INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

2009年4月1日ダイヤ改正(1)

2009年03月29日 |   ┣ ダイヤ改正2009
3月23日に引き続き、来る4月1日にもダイヤ改正が行われる。
今回は福岡地区以外がメインであり、TGWさんからも情報をいただいたが、飯塚を通らない福岡~田川特急の新設なども行われる。

・香椎ローカル「2番」(古賀駅~青柳~西鉄香椎)の廃止など
今年3月末までに古賀市内の路線バスを廃止したいという西鉄の意向表明を受け、古賀市では、バスの利用状況調査や住民の意見聴取などを行ってきた。
しかし結局、4月以降も補助金を入れて当面存続させ、一部を除き廃止は行われないことが先日決まっていた。
「一部を除き」の「一部」というのが、古賀市域を出て新宮町~福岡市東区まで運行する「2番」である。

この「2番」は、かつての「22番 こもの線」を祖先に持つ由緒正しい路線だった。
個人的にも非常に好きな路線であり、このブログでも幾度となく取り上げてきたのだが、今回ついに廃止である。
実際には現時点での運行本数も非常に少なく、実質的に廃止されているような状態だったことから、21世紀のはじめまで存在し続けたことに対してむしろ敬意を表するべきなのかもしれない。
ただ、朝の通勤時間帯に3号線で「2番」の古賀駅行きとすれ違うことがたまにあるのだが、お客さんがゼロということはなく、いつも2~4人乗っていたので、実際に利用されていた方にとっては気の毒な話である。

この路線のみが通る区間のバス停は廃止となってしまう。
太閤水」「青柳町構口跡」など、かつて取り上げた趣のある名前や、1週間に1本だけしかバスがこない「青柳四ツ角」も消えてしまう。
旧街道を通るこの路線には、採算性だけでは割り切れない「文化財的価値」もあったと思えるだけに非常に残念である。

一方、春からも存続する古賀市内のみを走る路線(「131番」「132番」など)については、「無番 古賀駅東口~グリーンパーク古賀線」が、新たに開業するJR「ししぶ駅」に立ち寄ることになる以外は大きな変更はないもようである。
路線再編や乗り場再配置など、利用者を増やすための見直しがないまま存続させても、状況はあまり変わらないのではないだろうか。
古賀市に寄せられた住民の意見の中には頷けるものもあり、補助金(=税金)を使って存続させるのならば、もっと行政側が主体となった働きかけも必要と思われる。

ちなみに今回の「2番」廃止により東区の産業大学南口~香椎間にはバス路線がなくなってしまうようだ。
余計な心配かもしれないが、何らかの免許維持路線は必要なかったのだろうか…?。

・西鉄宮地岳線代替バスの一部廃止
西鉄宮地岳線部分廃止西鉄新宮~津屋崎間)に伴い開設された代替路線のうち、旧西鉄福間駅周辺地区の救済を目的としていた「1-3番」(西福間三丁目~JR福間駅~光陽台六丁目)が廃止となる。
わずか2年間という短命であった。
道路幅員の問題からか、かなり遠回りをして福津市中心部に出るルート設定であり、鉄道廃止以前と同等の利便性維持にはほど遠い路線だったので、廃止も致し方ないのかもしれない。
一方で、代替路線のメインである「5番」のほうは、「半年後や一年後には、半分以下に減ってしまう可能性もかなりありそう」と書いていたのだが、今回はJR古賀駅乗り入れがなくなるのみで、本数の変更はないようだ。
いずれにせよ、「代替バス」というものは、運行開始からあまり時間が経たずに廃止になったり大幅に減らされてしまうことがよくあるので、このへんは注意が必要である。

・水巻町内の西鉄路線廃止
水巻町内を走る西鉄路線バス「63番」「64番」が廃止となり、町内のバス輸送は北九州市営バスに移管される。
八幡西区~直鞍・中遠地区を結ぶ「60番台」のバスは個人的にはとても好きだったのだが、ここ数年の間にみるみるうちに衰退してしまった。
今回の廃止は、単に水巻町内から西鉄バス路線がなくなる、ということにとどまらず、北九州~筑豊間の西鉄バス路線のネットワーク崩壊がさらに進行することを意味していると言えそうだ。

・太宰府市コミュニティバス「まほろば号」に新路線開設
太宰府市役所と梅ケ丘、高雄地区を結ぶ「7番」が新設される。
まほろば号」の中では、西鉄都府楼前駅を起点としない珍しいパターンである。
自治体のコミュニティバスには、運行開始以来ほとんどダイヤやルートに手を付けないというケースも多いが、「まほろば号」については、常に進化を続けている感じである。
(つづくかも)
コメント (11)
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2009年3月23日ダイヤ改正(4)

