スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

滝澤正光杯&投票の基準

2013-10-21 18:52:08 | 競輪
 昨日の千葉記念の決勝。並びは小松崎ー佐藤の北日本,池田ー平原-岡田ー後閑の埼京,三谷-南の近畿で,金子が単騎。
 スタートを岡田が取りにいって池田の前受け。三谷が5番手で,金子を挟んで小松崎が8番手の周回に。残り2周のバック入口から小松崎がレースを動かしにいき,池田を叩いたところで打鐘。巻き返しにいったのが三谷で,ここを追走していた金子までホームで出きり,三谷のかまし先行に。小松崎がすぐに巻き返しにいくと3番手から金子が発進。バックでは三谷の前に出て,この金子に切り替えたのが佐藤。池田も動きましたが前には追いつけず,これを見た平原が自力に転じて捲ると,コーナーから直線で金子を捕えて先頭に。平原追走の岡田が追い込みをかけ,ゴール手前で平原を差して優勝。4分の1車輪差で平原が2着。後閑も1車身差の3着に続いて埼京勢の上位独占。
 優勝した東京の岡田征陽選手は昨年5月の別府記念以来となる記念競輪2勝目。持っている脚力から考えると,初優勝からずいぶんと時間が掛かってしまったような気がします。ここは埼京勢が非常に強力なラインを結成し,その中から優勝者を出そうということで,結束の勝利といえるでしょう。展開としては悪くなったのですが,すかさず自力に転じた2着の平原もさすがというところですし,それを差した岡田もまた立派に仕事をしたといえるでしょう。

 ここで僕が政治に対してどのような心構えで向き合っているのかを説明しておくことは,徒労ではないでしょう。
 僕はスピノザ主義者です。ですからスピノザが哲学する自由と称する事柄を守るためには闘争することも拒みません。現代はスピノザの時代と比較したならば,哲学する自由に対する危機は桁違いに小さくなっているというべきではあるでしょうが,実際にそうした危機は今でもあるのだと僕は認識しています。ですが僕はこのことを政治家に託すということはしません。というよりも他人に付託するということを拒否するといった方が正しいでしょう。これはあくまでも僕自身の個人的信条に属する事柄です。ですからそれが僕の投票行動に反映されるということはありません。闘争が必要な場合には,もっと違った方法を採用します。
 一方,政治についていうならば,僕は基本的に近未来のことを決定する場であると認識しています。これに関する判断は他人にすべて任せます。いい換えれば僕はこの種の政治的判断はしません。任せるというのはいうまでもなく単に決定を委ねるという意味ではなく,というかそういう意味も含まれてはいますが,むしろその決定に従うということが含意されていると考えてください。選挙でどの政党が勝利しようが,それを国民の総意として受け入れるということです。そもそも僕も40歳を超え,12月には43になりますから,近未来についての判断は,もっと若い人たちに任せるべきだろうという思いもあり,その思いがこの判断にさらに拍車をかけています。ただ,現実的には若い人が多く投票しているかといえばそうであるとはいえませんから,このことは僕の精神の中だけで生じているというように理解してもらっても構わないです。
 これらのことが,僕が実際に選挙で投票するときの,少なくとも現時点での基準ということになっています。政治的判断を他人に委ねるような投票というのは,妙な言い回しと思われるかもしれませんが,これはそんなに難しい行動ではありません。最近は選挙というのは事前の予測によって,だれが当選し,まただれが落選するであろうということが,ほぼ分かるからです。
コメント
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