犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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書の独習 その1.はじめの十日、楷行

2016年11月21日 | 書の道は
毛筆の書を独習し始めて、ひと月あまりになる。
何をしてきたか、ちょいと振り返ってみよう。

お手本はひたすら図書館から借りてきた。
図書館のその手の本は、どれもよくページを開いてあり、
ところどころ墨で汚れているものも多い。
墨で汚すと、手本の字が見えなくなるので、気を付けたい。


まず文字通り手はじめに、一人で学ぶ小筆入門とかなんとかいった本を借りた。
楷書と行書とかな、手紙やのし袋の書き方などを扱っている。

筆の持ち方や、永字八法なんてことが簡単に解説してある。
手本にある文字を片っ端から書いてみる。
最初は少しですぐ疲れた。
日に何度も筆を持つ気にもなれない。
まあ慣れだろう、と考えて、はじめはそのほんの少しだけで満足した。

たかだかひと月あまりだが、今見るとなかなかヒドい。
手を紙の上に置いて書いているので、墨が手に付くのをいやがって、
横書きしている。インチキにも程がある。
書いている文字もなぜそれなのか分からない。
良い本だったとは思えない。

慣れてはいったが、さほど上達もしない。
それで5日ほど楷書を書いて飽きて、次に行書に進んでみた。

楷書は一画一画をしっかり書く。
一画の始まりのところに筆を置き、終わりのところに向けて適度な勢いで移動する。
行書は文字全体の流れをもって書く。
紙の上を筆が動く音が、楷書の時とまるで違う。
これは心地良い。

書きやすいことを目的にしているので、楷書と違う書き順だったりする。
字形も違うことがある。
憶えなければいけないことが多い。

課題が増えてきた。
これはじっくり取り組まねばならなそうだ。
ちょいと後回しにすることにして、ここは草書も体験しておこう。

ということで行書も5日でひとまずおしまい。
次に草書に手を出す。

つづく

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