[あらすじ] 長くお世話になった近所のバイク屋が廃業してしまった。
探したら、その200m先に業務用バイク専門の店があった。
なんせ、新聞配達用のスーパーカブばっかりを扱っているので、
シャッターもいつも閉まっている。
ガレージ・センシミリアという店名もアヤシい。
自分の乗り物らしいロードバイク(自転車)が掛けてある。
前2段後5段で細いタイヤの速そうなヤツ。
自分の乗り物らしいスーパーカブが置いてある。
途中でクニャッと曲がって高い位置に付くマフラーに替えてある。
バイク屋や自転車屋は、好きが嵩じている感じが好ましい。
おずおずとインターフォンを押して、修理をお願いできますか?と尋ねると、
「あっ、CD50なんですね。」
と、私と同じ年頃で同じくらい白髪で同じくらいの体脂肪率かとおぼしい
朗らかなおっちゃんが出てきた。
「急いでるでしょ?」
仕事のために乗るようなタイプのバイクなので、こう聞かれる。
他にも足は有るので、急がない。
と答えたのだが、一週間後受け取りに行ったら、
「土日挟んじゃったから時間かかっちゃって。急いでたでしょ?」
忘れてんだかなんだか、まあただのリップサービスだろう。
「ウチの若い社員が、そのヘルメットはガッチャマンじゃないか、って。」
そうです。ガッチャマンです。科学忍者隊です。
https://www.youtube.com/watch?v=8leBWwqBNYc
ガッチャマンなんて、若い社員より同世代のおっちゃんの方が知ってそうな気がするが、
調べてみたら、数年前に実写版の映画が公開されていたようだ。
アニメとはコスチュームのデザインが違う。
鉄腕アトムの頭の突起でも、バカボンパパの前髪でもそうだが、
マンガだからあの形がいろんな方向から描けているのであって、
実写しようとなるとマンガのままのデザインでは作れない。
ヘルメットを自分で塗って作ってみて、それは痛感した。
実際のヘルメットにあのラインを引くと、
どの角度からでもキリッとシャープな線にはなるなんてことはないのだ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/1fecb69d530845c3d49afe4faa2971a5
閑話休題。
「これが交換した部品です。
まずタイヤ、チューブ、
これがクラッチ板で、もう磨耗してる、
チェーンも伸びてるから交換、
スプロケット(ギヤ)なんだけど、この歯が磨り減って間隔が開いちゃってると、
それに合わせてチェーンが伸びちゃうのね、
前のスプロケットはウチに中古部品が有ったから部品代はいただいてません。」
ははーあ。ありがとうごぜいやす。
「中も洗ったんで、エンジンオイルも交換しました。
ブレーキも調整したから、はじめはそのへん気を付けて走ってみてください。」
へーい。
「バッテリーは充電したら大丈夫でした。
まあ、キック式だから充電できてなくてもエンジンは掛かるわけだけど。
次は後ろのタイヤかな。半年後くらい。
あとセンタースタンドが固い。もう、シャフト(軸)が錆びちゃってるから、
直すとなったらフレームから解体しなきゃなんないからたいへんなんだよね。」
はーい、諦めてます。
どうもありがとうございましたー。
走れば快調。
後で降りてから気付いたが、もう、エンジン切って押して歩いても、軽い。
維持すべくオイル与えねばね。
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