私はたまに路線バスで小さな旅をする。
乗るバスを選ぶポイント、そのキーワードは「狭い道」と「遠回り」である。
45番は、この二大要件を満たしてくれる路線である。
博多駅交通センター13番乗り場を出発。諸岡四角までは広い筑紫通りを普通に走行するが、ここから先が違う。
諸岡2丁目の交差点を右折して、少し狭い道に入り、さらにその先の信号のない交差点を左折する。ここからしばらくは、「まさかこんな道をバスが通るとは!」という幅員の道路を走る。バス停も民家にへばりつくように建っている。
下の山、池の上と停留所を過ぎ、信号を右折すると、JR笹原駅付近である。この辺りも狭い。
JRの踏切、そしてその先の信号を超えると、西鉄の井尻駅に近づいてくる。人や自転車が多くかなり危ないが、スーパーや店舗が建ち並ぶ狭い道をノロノロと進む。
そして井尻駅前の踏切前の交差点に出る。
本来ならここを左折して、井尻交差点方面に向かえばよいのだが、道路の狭さと安全上の問題から普通に左折できないので、いったん右折して、道路沿いにある折り返し場で方向転換して、踏切→井尻交差点方面へと向かうのである。普通にバスに乗っていて、バックする体験なんてなかなか味わえない。
このへんの道路、特に池の上~笹原付近は、現在ならバスが走行できる幅員としては認められないが、おそらく周囲にまだ広い道がない時代に走行を認められたものが、既得権として残っているのだと思われる。
(つづく)
乗るバスを選ぶポイント、そのキーワードは「狭い道」と「遠回り」である。
45番は、この二大要件を満たしてくれる路線である。
博多駅交通センター13番乗り場を出発。諸岡四角までは広い筑紫通りを普通に走行するが、ここから先が違う。
諸岡2丁目の交差点を右折して、少し狭い道に入り、さらにその先の信号のない交差点を左折する。ここからしばらくは、「まさかこんな道をバスが通るとは!」という幅員の道路を走る。バス停も民家にへばりつくように建っている。
下の山、池の上と停留所を過ぎ、信号を右折すると、JR笹原駅付近である。この辺りも狭い。
JRの踏切、そしてその先の信号を超えると、西鉄の井尻駅に近づいてくる。人や自転車が多くかなり危ないが、スーパーや店舗が建ち並ぶ狭い道をノロノロと進む。
そして井尻駅前の踏切前の交差点に出る。
本来ならここを左折して、井尻交差点方面に向かえばよいのだが、道路の狭さと安全上の問題から普通に左折できないので、いったん右折して、道路沿いにある折り返し場で方向転換して、踏切→井尻交差点方面へと向かうのである。普通にバスに乗っていて、バックする体験なんてなかなか味わえない。
このへんの道路、特に池の上~笹原付近は、現在ならバスが走行できる幅員としては認められないが、おそらく周囲にまだ広い道がない時代に走行を認められたものが、既得権として残っているのだと思われる。
(つづく)