2009年03月19日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
ようやく西鉄のサイトでも改正の詳細が発表され、新時刻検索もできるようになったので、これらの内容及び前回までの記事にいただいたコメント等も踏まえて記述していく。

・「73番」経路変更
浜田~松田間のルートが、現在の「浜田~松田」から、「浜田~松島一丁目~原田一丁目(新設)~松田」に変更となる。
3号線博多バイパスに入る前になるべくたくさんお客さんを拾っておこうということだろうか。
松島・原田地区からJR九州バス、もしくは箱崎駅乗り換えなどで博多駅に向かっていた人を取り込むことができれば「成功」ということなのだろう。
余談だが、卸会館前と浜田の間に「流通センター西」というバス停があるが、ここには香椎ローカル線の「3番」のみが停車して、他の路線は停車しない。
もうひとつ余談だが、「73番」が新設された当時は、博多駅から先、昭和通り経由で天神まで運行されていた。

・「無番」桜ケ丘第四~志免役場線の廃止
コメントでも情報をいただいたが、かつて取り上げたこの路線も廃止となってしまう。
町の「福祉巡回バス」も走っており、路線バスとしてはもう必要ないということなのだろうか。
イオンモールルクルなどに延長するなど、いろんな応用も考えられただけに残念である。

「370番」「390番」のルート一部変更
蔵本と都市高速千代ランプの間に新たに「呉服町」と「蓮池」にも停車するようになる。
都市高速に入る前になるべくたくさんお客さんを拾っておこうということだろうか。
そういえば、かつては宇美・志免地区からの都市高速路線は、桜ケ丘方面に向かうものは蔵本→千代ランプ、亀山方面に向かうものは蓮池→千代ランプというルートを走っていた。

・「114番」に金山団地経由の新設
「18番」廃止に伴う代替措置のようだ。

・「2-9番」のルート短縮及び延長
下りがこれまでの四箇田団地から「賀茂駅」までの運行に変更となる。
一方、上りの一部が藤崎から「国立医療センター」まで延長となる。
平日の運行本数は現在の約3/4に減る。
いろいろなしがらみもあるので、賀茂線自体が廃止されることはない(と思われる)が、今後も本数が減る可能性はありそうだ。
また、賀茂駅から郊外部の、次郎丸六丁目、歯科大総合病院前については、上りが土曜日早朝一本だけとなり、免許維持路線化される。
この付近は、次郎丸中学校東交差点~次郎丸交差点間、田隈小学校西交差点~野芥交差点間も免許維持区間であり、つい最近までは田隈新町交差点~賀茂二丁目交差点間もそうであった。
はっきり言って免許維持区間を「作り過ぎ」であり、このあたりはやや反省すべきではないだろうか。

・「22番」の免許維持路線の廃止
土曜日に一本だけ残していた東郵便局経由のルートが廃止となる。
この区間にバスが走っていたのは実質9ヶ月であり、「幻の区間」である(ただ、香椎浜の花火大会のときは迂回してこの区間を通ってはいるが)。

「ダイヤ改正」についてはみなさんの関心がとても高いようで、3月17日のアクセス数は、1511PV、298IP、gooブログ中2003位と、(おそらく)過去最高を記録した。
たくさんの方に読んでいただき、ありがたい限りである。
あわせて、追加情報などをコメントでいただき、たいへん感謝しております。

今回の改正ではこれ以外にもまだまだ細かい変更がいろいろあるのだが、年度末で本業も忙しいため、私が勝手に意見を述べるのはこれくらいにしておく。
また書きたいことが出てくれば、続編を書くつもりである。
(つづくかも)
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2009年3月23日ダイヤ改正(3)

2009年03月18日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
前回までの記事は、バス停掲出情報やチラシの内容に基づいて書いたものだったが、西鉄のサイトでも公式な発表が行われた(ただし、この記事を書いている17日未明現在、ニュースリリースのPDFのみで時刻検索はまだできない)ため、ここからは、サイトからの情報や前回までの記事にいただいたコメント等も踏まえて記述していく。

