[あらすじ] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々、
10日間のショートステイに。
「ショートステイから戻ったら、医者に連れて行って欲しい。」と言う。
なんぞ。
「眼科と、耳鼻科」
なじょして。
「眼科は、全体的に。
耳鼻科は、鼻が出るのと、」
食事どきに鼻汁が出る。
介護士さんの一人が、「みなさんそうですねー。」と言ってくれたが、
そんなことでは納得しない。
医者の説明が欲しい、と言う。
なるほどとちょっと思うが、ところが、
医者の説明を聞いても、内容に満足しないと、同じことを繰り返し聞く。
数ヶ月したらまた同じ質問をしたがる。
その度に受診するのでは、連れて行く負担が増えるだけだ。
私の説明で納得してくれないものか。
※
ドーパミン剤を口に入れている。
薬を飲んだ?と聞くと、「のんだ。」と答えるが、
実はいつまでも口に含んでいる。
立っていて、腰が曲がった姿勢で、顔が下を向いているので、
そのまましゃべると、唾液が垂れる。
と同時に、口の中に入れてあった薬も落ちる。
※
「あと、食べた物がすぐ鼻から出てくるのがどうしてか聞きたい。」と言う。
食べた物がすぐに鼻から出てくるわけではない。
昭和のテレビの奇人変人じゃないんだから。
食後にすぐ鼻をかむと、食べ物が出てくる、ってことでしょう?と聞くと、
そうだと言う。
それは、食べ物をちゃんと飲み込めてないからだ。
※
床に唾液が落ちている。
あちこちに落ちている。
食後すぐの唾液の中には、食べ物を噛んだものが混ざっている。
口の中に有るから、出てくるのだ。
鼻をかんだ時に出てくるのも、同じことだ。
※
パーキンソン病は、無意識の動きがしにくくなる。
私たちは普段、唾液を無意識に飲み込んでいる。
パーキンソン病の人は、唾液が多いんじゃなくて、
無意識に飲み込むことができなくなっているから、
口の中に唾液が溜まる。
だから、意識して唾液を飲み込んでください、って
K先生もいつも教えてくださってたでしょう?
「ああ、そうか。」
それと同じで、食べ物もしっかり意識して飲み込まないと、
口の中に残ってる。
その状態で鼻をかんだら、出てくるのは当たり前よ。
「そうか。」
※
しまった。
しっかり説明してしまった。
私が説明してあげると、私に説明してもらいたがる。
一回説明しても、また同じことを疑問に思う。
何度も説明するのは、私はもう平気ではなくなってしまった。
「訪問看護さんに聞いたらいいね。」
と、振れば良いのだ。
訪問看護さんが最初に来た時、
「我々に振ってください。」と、はっきり言ってくれた。
あの時、どれだけ心強かったことか。
※
このように説明しました、と訪問看護さんに話しておくことにしよう。
10日間のショートステイに。
「ショートステイから戻ったら、医者に連れて行って欲しい。」と言う。
なんぞ。
「眼科と、耳鼻科」
なじょして。
「眼科は、全体的に。
耳鼻科は、鼻が出るのと、」
食事どきに鼻汁が出る。
介護士さんの一人が、「みなさんそうですねー。」と言ってくれたが、
そんなことでは納得しない。
医者の説明が欲しい、と言う。
なるほどとちょっと思うが、ところが、
医者の説明を聞いても、内容に満足しないと、同じことを繰り返し聞く。
数ヶ月したらまた同じ質問をしたがる。
その度に受診するのでは、連れて行く負担が増えるだけだ。
私の説明で納得してくれないものか。
※
ドーパミン剤を口に入れている。
薬を飲んだ?と聞くと、「のんだ。」と答えるが、
実はいつまでも口に含んでいる。
立っていて、腰が曲がった姿勢で、顔が下を向いているので、
そのまましゃべると、唾液が垂れる。
と同時に、口の中に入れてあった薬も落ちる。
※
「あと、食べた物がすぐ鼻から出てくるのがどうしてか聞きたい。」と言う。
食べた物がすぐに鼻から出てくるわけではない。
昭和のテレビの奇人変人じゃないんだから。
食後にすぐ鼻をかむと、食べ物が出てくる、ってことでしょう?と聞くと、
そうだと言う。
それは、食べ物をちゃんと飲み込めてないからだ。
※
床に唾液が落ちている。
あちこちに落ちている。
食後すぐの唾液の中には、食べ物を噛んだものが混ざっている。
口の中に有るから、出てくるのだ。
鼻をかんだ時に出てくるのも、同じことだ。
※
パーキンソン病は、無意識の動きがしにくくなる。
私たちは普段、唾液を無意識に飲み込んでいる。
パーキンソン病の人は、唾液が多いんじゃなくて、
無意識に飲み込むことができなくなっているから、
口の中に唾液が溜まる。
だから、意識して唾液を飲み込んでください、って
K先生もいつも教えてくださってたでしょう?
「ああ、そうか。」
それと同じで、食べ物もしっかり意識して飲み込まないと、
口の中に残ってる。
その状態で鼻をかんだら、出てくるのは当たり前よ。
「そうか。」
※
しまった。
しっかり説明してしまった。
私が説明してあげると、私に説明してもらいたがる。
一回説明しても、また同じことを疑問に思う。
何度も説明するのは、私はもう平気ではなくなってしまった。
「訪問看護さんに聞いたらいいね。」
と、振れば良いのだ。
訪問看護さんが最初に来た時、
「我々に振ってください。」と、はっきり言ってくれた。
あの時、どれだけ心強かったことか。
※
このように説明しました、と訪問看護さんに話しておくことにしよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます