[口上] ご安心ください。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
毎年この時期になると繰り広げられるのです。
今年はすでに、芹と蕗に食ってかかり、
青浮草を掬っては投げ、
スノードロップの球根を掘り起こしてはゴミに出した。
カタバミとの戦いは後に十年戦争と呼ばれることであろう。いや三十年かも
調べてみると、
スノードロップの球根をわざわざ買う人もいる。
そんなら売ってやろうか、とも思うが、
フリマサイトなどに出品しても、梱包の手間と送料を考えると
やる気にはなれない。
なんせ、球根だから、嵩張るし重い。
ニラの種なら売ってもいいな。ミニレターで送れる。
スノードロップも種は取れるらしい。
しかし、種から育てることはなかなかできないらしい。
繁殖は球根に任せているのだろう。
※
庭でアホのように殖えているものがもう一つ有る。
ハナニラである。
白や薄紫の花を咲かせる。
小さいし、すっきりしていてちょっと姿が良い。
と思って甘く接していると、すぐに殖えやがるのである。
※
ハナニラも球根で殖える。
スノードロップよりはるかに小さいし、
地表からせいぜい5㎝以内の浅いところに有るので、
掘り起こすのも楽である。
しかし。
今度は、小ささが怖い。
掘り起こした株から土を落とそうと振ったり、
篩にかけたりすると、いけない。
小さな新しい球根が落ちて、篩の目を通り抜ける。
※
長さ1㎝あまりの小ささで、ちょっとくびれの有る弾丸型の、
白い球根。
これが、新しいものなのだろう、根も無い状態でコロコロと土の中に在る。
一方、
直径2㎜足らず、長さ3㎜程度の小さい小さい球根から
芽が伸びているものも有る。
どちらもハナニラの新しい球根のようだ。
球根の生まれ方が2種類有るのだろうか。
前者はコロコロとよく転げて、土の中どこかへ隠れる。
後者はウジャウジャとまとまって存在しているが、
ほぐれて1つになると、小さくて見逃しがちである。
そしてどちらも、篩の目なんかすり抜ける。
※
芝生を敷こうと考えている。
以前の芝生が傷んで、半分禿げてしまっている。
あらたに植えたい。
一旦芝生を植えたら、その中から生えてきた雑草を取り除くのは至難の業である。
絡み合い固まった芝生の根の網目の間から出た雑草を、
根からきれいに抜くことはまず無理だ。
だから、芝を植える前に、その場の土をきれいにしておく必要が有る。
数十㎝掘り起こして、球根や種を取り除く。
って言いますけどね。
なんちゃらカタバミの2㎜の球根やハナニラの2㎜足らずの球根や
見落とさないわけが無い。
犬の散歩友達のSさんのお庭で、
芝の間から出た雑草を一緒にチマチマ抜きながら話したっけ。
Sさんの庭からもらってきたベンチも有る。
思い出にひたりながら雑草を抜く暮らしが始まる予感がする。
※
掘り起こした土を自作の大きな篩に放り込み、
ふるって落ちた細かい土の中に球根が混ざらないか目を光らせる。
篩の中には、大きな土の玉が残っていく。
その間に球根が無いか目を光らせつつ、
大きな土の玉を手で潰す。
またふるう。の繰り返し。
これくらいやっても、雑草は生える。
どこかから何かが飛んで来て生える。
自分の靴底に何かが付いていたり、
通う猫たちの毛に何かが付いていたりするものだ。
戦っても戦っても敵はなだれ込んで来る。
しかし諦めてはいけない。
気持ちが負けてしまい、負けを認めてしまうと、本当に負ける。
一年後二年後に、繁る。繁っ繰り返る。
負けない。負けない。負けない。
(写真は戦前の我が国土)
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
毎年この時期になると繰り広げられるのです。
今年はすでに、芹と蕗に食ってかかり、
青浮草を掬っては投げ、
スノードロップの球根を掘り起こしてはゴミに出した。
カタバミとの戦いは後に十年戦争と呼ばれることであろう。いや三十年かも
調べてみると、
スノードロップの球根をわざわざ買う人もいる。
そんなら売ってやろうか、とも思うが、
フリマサイトなどに出品しても、梱包の手間と送料を考えると
やる気にはなれない。
なんせ、球根だから、嵩張るし重い。
ニラの種なら売ってもいいな。ミニレターで送れる。
スノードロップも種は取れるらしい。
しかし、種から育てることはなかなかできないらしい。
繁殖は球根に任せているのだろう。
※
庭でアホのように殖えているものがもう一つ有る。
ハナニラである。
白や薄紫の花を咲かせる。
小さいし、すっきりしていてちょっと姿が良い。
と思って甘く接していると、すぐに殖えやがるのである。
※
ハナニラも球根で殖える。
スノードロップよりはるかに小さいし、
地表からせいぜい5㎝以内の浅いところに有るので、
掘り起こすのも楽である。
しかし。
今度は、小ささが怖い。
掘り起こした株から土を落とそうと振ったり、
篩にかけたりすると、いけない。
小さな新しい球根が落ちて、篩の目を通り抜ける。
※
長さ1㎝あまりの小ささで、ちょっとくびれの有る弾丸型の、
白い球根。
これが、新しいものなのだろう、根も無い状態でコロコロと土の中に在る。
一方、
直径2㎜足らず、長さ3㎜程度の小さい小さい球根から
芽が伸びているものも有る。
どちらもハナニラの新しい球根のようだ。
球根の生まれ方が2種類有るのだろうか。
前者はコロコロとよく転げて、土の中どこかへ隠れる。
後者はウジャウジャとまとまって存在しているが、
ほぐれて1つになると、小さくて見逃しがちである。
そしてどちらも、篩の目なんかすり抜ける。
※
芝生を敷こうと考えている。
以前の芝生が傷んで、半分禿げてしまっている。
あらたに植えたい。
一旦芝生を植えたら、その中から生えてきた雑草を取り除くのは至難の業である。
絡み合い固まった芝生の根の網目の間から出た雑草を、
根からきれいに抜くことはまず無理だ。
だから、芝を植える前に、その場の土をきれいにしておく必要が有る。
数十㎝掘り起こして、球根や種を取り除く。
って言いますけどね。
なんちゃらカタバミの2㎜の球根やハナニラの2㎜足らずの球根や
見落とさないわけが無い。
犬の散歩友達のSさんのお庭で、
芝の間から出た雑草を一緒にチマチマ抜きながら話したっけ。
Sさんの庭からもらってきたベンチも有る。
思い出にひたりながら雑草を抜く暮らしが始まる予感がする。
※
掘り起こした土を自作の大きな篩に放り込み、
ふるって落ちた細かい土の中に球根が混ざらないか目を光らせる。
篩の中には、大きな土の玉が残っていく。
その間に球根が無いか目を光らせつつ、
大きな土の玉を手で潰す。
またふるう。の繰り返し。
これくらいやっても、雑草は生える。
どこかから何かが飛んで来て生える。
自分の靴底に何かが付いていたり、
通う猫たちの毛に何かが付いていたりするものだ。
戦っても戦っても敵はなだれ込んで来る。
しかし諦めてはいけない。
気持ちが負けてしまい、負けを認めてしまうと、本当に負ける。
一年後二年後に、繁る。繁っ繰り返る。
負けない。負けない。負けない。
(写真は戦前の我が国土)
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