・行先番号の統一(補足)
先日書いた以外にも、
 天神から西公園ランプ経由タワー方面行きはすべて「305番」に、
 天神北ランプを降りた住吉経由の博多駅はすべて「5番」に、
それぞれ統一される。
前者については、今回の改正で実現しそうな予感がしていた。
なお、番号が切り替わるのは必ずしも「天神から」「博多駅から」という訳ではなく、「切替えポイント」なるものがあり(公式リリースのPDFを参照)、天神や博多駅の前からも変わる場合があるようだ。
ちなみに、「5番」は、昨年春の改正で廃止され、欠番となっていたが、比較的短期間で「復活」することとなった。
今回の変更により、都心部を通るバスの行先番号のバリエーションは一気に減ることになる。
西鉄はもともとバスの番号のことを「系統番号」ではなく「行先番号」と呼んでいるし、「わかりやすさ」という観点からは方向性は間違っていないと思う。
ただ、細かい点を指摘するとすれば、現在「1番」として運行されているうち、「姪浜駅~明治通り~博多駅」の系統は別番号に変更する措置も併せて行うべきだったように思う。
今のままだと、博多駅交通センターには「1番」の天神方面行きがやってくる訳で、混乱のもとのような気がする。
「1番」という番号は、文字通り「一番」わかりやすくしておく必要があるのではないだろうか。
今回の「行先番号の統一」は、行先表示のLED化がもたらした、西鉄バスの歴史上でもかなり大きな出来事だと思う。
たとえ利用者に不評だったとしても、また元に戻すようなことになるとさらなる大混乱を招きかねない(北九州市営バスでも、番号の付け方を試行錯誤しているが、若松と福岡都心部とでは規模が全く違う)。
ある意味「戻れない一歩」を踏み出したと言えそうだ。    

・「39番快速」吉塚営業所系統の廃止
これは前々回書き忘れていた。
この系統は、2007年の春の改正で登場した路線だった。
ただ、正直なところ、どういう利用を見込んで開設された路線なのかかがよく掴めなかったので、廃止と言われてもあまり違和感がない…。

・「45-1番」新設
井尻駅から福岡徳州会病院を通って、女学院、昇町方面に向かう路線が新設される。
徳州会病院には現在、春日市コミュニティバス「やよい」が乗り入れているが、自治体のコミュニティバスなので春日市外からは病院に行くには適していない。
そこで、最寄駅である福岡市南区の井尻駅との間の路線を西鉄が運行するということのようだ。
井尻六ツ角~岡本交差点間には、春日地区の「8番」廃止以来、かなり久々に西鉄バスが走ることになる。
福岡徳州会病院の前の信号に付いている「唐梨バス停」のプレートはどうなるのだろうか。
ちなみに、かつて「45番」が小林町、扇町経由だった頃、山王一丁目経由の便を「45-1番」としていた時期があったため、厳密には「復活」と言えるかもしれない。

・「18番」の廃止
地下鉄七隈線とほとんどの区間を重複しており、乗り換えもそこまで困難ではないことから、ある意味「仕方ない」といえるかもしれない。
ただ、実際の利用者の方からのコメントでは、「18番」には「座って通勤できるというメリットがあった」とのこと。
確かにそうであり、私も同じ境遇にいたら、座って通勤できるならば「18番」を選びそうな気がする。
七隈線開業時は、この「18番」の終点を博多駅から県庁(吉塚営業所)まで延長したりもしたのだが、今になって考えるとかなり無謀な挑戦だったと言えそうだ…。

・「61番」片江営業所行き、福大病院行きの廃止
61番」のうち、旧「60番 桧原循環線」を引き継いだ上記2つの行先が廃止される。
福大病院~片江~屋形原方面の「横の移動」は、大橋ローカルの「6番」だけで十分ということだろうか。
以前、「61番」を分割して、片江営業所行き、福大病院行きは「60番」としてはどうかと提案したことがあったが、その必要はなくなってしまった…。

・「303番 急行」増便と、マリノアシティ→天神・博多駅の「直行」新設
今改正の大きな柱のひとつのようだが、個人的にはそこまでコメントはない。
ただ、もともとマリノアシティは昭和バスのエリアであり、博多駅~天神~マリノアシティ線もそもそもは昭和バスが運行していたことを考えると、「昭和バスいじめ」に見えてしまうのである…。

・西南中高前、愛宕浜三丁目経由能古渡船場行きの「エコルライナー」新設
西南生に加え、福女生も利用できるようになる。

「80番」博多駅~キャナル~天神~中央埠頭線が平日も運行
韓国からの旅行者は平日にも多いということなのかな?。

・「68番」国立医療センター行き廃止
すべて福浜行きとなるようだ。
長浜地区~医療センターの直通便はなくなるが、それ以外については、「4番」「4-1番」「6-1番」など、一般道路経由の路線も充実してきていることから、そちらを利用してくれということだろうか。

