昨晩の第18回ジャパンダートダービー。タービランスが風邪で出走取消になり12頭。
大外のケイティブレイブが徐々に内へと進路を取りながら前に。発走後の正面では2番手にストロングバローズ。3番手にダノンフェイスとカツゲキキトキト。キョウエイギア,ゴールドドリームの順で差がなく続いて2馬身ほど離れてバルダッサーレ。ケイティブレイブは1コーナーから後ろとの差を広げていき,向正面の入口では4馬身ほどのリードに。ストロングバローズとダノンフェイスが併走で2番手となり,キョウエイギアとゴールドドリームもその後ろで併走。カツゲキキトキトはこれらの後ろになりました。最初の1000mは61秒8のハイペース。
向正面の中ほどからバルダッサーレが動いていき,前にいたすべての馬たちがこれに対応したためケイティブレイブのリードが縮まることに。しかし3コーナーを回るとまたケイティブレイブがリードを広げていき,2番手は外を回ったバルダッサーレと内のストロングバローズに。バルダッサーレのさらに外から追い上げたキョウエイギアがこの2頭を交わし,粘り込みを図るケイティブレイブを残り100m付近で捕えると一気に差をつけ4馬身差で圧勝。逃げ粘ったケイティブレイブが2着。ストロングバローズとバルダッサーレの間を割ったゴールドドリームが,最内のダノンフェイスと外のバルダッサーレを斥け1馬身4分の3差で3着。バルダッサーレが半馬身差の4着でダノンフェイスがクビ差の5着。
優勝したキョウエイギアは前走のオープン特別から連勝での大レース制覇。ただストロングバローズやケイティブレイブ相手には分が悪く,ゴールドドリームもその2頭と同じ程度の能力と思われたので,ここは入着までではないかとみていました。ストロングバローズはあまりに走らなかったので何ともいえませんが,ケイティブレイブやゴールドドリームとの比較からすると,大井の2000mという適性で上回った分の快勝ということではないでしょうか。ただ,バルダッサーレが前走とほぼ同じ時計で4着だったことを考慮すると,思われていたほど中央勢のレベルも高くはなかったという可能性もあるかと思います。父はディープスカイ。母は2006年のエンプレス杯を勝ったローレルアンジュ。青森産馬です。

騎乗した戸崎圭太騎手はヴィクトリアマイル以来の大レース制覇。第12回以来6年ぶりのジャパンダートダービー2勝目。管理している矢作芳人調教師はドバイターフ以来の大レース制覇。国内では2012年のJBCスプリント以来。ジャパンダートダービーは初勝利。
延長の属性の直接無限様態である運動と静止からどのように無限に多くの物体が生起してくるのか,他面からいえば,運動と静止が知性によって概念されることにより,どのようにしてその知性は無限に多くの物体を概念することになるのかということについては,僕は岩波文庫版113ページの第二部自然学②定義をヒントとして解します。この定義で,運動を一定の割合で相互に伝達するといわれている部分に注目するのです。
ここから理解できるのは,ある特定の物体は常に一定した運動の割合でなければならないということです。この割合が変ずることがあれば,その物体はその特定の物体としては存在し得なくなるでしょう。したがって運動の割合,あるいは運動と静止の割合が,特定の物体を規定するのだと僕は解します。しかるにこの割合というのは無限に多く考えることができるでしょう。よって運動と静止が知性によって概念されるならば,その知性は運動と静止の割合を無限に多く概念することができるので,無限に多くの物体を概念することができることになります。僕はこうした想定は,スピノザが考えていた内容と,多少の異なりはあっても著しく矛盾するものではないだろうと考えています。
特定の物体とは,特定の運動と静止の割合のことです。したがってたとえば硝石が現実的に存在するということは,硝石としての運動と静止の割合を有する物体が現実的に存在するということです。しかし,運動と静止が物体に対して本性の上で「先立つ」ということを考慮に入れたなら,ここではたぶん唯名論の観点を導入した方がより正確に理解できるでしょう。つまり僕たちが硝石という記号で表現する物体はすべて,同一の運動と静止の割合を有する物体です。いい換えれば,ある特定の運動と静止の割合を有する物体のすべてについて,僕たちはそれを硝石という記号で表現しているということです。そしてこうしたことが,硝石に限らず,僕たちが特定の記号で指示するようなすべての物体について妥当するというのが僕の見解です。現実的に存在する物体の本性は,運動と静止の割合の相違によって相互に様態的に区別されることになります。
