書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

不毛。

2013年02月05日 16時52分37秒 | 意識論関連
○不毛。


 「論理性が失われると考える理由を論理的に論じて頂きたいものですねw」 :sar

 何とも不毛なコメントである。

 「論理性が失われる理由を説明。」しないとして、それが「ヒトが論理性を失われる。」ことの反証/反論になるわけでもなければ、説明したところで何の意味もない。

 ヒトの脳が論理性を喪失するのは厳然とした既存の事実に基づいた結果である。それが原因で600万人以上のユダヤ人が死体に変換されたり、都営地下鉄三田線に毒ガスが撒き散らされたり、原発の危険性が放置されたりしているのであって。その事実結果自体はおいらが「考えた。」ことではなく、その理由を論理的に論じる必要性など最初からない。

 そもそも、こんな不毛なコメントを書き込んでくること自体が論理性の欠如の左証でもある。


 ヒトの脳が論理性を喪失するのは既存の事実であり「結果」である。その「結果」に至る理由を説明をしたところで、ヒトの脳が論理性を失わなくなるわけでも何でもない。

 例えばである。

 「水はなぜ、高い所から低いところへと流れるのか。」の論理的説明をするとしよう。それは「重力があるからだ。」という説明になり、それではなぜ重力が存在するのかを量子物理学的に重力波だのヒッグス場論を用いて説明しても、それらの「説明」の全ては結果論の域を出ず、重力自体がなぜ存在「しなければならないのか。」という意味論的解答にはならないのである。

 それと同じで「なぜヒトは論理性を喪失するのか。」を説明しても、全ては無意識的結果論にしかならないのである。

 おいらが論じ続けているのは意識的行動選択の重要性であって、無意識な行動である本能習性がなぜ存在するのかなどという不毛でクソの役にも立たない「後からこじつけた推論的説明。」など、どうでも良い話である。

 ミルグラムらによる服従心理実験の考察においても、「なにゆえの服従か。」など称して服従性の事後正当化するための屁理屈を「Cyberneticsの観点。」であると現在の生物学のパラダイムに則った「説明」をしており、これは重大な間違いである。

 場面や状況に応じて偶発的に上手く働いたり、失敗したりするような習性論に対し。たまたま都合良く本能習性が働いた結果だけを採り上げて正当化するのは、ご都合主義以外の何物でもない。

 こうしたご都合主義を野放しにしているのが、現在の生物学界の実態なのである。

 本能習性は無意識であり、個人が主体的に選択した意識的目的行動選択とは無関係なものである。

 現在の生物学が「立証した。」と思い込んでいる生物の習性や特性といったものの説明は、全て一面的憶測の範疇を出るものではなく。「それ以外に一切の論理的反証が存在し得ないことの証明。」を持たぬ決め付けに過ぎないのである。

 それでもバカな生物学者はこう述べるであろう、「そうとしか説明がつかない。」と。

 論理証明自体が原理的に不可能な事柄に対し、特定の説明を「つけなければならない。」根拠が一体どこにあるであろう。現在の生物学者達は「説明のための説明。」をしているだけであって、これは論理的根拠に基づいた科学的論証をするためではなく。あたかも科学的証明であるかのような形式を装った「一面的仮説。」を陳列してバカ学者同士で気分的安心満足や、体制維持のための言い逃れをしているに過ぎない。

 原理的に説明不可能なものを説明出来ないのは当たり前の話であって、説明出来ないからといって論理科学的根拠を無視してむりやり屁理屈をこじつけて良いわけではない。


 現在の生物学のパラダイムを用いて、「ヒトがなぜ論理性を喪失するのか。」を説明するならば、「ヒトという種の生物は論理的思考に基づいた行動選択よりも、短絡的に本能習性のままに行動しておいた方が生存に適した。」とでも言うことは可能であろう。

 暴力的な権威を振り回すパラノイア野郎集団を批判して殺されるよりも、迎合的に服従することを選択した無能なバカの方が生存に適した結果的に遺された行動習性に一体何の「意味」が存在するであろう。

 そもそも「生存」自体が結果論に過ぎない以上、過去に如何なる生存に適した行動習性を枚挙陳列しても、それは意識的「目的」行動選択であることの論証に全くならない。

 意識的な「目的」が何なのかも理解せずに、無意識な本能習性のままに呆然と錯覚に流されておいて「意味」もすったくれもあったものではない。

 本能的行動習性という無意識は、「結果」以上の何の価値も意味も存在しないのである。






Ende;
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