サイボーグ009ならかっこいいんだけど。
私を助けてくれたのは、定期巡回ヘルパーMさんだった。
※
夕方、ケアマネさんから携帯に電話が入る。
「ぼやが有ったとか。」
えええっ!!
「定期巡回からもご報告したと聞いていますが。」
あー、携帯電話を今までチェックしていませんでした。
前日から冷え込みが強くなっていたので、
300Wの赤外線ストーブを出して、つけておいた。
60㎝くらいの、スリムな縦型の物だ。
底面にスイッチが仕込まれており、倒れると消える仕組みになっている。
※
定期巡回のヘルパーさんが来るのが、6時・12時・18時。
緊急事態が有ったら、いつでも呼べるように、コール機がベッドサイドに置いてある。
大きなスイッチで、分かりやすく押しやすい。
要するに、スピーカー式の電話機なのである。
通話状態になると、介護スタッフの事務所にいる人の声が聞こえる。
「はい!須山さん!どうなさいましたか!?」という感じ。
コール機本体はベッドサイドに有る。
転倒してしまって動けない、などとなったら、
コール機自体に近寄れない。
そういう時のために、ペンダント型のスイッチが有る。
これを、杖にくくり付けてある。
室内を移動する時も、杖を使っていれば、常に使っていれば、
いつでも助けを呼ぶことができる仕組みだ。
が、
先日、転倒したまま起き上がれなくなっていた時、
杖は目の前に有ったが、ボタンを押すことは思い付かなかった。
※
コール機の表面に、三つのランプが有る。
普段は黄緑色に点灯しているが、火曜の朝に
右端のランプが赤く点灯していることに気付いた。
巡回してくるヘルパーさんたちも色々チェックしてくれるが、
復旧しない。
電源コードを引っこ抜いてもリセットされない。
非常用のバッテリーが入っていて、切り替わるようになっているのだ。
それが分かって良かったとも言えるが。
はーん、ペンダント側のバッテリーの問題かな?
と思ったら、当たりだった。
※
メモによれば、
金曜12時半に、定期以外に、コール機のチェックに責任者が来てくれた。
電池切れが原因と判明し、電池を買いに行き、13時に戻って来ると、
赤外線ヒーターの向きが変わっていて、ベッドから煙が出ていた。
という。
いやはや。
電池を買って来る。という程度の用事で戻って来てくれたから、
ちょうど発覚した。
もう少し状況が違ったら、と思うと冷や汗が出る。
冷や汗くらいでは火事は消せない。
※
「やっぱりホットカーペットがお勧めですねー。」と
ケアマネさんも言う。
そうですよね。
もう、数年前から私はホットカーペットを提案してきた。
底冷えする我が家。友達の家で味わった床暖房。それに近いホットカーペット。
ところが、老母85歳は例によって受け入れない。
こたつもホットカーペットも嫌い。と言う。
「若い頃、それで足がじくじくした。」と、
当時は認めようとしなかったが、40年経った今、
水虫だったことを認めた。
もう、ご本人の意向など気にしていられない。
ここは私の家でもある。
燃えられちゃかなわないし、
毎日、家に帰るときに「有るかな?」と思うのはもうごめんだ。
※
ヘルパーさんは、飼い犬ジーロが移動した時に引っ掛けて
ヒーターの向きが変わったのではないか、と言う。
しかし、ヒーターの構造や、犬の動きを合わせても、
どうも考えにくい。
事故当時の様子を、母に聞こう。と思いながら、帰宅した。
「お茶碗割っちゃった。」
食卓も床も、おかゆやおかずや何かが散乱し、
茶碗のかけらは集めてあるが、
おや、また上履きを履いていない。
もはや、事故当時の様子を聞こう、なんて状況ではなかった。
イベント続きだよ。
せめて一日一個にしてくれよ。
一日一個。三日で三個。三個勃発して二個解決する。
私を助けてくれたのは、定期巡回ヘルパーMさんだった。
※
夕方、ケアマネさんから携帯に電話が入る。
「ぼやが有ったとか。」
えええっ!!
「定期巡回からもご報告したと聞いていますが。」
あー、携帯電話を今までチェックしていませんでした。
前日から冷え込みが強くなっていたので、
300Wの赤外線ストーブを出して、つけておいた。
60㎝くらいの、スリムな縦型の物だ。
底面にスイッチが仕込まれており、倒れると消える仕組みになっている。
※
定期巡回のヘルパーさんが来るのが、6時・12時・18時。
緊急事態が有ったら、いつでも呼べるように、コール機がベッドサイドに置いてある。
大きなスイッチで、分かりやすく押しやすい。
要するに、スピーカー式の電話機なのである。
通話状態になると、介護スタッフの事務所にいる人の声が聞こえる。
「はい!須山さん!どうなさいましたか!?」という感じ。
コール機本体はベッドサイドに有る。
転倒してしまって動けない、などとなったら、
コール機自体に近寄れない。
そういう時のために、ペンダント型のスイッチが有る。
これを、杖にくくり付けてある。
室内を移動する時も、杖を使っていれば、常に使っていれば、
いつでも助けを呼ぶことができる仕組みだ。
が、
先日、転倒したまま起き上がれなくなっていた時、
杖は目の前に有ったが、ボタンを押すことは思い付かなかった。
※
コール機の表面に、三つのランプが有る。
普段は黄緑色に点灯しているが、火曜の朝に
右端のランプが赤く点灯していることに気付いた。
巡回してくるヘルパーさんたちも色々チェックしてくれるが、
復旧しない。
電源コードを引っこ抜いてもリセットされない。
非常用のバッテリーが入っていて、切り替わるようになっているのだ。
それが分かって良かったとも言えるが。
はーん、ペンダント側のバッテリーの問題かな?
と思ったら、当たりだった。
※
メモによれば、
金曜12時半に、定期以外に、コール機のチェックに責任者が来てくれた。
電池切れが原因と判明し、電池を買いに行き、13時に戻って来ると、
赤外線ヒーターの向きが変わっていて、ベッドから煙が出ていた。
という。
いやはや。
電池を買って来る。という程度の用事で戻って来てくれたから、
ちょうど発覚した。
もう少し状況が違ったら、と思うと冷や汗が出る。
冷や汗くらいでは火事は消せない。
※
「やっぱりホットカーペットがお勧めですねー。」と
ケアマネさんも言う。
そうですよね。
もう、数年前から私はホットカーペットを提案してきた。
底冷えする我が家。友達の家で味わった床暖房。それに近いホットカーペット。
ところが、老母85歳は例によって受け入れない。
こたつもホットカーペットも嫌い。と言う。
「若い頃、それで足がじくじくした。」と、
当時は認めようとしなかったが、40年経った今、
水虫だったことを認めた。
もう、ご本人の意向など気にしていられない。
ここは私の家でもある。
燃えられちゃかなわないし、
毎日、家に帰るときに「有るかな?」と思うのはもうごめんだ。
※
ヘルパーさんは、飼い犬ジーロが移動した時に引っ掛けて
ヒーターの向きが変わったのではないか、と言う。
しかし、ヒーターの構造や、犬の動きを合わせても、
どうも考えにくい。
事故当時の様子を、母に聞こう。と思いながら、帰宅した。
「お茶碗割っちゃった。」
食卓も床も、おかゆやおかずや何かが散乱し、
茶碗のかけらは集めてあるが、
おや、また上履きを履いていない。
もはや、事故当時の様子を聞こう、なんて状況ではなかった。
イベント続きだよ。
せめて一日一個にしてくれよ。
一日一個。三日で三個。三個勃発して二個解決する。
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