が相撲取りと「ちゃんこ」を食べて、驚かす。と言うものを見て、急にちゃんこが食べたくなって、家族で鍋を囲んだ。

今日は、内科医、歯医者、お世話になっている方にご挨拶してから事務所にて、様々な手紙を六通。何かと忙しかった。報道では、日本政府が商業捕鯨を再開するため国際捕鯨委員会(IWC)を脱退する方針を固めたと報じた。鯨かぁー。子供の頃に食べたのは、鯨の角煮とベーコン。関西には、鯨専門の肉屋があると聞いていたが、横浜辺りでは、普通の肉屋の片隅に置かれていた。私は、鯨の肉を買ったと言う記憶がない。そして「美味しく食べた」と言う記憶もない。鯨は日本人の食文化と言うが、申し訳ないが、そういった意識が私にはない。

「国際捕鯨委員会(IWC)を脱退」と聞くと、連想ゲームのように頭によぎるのは、満州国の建国を巡る意見の対立で、国際連盟から脱退したことだ。全く内容は違うが、IWCからの脱退もかなりの勇気と決断が必要だったに違いあるまい。有隣新書刊の『神奈川の記憶』の第六十五話「全権松岡洋右の帰国」によれば、「昭和八年四月二十七日、横浜の港は人波で埋まっていた。正午のサイレンが鳴るころ、日本郵船の浅間丸が姿を現した。政府や軍の高官、知事、市長らの乗った歓迎の小型艇が何隻も付き従っていた。朝日新聞はその模様を一面トップで報じている。『船体が岸壁に横づけとなるや万歳の歓呼の声が怒濤のようにわき上がった。力強い上陸第一歩を印する瞬間、歓呼は爆発して一種壮烈なシーンを展開した』数万と伝わる大群衆が待ち構えたのは松岡洋右。首席全権として派遣されたスイス・ジュネーブの国際連盟からの帰国だった。『正義日本のために雄々しく戦った自主外交の勇将松岡帝国代表が元気で帰国して来たのだ』。記事には高揚感が漂う」とある。

ここまででなくとも良いが、鯨愛好家の皆さんからの、国際捕鯨委員会(IWC)を脱退歓迎の声が上がっても良いものではないか。
 

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