犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

小間使いの日記

2017年08月24日 | 日々
調布市の東の端っこを行くと、突如、道がまっすぐ整然と碁盤目のような街並に変わる。
ここからくっきりと成城の町なのだ。
道が整然としている代わりに、一方通行が多いので、
経路を知らないと行きつ戻りつさせられるはめになる。

そんな中をうまく通り抜けて行く。
沿道には大きい門構えの家もある。

正面が、車2台分は幅のあるシャッターの門で、脇に人の通用口がある。
先日通りかかったら、ちょうどシャッターが開いている。
どんな車が停まっているんだ、という興味で通りすがりに見てみたら、
軽トラックが見えた。
植木屋さんが入っているのだった。
シャッターの中がすぐガレージになっていると思ったら大間違いだ。
ちぇっ

塀越しには、邸宅が垣間見える。
白い壁に柱。
ギリシャ様式?
なんでこんなオモシロい家を建ててしまうんだろう。
下々の私には、ラブホテル風にしか見えない。
自分の住まいを神殿風にしようなんて、傲岸で悪趣味だ。

またある日に通りかかったら、今度は門の前にヤクルトおばさんが停まっていた。
通用口だけ開いている。
こんな家の人もヤクルト飲むのか?と見ると、
今度も中から出て来ているのは家の人ではないようだった。

三十代らしい女性、白のシンプルなシャツブラウスに、
黒のパリッとした上下、上は袖無し、
頭には地味なヘアバンド。

本物のメイドさんだ。

本物のメイドさんて、こんなにメイドメイドしい服装をしているのか。
「ご主人様、ヤクルトになさいますか、蕃爽麗茶になさいますか」
とか言うのか。
それとも家の主の偏ったご趣味のために着せられているのか。
夜はいろいろな靴を履かされて主の前を歩かされるのか。

妄想は一方通行で行きつ戻りつする。

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