スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京盃&積極的な意味

2006-10-04 22:29:58 | 地方競馬
 第40回東京盃
 好スタートから目を瞠るスピードで逃げたのが兵庫のプリティスキャン。以下,地元のブローザウインド,金沢のマヤノチャーナと人気薄の地方勢が先行する展開で,好位グループの外にシーキングザベスト,中団グループの先頭にリミットレスビッド,アグネスジェダイは揉まれて激しく手綱が動き,コアレスデジタルは後方から。
 直線に入り先行した馬たちの外にシーキングザベストが並びかけてすぐに抜け出すと,これを目掛けて岩田康誠[やすなり]騎手騎乗のリミットレスビッドが追い上げ,ゴール前できっちりと交わして優勝。
 この馬は今年でもう7歳ですが,1月のガーネットステークスが初めての重賞勝ちという遅咲きの馬で,これが重賞3勝目。ただ,過去の2勝はGⅢで,GⅡはこれが初勝利です。
 2着のシーキングザベストはこれで3戦連続の2着。重賞にはあと一歩届きませんが,いずれは勝てるでしょう。
 3着には内からニホンピロサートが追い込み,大外からコアレスデジタルが4着になりましたが,これは勝負圏内ではなく,内容的には後方から差を詰めただけという感じでした。
 7着に破れたアグネスジェダイは,体重が6キロ増えていたこともありますが,たぶん最大の敗因は揉まれ弱さを露呈してしまったこと。この馬,ずっとブリンカーを着用して好成績を収めてきたのですが,今日は外してきました。この作戦が失敗だったのではないかと思います。

 明日は女流王位戦五番勝負のの第一局が指されます。清水市代女流王位に挑戦するのは石橋幸緒女流四段。将棋界は師匠がいないと入門できないのですが,このふたりは師弟になります。師匠が清水王位。西日本新聞の記事ではふたりの年齢が逆になっています。

 それから東京記念(記事は6日を予定)がありますが,ここは大井記念の再戦ムードで,8頭立てと寂しいレース。今回はボンネビルレコード◎を上位にみて,エイシンチャンプ○との1着争いでしょうが,あまりにつまらないのでトネノヒカリ△をあげておきます。

 第一部定理三二系一を,僕は神は自由意志によってあることをなすということはないというように解釈したわけですが,この理解自体はやや消極的で,もっと積極的に置き換えることができると思っています。というのは,一般的に考えてみた場合に,自由意志,あるいは単に意志というものは,その意志に適うようなある行為に関係するから何らかの意味を有するわけです。
 実際,僕たちがあることを意志すること(想像することではなく)ができたとしても,その意志された内容が,僕たちの行為に直結しないのであれば,それは意志としては何の意味ももちません。すなわち,意志するということの意味のうちには,すでに意志された内容を行為するということが含まれていると考えることができるのです。なので,神は自由意志によってあることをなすということはない(ある行為をなさない)ということは,神には自由意志はない,あるいは神は自由意志をもたないと解釈して構わないだろうと思います。

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