・「3番」の早良営業所行きを減らして星の原団地行きを増便
地下鉄七隈線の影響がじわじわと出てきているということだろうか。
干隈~野芥あたりの渋滞は、地下鉄に乗り換えさせるためにわざと放置しているのかな?などと考えてしまう…。
(つづく)
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2009年3月23日ダイヤ改正(2)

2009年03月17日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
前回取り上げた、この春のダイヤ改正にて新設される「420番」「410番」のチラシである。

それぞれのルートは以下の通り。

「420番」
【雑餉隈営業所~麦野~麦野三丁目(新設)~麦野一丁目~板付七丁目~板付団地第一~板付~西月隈三丁目~(月隈ランプ~都市高速~千代ランプ)~蓮池~(都心向けは昭和通り、郊外向けは明治通り)~天神】

「410番」
【雑餉隈営業所~麦野~新屋~板付~半道橋~(榎田ランプ~都市高速~千代ランプ)~蓮池~(都心向けは昭和通り、郊外向けは明治通り)~天神】

平日の運行本数は、「420番」の雑餉隈→天神が27本、板付7丁目→天神が28本、天神→雑餉隈が28本となっている。
一方「410番」は、雑餉隈→天神が4本、天神→雑餉隈が3本、天神→新屋が1本となっており、都心向けは夕方のみ、郊外向けは朝のみの運行である。

「410番」は、夕方の都心向け、朝の郊外向けなど、乗客が少ない時間帯に「420番」のルートを「だらだらと」走るともったいないことから、その「節約」のための路線という位置づけのようだ。
また、下りの「新屋行き」というレアな系統は、終点到着後、そのまま板付7丁目から「420番 天神行き」となるということではないだろうか。
「420番」都心向けの、「27本」と「28本」の差がこれに相当するもようである。

「420番」「410番」ともに、都心向けは昭和通り経由、郊外向けは明治通り経由という、かなり珍しい運行形態である。
都心向けが天神郵便局前到着後、天神橋口交差点を左折、さらに天神交差点を左折して、天神大和証券前から郊外向けとなるようである。

500番台」や「600番台」などの都市高速路線は、一般道路経由路線(「201番」「204番」や「49番」「61番」「62番」など)との組み合わせで都心部内ループを行っている。
40番」「41番」「43番」など、板付方面から一般道路経由で都心に向かう路線は、以前は天神までやってきていた(「40番」は西公園、「41番」「43番」は大名二丁目や動物園などまで)が、現在はすべて博多駅止め(「40番」のタワー行きを除く)となっており、天神まで再延長しない限り都市高速路線とのループができないことから、「420番」「410番」は都市高速経由同士でループを行うことになったようだ(ただ、郵便局前→大和証券前と乗ることはできないだろうから、厳密には「ループ」ではないのかもしれないけど)。
かつての志免・宇美方面からの都市高速線や、現在の東部地区からの「直行」のように、都心向けは天神北ランプで降りるという選択肢もあったのではないかと思うのだが、どっちが集客力があっただろうか。

「410番」は、一般道路経由の「41番」の末尾に「0」を付けて「410」である。
一方の「420番」は、既存の「42番」は、大橋駅~井尻~昇町方面というまったく違うところを通っており、「42番」がベースではない。
板付団地を通る「40番」をベースとすれば「400番」が適当なのだろうが、杷木~甘木~二日市を走る「40番」をベースにした「400番」が既に福岡都心部を走っていて使えないという理由からか、「630番」のときと同様、「410」との「並び」を意識して「420」となったようだ。
これを機に、既存の「42番」のほうは、大橋ローカル(もしくは春日ローカル)の番号に変えてもよかったのではないだろうか?
(つづく)
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2009年3月23日ダイヤ改正(1)

2009年03月16日 |   ┣ ダイヤ改正2009
今年の春の大改正は3月23日施行のようだ。
この記事を書いている時点では、西鉄のサイトではまだ発表が行われておらず、新時刻検索もできない状態なので、とりあえずは、バス停掲出から判明する情報を羅列していく。

・「410番」「420番」の新設
今改正の目玉のひとつっぽい。
奇しくも先日「41番 朝倉街道行き」のことを取り上げたが、この「41番」をベースとして、麦野、板付団地、板付地区から都市高速を通って天神に向かう路線が新設される。
これについてはチラシも入手できたので、次回以降詳しく取り上げようと思う。

