犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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川猫用

2019年10月14日 | 日々
「多摩川氾濫」などという文字が目に入るが、
本当に、川の水は堤防を越えたのか。
沿岸の地域の冠水は、多摩川の水ではなく、雨水ではないのか。

決壊などとまで言っている人もいるが、堤防は壊れていない。
ただ、水は堤防を越えた部分が有った。
これは、越水という。
決壊も越水も氾濫の一部なので、今回も氾濫と言えるが、
越水が有ったのも二子玉川だけだったようだ。

千曲川では決壊が有り、たいへんな氾濫となった。



不謹慎ではないか、と自問しながらも、
自分の目で見ることも大事だと考え、13日午前中にバイクで多摩川沿いを走った。
風が強く、50㏄のバイクでは走っても止まっても渡っても、怖いくらいだった。

河川敷は既に水が引いて、水はおおよそ水路(低水敷)の中を流れている。
そうは言っても濁流は激しい。
あまり近寄るのは怖い気がするが、
そんな川面を鵜が滑るように飛んで行ったり、
水際に鷺が立っていたり。



ユズキカズさんの漫画が好きだ。
川の水が溢れた街の活気を描いた『水街』という、
大判のステキな本が有る。

町中が水浸しになって、家にもいられないので
人が外に出て、なんだか活気が溢れるという描き方。
ユズキカズさんの活き活きとした筆致が、人々の生命力を表現しており、
なんとも言えないユーモアが漂う。



台風一過の日曜日ということで、ずいぶん大勢の人が堤を歩いていた。
沿岸の町も何か、賑やかだ。
ちょっと浮かれた雰囲気の人々の間を、たまに
長靴を履いた人が肩を落とし歩いている。
泥水を搔き出す作業をしていたのだろう。



河原に下りてみる。

木はなぎ倒されていたり、なんとか持ちこたえていたり。
柵や植え込みには流れてきた物が引っ掛かって大きな塊になっている。

二子新地の河原に、バーベキュー用地が有る。
仮設トイレが10基ほど並んでいる。
一番上流のトイレは筐体が歪んで壊れている。
なかなか丈夫なもので、他の筐体は皆、立って残っている。

歪んでしまったトイレの中を見ると、洋式の便器も床からもげている。
室内には砂が溜まっている。
他のトイレの扉も開けて、中を見てみる。
室内と便器の中に砂が溜まっている。

なんだか、便器の中だけに砂が溜まっているところも有る。
砂の器かいな



一日も早く復旧しますように。
と思う中、追い打ちをかけるような雨。
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