前回 違う種類のペルチェ素子を直列につないで端子電圧が違うというポカミスをやらかしたんだが
今回は6.3A型のペルチェ素子をもう1個買ってきて2個直列で実験してみた
気温23℃で 突入電流は一瞬2.6Aくらいまで針が振れてから1.8Aくらいで安定した
21.6Wということになる
これを並列で2セット使っても43.2Wなので これ 原付バイクでも使えんじゃねぇだろうか
で 一方の素子の温度が-5.4℃くらいまで下がると もう一方の素子は-2.4℃くらいまでしか下がらない
当初は素子の個体差かと思ったんだが 送風ファンのわずかな位置のズレでこの温度差が逆転したりする
どうも放熱側の温度がわずかでも高い方の抵抗値が上がって端子電圧が上がり 端子電圧の高い方がより冷えるという現象が起きているっぽいのだ
断言はできないが
試しに冷却ファンを止めてみると電流値が1.7Aくらいまで下がってしまうので 放熱側の温度が上がると抵抗値が上がるのは確かなようである
気温23℃環境下において 平均で-3℃以下くらいまでまでは下がっているので 温度差は26℃以上はあるということになる
単純計算で気温36℃なら10℃くらいまで下がることになるが 何せ放熱側の温度が上がると抵抗値が上がって電流値が下がってしまうので 気温が高い場合にはそんなに冷却能力は期待しない方が良いと思う
今回の実験では吸熱側に断熱の発泡スチロールをくっつけて温度測定をしているので あくまで最大能力に近い温度差を測っているのであって 吸熱側で何かを冷やせば話は違ってくるはずである
ちなみに 8.2A型のペルチェ素子を2個並列にして 6.3A型のペルチェ素子を直列につなぐと6.3A型の端子電圧を8.3Vまで上げることができたんだが 電流値が増えたにも関わらず吸熱側と室温との温度差は26℃程度しか出なかったので 自作ヒートシンクを使っている限りにおいては6V以上は無駄になるようである
前回は端子電圧6.5Vで温度差-23.8だったが 今回はヒートシンクと素子の間に機械油をつけているので放熱効率が異なる
熱伝グリスもまだ残っているのだが 付け替えると後処理が大変なので暫定的に機械油で代用している
熱伝シリコンシールを細切りにして自作ヒートシンクに貼っつけようかなとか思っているのだが これもまた付け替えがむつかしくなりそうなので あれこれ実験した後にしようと思っている
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秋月で買った110円のヒートシンクの裏側が 押出加工のスジがいっぱいついているので 自作ヒートシンク同様にアルミ板に#600番のペーパーを敷いて平らにしようと思ったが
縁ばっかり削れて中央部分が全然削れない
なので定規を当ててみたら中央部分が凹んでいて 盛大に隙間が空いている
こりゃグリスかシリコンシール使わないと放熱できないわ
安価な量産品って熱伝材料ありきで使うものらしい
◇追記:秋月電子通商で熱伝導シールを買ってきてみたんだけど 厚みが0.125mmしかないので 120円のヒートシンクにペルチェ素子を貼っても隙間が大きすぎて役に立たなそう
熱伝グリスの方が正解だと思う
↗熱伝導シール -秋月電子通商
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