・行先番号の統一
天神から、吉塚営業所、九大病院、九大前、月見町行きはすべて「1番に」、
天神から、明治通り経由の博多駅行きはすべて「3番に」、
天神から、昭和通り経由の博多駅行きはすべて「2番に」、
それぞれ統一される。
都心部内では行先番号を統一できるのでは?ということはこれまで何度も書いてきて、実際に、中央埠頭や博多埠頭に向かう路線では統一が進んできたが、今回の改正ではそれがかなり拡大する。
上に書いた以外でも、「39番」のタワー行きは博多駅から先は「306番」になるようであり、これ以外にも統一があると思われる。
自分でこうすべきと書いておきながら、現実のものとなってしまうと、味気ないというかちょっと寂しい感じもする(わがままですみません)。

・神学校前と友丘の間に「友丘三丁目」バス停を新設
これまで、神学校前と友丘(かつての友泉第二)の間はかなり間隔が開いていた。
この間にバス停がないのは、道が狭くて、バス停を設置する適当な場所が見つからないからなのか?と思っていた。
今回その問題がクリアーとなったのか、それとも、これまではなから設置する気がなかったのかはわからないが、ようやく新設のはこびとなる。

・「前川町」を「箱崎駅東口」に改称
以前、「前川町」を「箱崎駅東口」に改称してみては?という記事を書いたことがあったが、現実となってしまった。
その記事を書いた際、Tokyo Chikushiさんから「バス停のみに残っていた旧地名はバス停から使われなくなると、本当に消滅しますよ」というコメントをいただいたのだが、本当に消滅することになってしまい、私の書いた記事が影響を与えたなんてことはないとわかっていても、やや「罪悪感」を覚えてしまう…。

・「羽根戸道」を「田村七丁目」に改称
「羽根戸道」という名前は、かつて「2番 羽根戸行き」が、ここから分岐して羽根戸へ向かっていたことの名残りなのだが、その「証人」が消えてしまうことになる。
西区の分割や道路整備により、羽根戸と田村の結びつきも、昔に比べると弱くなったといえるのかもしれない。

・「32番」のうち「イオンモール福岡ルクル」行きを「30番」に改番
欠番となっていた「30番」が久しぶりに復活する。
それにしても、博多駅~空港通り~亀山方面の路線は「30番」「32番」「33番」と、けっこう贅沢に番号を消費しているように見える。

・「210番」が土曜、日祝日も運行を開始
これまで平日限定だったものが全曜日に拡大となる。
千早駅と照葉地区を結ぶシャトルバスが日曜日は運行していないことへの「当てつけ」と見るのは意地悪だろうか?。

以上は、いくつかのバス停に掲出されている情報を総合して書いたものなので、誤りもあるかもしれません。
コメントなどで指摘していただけると幸いです。

今回は、まだまだたくさん変更点がありそうなので、次回以降追々書いていくつもりである。
(つづく)
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2009年2月28日ダイヤ改正(1)

2009年02月21日 |   ┣ ダイヤ改正2009
先日の記事へのコメントで、都市高502さん、KASHIIさんからも情報をいただいたが、来る2月28日より、早良営業所とマリノアシティ福岡を結ぶ路線が、土日祝日のみ、8月30日までの期間限定で運行を開始する。

【早良営業所~飯倉脇山口~藤崎~愛宕下~豊浜団地~マリノアシティ福岡】
という、「3番」の早良営業所~西新間と「9番」の西新~マリノアシティ間を足し合わせたようなルートである。

香椎~マリノアシティ線の失敗という先例を踏まえているからなのか、できるだけリスクを回避したようなルート設定であり、裏を返せば、「面白み」にはいまいち欠ける気がする。
例えば、荒江の先から左折して、昭代、室見三丁目、愛宕一丁目経由とかだったら、ちょっと乗ってみようかな?という気にもなれたかも(失敗のリスクはかなり高まりそうだけど…)。

新路線の番号は「93番」であり、藤崎→早良営業所間のみは「3番」として運行されるようである。

「90番台」の成り立ち、及び、「93番」のもともとのルートについては、以前書いたことがあるのでそちらを参照していただきたい。

現在の「93番」は、
【四箇田団地~早寿園前~飯倉~脇山口~藤崎】
というルートで運行されている(新路線開設後も継続して運行される)。
運行は平日のみであり、終点の藤崎にある早良区役所が開いていない土日祝日は、
【四箇田団地~早寿園前~飯倉~脇山口~西新パレス前】
というルートで「3番」として運行されている。

