ハンナ:アーレントは「相互監視による孤独がヒトから正常な判断を失わせる」と説いたが
そもそも正常な判断ができていないから主観的猜疑心による相互監視や差別が始まるのである
ナチス政権下でもない現代日本においてもSNS上での集団的な誹謗中傷や私刑や差別は起きており 決して相互監視が先にあるわけではなく 他人を攻撃をすることで「自己が優位に立った」という錯覚妄想によって正常な判断が出来ないバカが集団組織的に暴走することで差別が起こり
差別が孤立や孤独を作るのである
ヒトが正常な客観的論理検証判断能力を失うのは 個人的な主観を短絡的に「意識の本質」や「目的」だという勝手な思い込みによる自律的な論理検証を放棄しているからである
厄介なことにバカというのは自分の頭の悪さを自覚できない
客観性がないので主観的感覚が100%になってしまうからだ
宗教やイデオロギーがその内部で100%になってしまうのも それらに客観的論理検証性が働いていないからである
「これさえやっときゃ 全ては解決」という短絡的で安易な結論ありきで他人に危害を加えることだけが正義になってしまうのである
被害者にならないために最も安易な手段は 「加害者に回ること」である
加害者達の屁理屈は 「生き残るためには」というものである
他者を殺してまで生き延びても 永遠に生きられるわけでもなく 殺し合いの果ての社会に安全性も持続可能性もないのであって そんな社会に生き続ける必要性は本当はない
遺伝的進化を万能だと錯覚し 「他者よりも自分の方が優秀である」という屁理屈をでっちあげ こじつけ 差別排除を正当化することで孤立孤独も酷くなるのである
何度も言うが 遺伝的進化には目的や合理性はなく あくまで「死なずに生き残った」ことに対する必然的結果が遺伝的進化や生物なのである
ナチス政権がユダヤ人虐殺を科学的(実際には科学的ではないが)に正当化するために利用した優生学に対して 生物学界は130年以上も誰一人として論理反証すらしないばかりか むしろ遺伝的進化万能思想に基づいたリチャード:ドーキンスのお伽話をもてはやし マスコミも大衆も「自分達は先天的に優秀な知的生命体である」という勝手な妄想に溺れることで何の疑いも持たずに鵜呑みにするという頭の悪さを発揮しているのである
バカは原因を理解しないまま 「自分は無関係で 自分の所為ではない」と盲目的に信じ込んでいるため バカが一向に治らない
Ende;