[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
パーキンソン病は、運動の調節がうまくいかなくなる。
思ったタイミングで動けなかったり、
スムーズに動けなかったりする。
ただでさえとっしょりは転倒から骨折の危険が有るが、
パーキンソン病ならなおのことだ。
薬が効いていないと動きが悪くなる。
夜間もトイレに立ったりするので、動きが悪いと危ない。
だから、夜間も効き目が続くような薬 . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。今日は満87歳のお誕生日なのである。一ヶ月ほど前に、メモが置いてあった。「誕生日にはうな重が食べたい。」一ヶ月も前だったので、ちょっとビックリした。2週間ほど前に、メモが有った。「我らパーキンソン人にとっては、食べることだけが残された楽しみです。(中略:食べたい物の羅列)お寿司は毎日でもいい。」どこの誰が毎日お寿司を食べられる生活なんじ . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
介護士さんがしみじみと言う。
「これ、ほんといいですよね…。みんなこうして欲しい。
全国でこうして欲しい。広めて欲しい。」
※
近所の幼なじみ友人Mは、お祖母ちゃんと大お祖母ちゃんの介護が長かった。
経験と知恵を持っている。
我が家のポータブルトイレは、何を隠そう、Mのお祖母ちゃんのお下がりだ。
Mのお祖母ちゃんは、視力をほと . . . 本文を読む
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々、
2ヶ月に一度、十日間のショートステイに行った。
床に敷き詰めたタイルカーペットを剥がす。
こぼれた食べ物の汚れを取る。
乾いているほうがマシだが、グチョグチョのものが多い。
食卓の上には、母の「整理している」書類や手紙や伝票などが山になっている。
少しづつ「整理」しているが、減ったり増えたりして、結局一ヶ月有った。
いただいた手紙 . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
[あらまし] 飼い犬ジーロ去勢オス14歳慢性腎不全。
台所と居間が、老母の居場所になっている。
居間に据えた介護ベッドの脇に、犬の寝床が在る。
台所から続いている三畳間の奥が、犬のトイレにしてある。
居間の床には大きなマット、台所の食卓の下にもクッションフロアのようなシートを敷いている。
その他の、床板の部分には、45㎝四方のタイ . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
夜9時半過ぎ、帰宅した。
玄関を入ったところには、ネットショップから届いた大きな段ボール箱が3つも重なっている。
ペットシーツだの、リハビリパンツだの、作業手袋だの、嵩張る物ばかりだ。
母はまだ起きていて、食卓のわきに立って何かしている。
まずは犬のトイレ掃除だ。
上手にペットシーツの上にたっぷりオシッコがしてあり、
更にその上 . . . 本文を読む
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
調理台からシンクと食卓の周辺で、食品を毎回こぼすので、
歩く妨げにならない部分には、ペットシーツを敷いている。
犬のトイレに用いるもので、
吸水性、におい消しの機能が高く、裏に水分が透過しない。
もう、なんだったら部屋中にペットシーツを敷きめぐらしたいくらいなのだが、
さすがに美観とプライドの問題が有るだろう。
というより、歩きに . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
何年か前、母は週に1回、介護老人保健施設のデイサービスでの
リハビリに通っていた。
いくつかのリハビリのうちの一つに、こういう動作が有った。
ベッドに仰向けに横になる。
両側に杭が出ていて、輪っかが10個入っている。
その輪っかを、右から左へ移し、それが終わったらまた
左から右へ移す。
寝返りを打つような要領である。
これを母は . . . 本文を読む
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
自宅で自由を満喫しておられる。
昨日紹介した動画の中で、漫才コンビEXITのりんたろー。さんが言う。
「こういう時にいっちゃうんだろうな、と思った。」
高齢の家族を殺してしまう介護者がいる。
それは、一部のアブナイ人のすること、というわけではない。
「育児と決定的に違うのは、成長が無い、ってこと。」
毎日同じことの繰り返しで、出口 . . . 本文を読む
[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。 介護の助けになる何かしらが得られないかと、私は12日に 「第2回ちょうふ高齢者応援大会」に行ってきた。 某日。 朝、近所の大学病院に母を連れて行き、月に一度の神経内科受診。 帰宅して、飼い犬の点滴。 急いで薬局へ行き、処方箋を提出。 しばし休憩。 14時半、ケアマネさん来訪。 介護度の変更申請についてと、次回のショートステイについ . . . 本文を読む
[あらすじ] 第2回ちょうふ高齢者応援大会へ行ってきた。
なんせ、じっと一人で困って考え込んでも埒が明かない。
いろんな分野の専門家の取り組みを知ったり、
他の似たような立場の人たちの話を聞くことや、
今まで利用していなかった何かを取り入れるべく動く、
何かしら行動することで、ずいぶん気が晴れることを知っている。
※
10~17時みっちりとあれこれの発表を聞いた。
主催はちょうふ高齢者応援会 . . . 本文を読む
先日ここに書いた、
「第2回ちょうふ高齢者応援大会」
に行ってきた。
10時から17時まで。
昼食に30分休憩した以外は、どこかしらのブースの発表を聞いた。
詳しい感想は、明日に回す。
なぜかって、くたびれちゃったんですものー。
※
尺八を買った話をしたら、センセイが言う。
「す~さん、ユーチューバーになったらいいんじゃないですか?
〔はーい、尺八買いましたー、早速吹いてみましょー〕とかっ . . . 本文を読む
「にてひなるもの、やいたもの(煮て火なる物、焼いた物)」
とは、遠い友人Oの名言である。
Oちゃんはどこか悟っている。
部屋に割れたグラスが置いてある。
捨てろよ危ないし、と言うと
「あれは、水を飲みたくない時のための物なんだ」と言う。
感心してしまった私は、
食べたくない時のための器だの、読みたくない時のための本だの、
着たくない時のための服だの、書きたくない時のためのボールペンだの、
誰と . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
脳の状態が原因なのか、
何か新たに思い付くと、それをせずにはいられなくなる。
たとえば、食事をしていても、服のことが気になったら、
ハンガーラックの所まで行って服の整理を始めずにはいられない。
この衝動は本人も戸惑うほどのものらしい。
※
ゴミの分別であるとか、レンジの使い方であるとか、
ガスコンロの使い方であるとか、暖房のス . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。
朝6時。
巡回介護の介護士さんがケアしてくれる中、母が言う。
「お正月だからって、特別なことしなくて、いいのよねえ。」
私は横でガッツポーズである。
それを見て介護士さんも母に「そうですねえ。」と相槌を打ってくれる。
何かと調理をしたがる。
別に家事好きだったとも上手だったとも思えない人だが、
できなくなるとやりたくなるのか、家 . . . 本文を読む