プロの面目を奨励会員が崩せるのか。第44回新人王戦決勝三番勝負第三局。
振駒で藤森哲也四段の先手。▲2六歩△3四歩だと▲2五歩と突く将棋ばかり見ていましたが,この将棋は▲7六歩としました。都成竜馬奨励会三段は横歩取りに誘導。しかし先手は横歩は取らず,ひねり飛車になりました。手順の成り行きから先後ともに変わった構えとなり,中盤の戦いに。
4四で銀が交換され,歩が伸びてきたので受けた局面。先手は▲5三銀と打ちました。狙いは金をどかせて桂馬を跳ね,角の働きを良くすること。そこで先に△8七歩と打ち,▲9七角とさせてから△6三金と引いたのはうまい手順。銀取りですから先手は▲6五桂と跳ねるほかありません。そこで△8八銀と打って角を捕獲。先手は▲8四歩ですが,猶予を与えられた局面でこれしかないのではすでに苦しかったとみるべきかもしれません。△9七銀不成▲同香△5九角と打ち込んで,後手のリードがはっきりしたように思えます。
第2図以下,飛車の取り合いに進展しましたが,後手の攻め足が明らかに早く,後手の勝ちに終っています。
都成竜馬三段が2勝1敗で優勝。奨励会三段の新人王戦優勝は初めて。これだけの力量があるのですから,ぜひともプロになってもらいたいと思いますし,たとえば三段リーグの次点1回と同じポイントを与えるといった制度があってもよいように思えます。将棋を観戦するのが初めてでしたが,全体的に,受けに力を発揮するという印象が残りました。
現時点では投票の基準がこのようになっています。なのでまず僕は,事前に当選が濃厚とされている候補者に投票することはしません。当選者に一票を投じれば,政治的判断を他人に委ねるということの意味が変様してしまうからです。同様に,当落線上で複数の候補者が争っているという場合にも,それらの候補者には投票しません。この場合にはより大きな政治的判断を結果的にしたということが,場合によっては生じかねないからです。つまり事前に当選が困難である,つまり落選が予想される候補者に投票するということが,最初の具体的な基準となります。
ただし,ここでは僕は政治的な選択をします。いい換えれば,当選が困難と思われる多数の候補者が存在するという場合に,その中から無作為に抽出して一票を投じるということはないのです。もちろんこれは,その中から政策を支持できる候補者を探して,その人に投票するという意味です。
第四部定理四により,人間は受動からは逃れられません。そして第三部定理五七により,その受動の相違の分だけ,諸個人の本性は相違します。したがって,現実的に存在するふたりあるいはふたり以上の人間の本性が完全に一致するということはありません。政策というのは合理的に決定されるものではなく,受動によって決定されます。このことは現に複数の政党が存在し,それぞれに異なった主義なり主張なりがあるということから現象としては明白です。よって,僕の考え方と政策において完全に一致するという候補者が存在するということはあり得ないということを僕はよく分かっています。ですからここでも投票行動を決定するための,第二の具体的な基準が必要となってきます。
この第二の基準は,各々の選挙によって異なってきます。たとえばいくつかの政策に優先順位をつけて,その順位の最も高いものが一致する候補者に投票するというケースがあります。あるいは,優先順位はつけずに,一致する政策の数が多い候補者に投票するというようなケースもあります。このときの参議院議員選挙のときには,優先順位をつけて,投票行動を決めました。それは原子力発電に対する考え方でした。
振駒で藤森哲也四段の先手。▲2六歩△3四歩だと▲2五歩と突く将棋ばかり見ていましたが,この将棋は▲7六歩としました。都成竜馬奨励会三段は横歩取りに誘導。しかし先手は横歩は取らず,ひねり飛車になりました。手順の成り行きから先後ともに変わった構えとなり,中盤の戦いに。
4四で銀が交換され,歩が伸びてきたので受けた局面。先手は▲5三銀と打ちました。狙いは金をどかせて桂馬を跳ね,角の働きを良くすること。そこで先に△8七歩と打ち,▲9七角とさせてから△6三金と引いたのはうまい手順。銀取りですから先手は▲6五桂と跳ねるほかありません。そこで△8八銀と打って角を捕獲。先手は▲8四歩ですが,猶予を与えられた局面でこれしかないのではすでに苦しかったとみるべきかもしれません。△9七銀不成▲同香△5九角と打ち込んで,後手のリードがはっきりしたように思えます。
第2図以下,飛車の取り合いに進展しましたが,後手の攻め足が明らかに早く,後手の勝ちに終っています。
都成竜馬三段が2勝1敗で優勝。奨励会三段の新人王戦優勝は初めて。これだけの力量があるのですから,ぜひともプロになってもらいたいと思いますし,たとえば三段リーグの次点1回と同じポイントを与えるといった制度があってもよいように思えます。将棋を観戦するのが初めてでしたが,全体的に,受けに力を発揮するという印象が残りました。
現時点では投票の基準がこのようになっています。なのでまず僕は,事前に当選が濃厚とされている候補者に投票することはしません。当選者に一票を投じれば,政治的判断を他人に委ねるということの意味が変様してしまうからです。同様に,当落線上で複数の候補者が争っているという場合にも,それらの候補者には投票しません。この場合にはより大きな政治的判断を結果的にしたということが,場合によっては生じかねないからです。つまり事前に当選が困難である,つまり落選が予想される候補者に投票するということが,最初の具体的な基準となります。
ただし,ここでは僕は政治的な選択をします。いい換えれば,当選が困難と思われる多数の候補者が存在するという場合に,その中から無作為に抽出して一票を投じるということはないのです。もちろんこれは,その中から政策を支持できる候補者を探して,その人に投票するという意味です。
第四部定理四により,人間は受動からは逃れられません。そして第三部定理五七により,その受動の相違の分だけ,諸個人の本性は相違します。したがって,現実的に存在するふたりあるいはふたり以上の人間の本性が完全に一致するということはありません。政策というのは合理的に決定されるものではなく,受動によって決定されます。このことは現に複数の政党が存在し,それぞれに異なった主義なり主張なりがあるということから現象としては明白です。よって,僕の考え方と政策において完全に一致するという候補者が存在するということはあり得ないということを僕はよく分かっています。ですからここでも投票行動を決定するための,第二の具体的な基準が必要となってきます。
この第二の基準は,各々の選挙によって異なってきます。たとえばいくつかの政策に優先順位をつけて,その順位の最も高いものが一致する候補者に投票するというケースがあります。あるいは,優先順位はつけずに,一致する政策の数が多い候補者に投票するというようなケースもあります。このときの参議院議員選挙のときには,優先順位をつけて,投票行動を決めました。それは原子力発電に対する考え方でした。