このことから判断して、現在の「93番」という番号は、「藤崎に行く」もしくは「藤崎から出る」という事象に独自性が見出されて付けられている、換言すれば、「93番」が「93番」たる所以は(四箇田団地~早寿園前~重留新町を通るからではなく)藤崎を通るからだということができる。
そうであるならば、今回新設されるマリノアシティ線が、藤崎→早良営業所間を「3番」として運行するというのは本来適切ではなく、脇山口→早良営業所間を「3番」として運行すべきであろうと思われる。
まあ、こういう矛盾は他にもた~くさんあるので、あまり熱く語ってもしょうがないのだけど…。

ちなみに、このマリノアシティ線、期間限定でありながら、「ご利用状況に応じて、期間の延長もあります」とも書いてあった。
こんなこと別に書かなくてもいいのにね…とも思ったが、運行開始後は、どういう「ご利用状況」になるだろうか…。
(つづくかも)
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2009年1月30日ダイヤ改正(2)

2009年02月16日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
訂正しようと思って忘れていた…(ごめんなさい)。

先日お伝えした照葉地区の改正の概要で、

"「留学生会館前」「香椎浜営業所」と「アイランドシティ」の間の既存ルート上に「香椎浜北公園前」を新設、
 「アイランドシティ」を「アイランドシティ中央公園前」に改称、
 「アイランドシティ」と「雁の巣レクレーションセンター」「雁の巣駅前」の間の既存ルート上に「照葉小中学校前」を新設、
 上記「照葉小中学校前」から枝分かれして「香椎照葉三丁目」を新設、
 既存の「アイランドシティ」行きは「香椎照葉三丁目」行きとなる"

と書いたうち、最後の

"既存の「アイランドシティ」行きは「香椎照葉三丁目」行きとなる"

というのは誤りで、

"既存の「アイランドシティ」行きは「照葉小中学校前」行きとなる、
 新設のシャトルバスのみ「香椎照葉三丁目」行きとなる"

というのが正解でした。
お詫びして訂正します。

千早駅付近を車で通っているとき、新設されたシャトルバスを見かけたが、バス前面の行先表示の部分には「試行運行中」という文字が入っていた。
各方面へ「脅し」をきかせている感じである。
裏を返せば、香椎浜地区~都市高速~天神のラインは、西鉄にとっては「生命線」だということなのかもしれない。

写真は、本件には直接は関係ないが、もし実在したならば照葉地区を通るであろう「575-77番」の終点にある施設の内部。
子供は初めてみるウミガメに大興奮していた…。
(つづくかも)
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2009年1月30日ダイヤ改正(1)

2009年01月27日 |   ┣ ダイヤ改正2009
昨年の12月に、千早駅と人工島(アイランドシティ)を結ぶシャトルバスの試験運行についてお伝えしたが、運行開始が今週末に迫ってきた。

画像は、車内に掲示されていた「お知らせ」。
先日の記事で懸念したように、香椎浜地区での停車停留所は「留学生会館前」一ヶ所だけのようだ。
しかも、朝の時間帯は、この「留学生会館前」にも停車せず…。
西鉄の「香椎浜から都市高速経由で都心に向かう客を絶対に渡さない」という姿勢はかなり露骨である。
シャトルバスの「快速」「直行」という種別は、「言い訳その1」「言い訳その2」とでも読み替えることができそうである…。

また、これに合わせて、停留所の新設と名称変更、既存の路線の延長も行われるもようである。

「留学生会館前」「香椎浜営業所」と「アイランドシティ」の間の既存ルート上に「香椎浜北公園前」を新設、
「アイランドシティ」を「アイランドシティ中央公園前」に改称、
「アイランドシティ」と「雁の巣レクレーションセンター」「雁の巣駅前」の間の既存ルート上に「照葉小中学校前」を新設、
上記「照葉小中学校前」から枝分かれして「香椎照葉三丁目」を新設、
既存の「アイランドシティ」行きは「香椎照葉三丁目」行きとなる、
というのが概要のようだ。

人工島内にバス停が増えることを見据えて、「アイランドシティ」という名称は早めに変えておいたほうがよいと前に書いていたが、今回ようやく実現となった。

なお今回は、KASHIIさん、MOON DOGさんからも情報をいただきました。
ありがとうございました。
(つづくかも)
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