大外のケイティブレイブが徐々に内へと進路を取りながら前に。発走後の正面では2番手にストロングバローズ。3番手にダノンフェイスとカツゲキキトキト。キョウエイギア,ゴールドドリームの順で差がなく続いて2馬身ほど離れてバルダッサーレ。ケイティブレイブは1コーナーから後ろとの差を広げていき,向正面の入口では4馬身ほどのリードに。ストロングバローズとダノンフェイスが併走で2番手となり,キョウエイギアとゴールドドリームもその後ろで併走。カツゲキキトキトはこれらの後ろになりました。最初の1000mは61秒8のハイペース。
向正面の中ほどからバルダッサーレが動いていき,前にいたすべての馬たちがこれに対応したためケイティブレイブのリードが縮まることに。しかし3コーナーを回るとまたケイティブレイブがリードを広げていき,2番手は外を回ったバルダッサーレと内のストロングバローズに。バルダッサーレのさらに外から追い上げたキョウエイギアがこの2頭を交わし,粘り込みを図るケイティブレイブを残り100m付近で捕えると一気に差をつけ4馬身差で圧勝。逃げ粘ったケイティブレイブが2着。ストロングバローズとバルダッサーレの間を割ったゴールドドリームが,最内のダノンフェイスと外のバルダッサーレを斥け1馬身4分の3差で3着。バルダッサーレが半馬身差の4着でダノンフェイスがクビ差の5着。
優勝したキョウエイギアは前走のオープン特別から連勝での大レース制覇。ただストロングバローズやケイティブレイブ相手には分が悪く,ゴールドドリームもその2頭と同じ程度の能力と思われたので,ここは入着までではないかとみていました。ストロングバローズはあまりに走らなかったので何ともいえませんが,ケイティブレイブやゴールドドリームとの比較からすると,大井の2000mという適性で上回った分の快勝ということではないでしょうか。ただ,バルダッサーレが前走とほぼ同じ時計で4着だったことを考慮すると,思われていたほど中央勢のレベルも高くはなかったという可能性もあるかと思います。父はディープスカイ。母は2006年のエンプレス杯を勝ったローレルアンジュ。青森産馬です。

騎乗した戸崎圭太騎手はヴィクトリアマイル以来の大レース制覇。第12回以来6年ぶりのジャパンダートダービー2勝目。管理している矢作芳人調教師はドバイターフ以来の大レース制覇。国内では2012年のJBCスプリント以来。ジャパンダートダービーは初勝利。
延長の属性の直接無限様態である運動と静止からどのように無限に多くの物体が生起してくるのか,他面からいえば,運動と静止が知性によって概念されることにより,どのようにしてその知性は無限に多くの物体を概念することになるのかということについては,僕は岩波文庫版113ページの第二部自然学②定義をヒントとして解します。この定義で,運動を一定の割合で相互に伝達するといわれている部分に注目するのです。
ここから理解できるのは,ある特定の物体は常に一定した運動の割合でなければならないということです。この割合が変ずることがあれば,その物体はその特定の物体としては存在し得なくなるでしょう。したがって運動の割合,あるいは運動と静止の割合が,特定の物体を規定するのだと僕は解します。しかるにこの割合というのは無限に多く考えることができるでしょう。よって運動と静止が知性によって概念されるならば,その知性は運動と静止の割合を無限に多く概念することができるので,無限に多くの物体を概念することができることになります。僕はこうした想定は,スピノザが考えていた内容と,多少の異なりはあっても著しく矛盾するものではないだろうと考えています。
特定の物体とは,特定の運動と静止の割合のことです。したがってたとえば硝石が現実的に存在するということは,硝石としての運動と静止の割合を有する物体が現実的に存在するということです。しかし,運動と静止が物体に対して本性の上で「先立つ」ということを考慮に入れたなら,ここではたぶん唯名論の観点を導入した方がより正確に理解できるでしょう。つまり僕たちが硝石という記号で表現する物体はすべて,同一の運動と静止の割合を有する物体です。いい換えれば,ある特定の運動と静止の割合を有する物体のすべてについて,僕たちはそれを硝石という記号で表現しているということです。そしてこうしたことが,硝石に限らず,僕たちが特定の記号で指示するようなすべての物体について妥当するというのが僕の見解です。現実的に存在する物体の本性は,運動と静止の割合の相違によって相互に様態的に区別されることになります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます