犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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生理痛は無い

2021年08月27日 | からだ
[あらすじ] 性自認の違和感と初潮が思春期の頃同時にやって来たよ。
思えばそれ以来、40年その繰り返しであった。

昨日、自分の十代二十代の頃の月経障害について書いた。
最近の更年期における不規則な月経の重さと比較してのことだった。

何かが決定的に違うけど、なんだったかいな。
と思いながら、過ごしていた。
しんどいこたあしんどいには違いないんだけど、
なんか今のほうが一段と楽なのは、なぜか。
もうすぐ終わると思っているからかな、などと考えていた。

が、夜になってやっと気付いた。
痛くないんである。

月経障害の中でも最たるもの、生理痛。
今、貧血で気持ちが悪くなろうが、
一日中、眠気に襲われようが、脳みそにどんよりと霞がかかろうが、
痛くないんである。

腹と言わず腰と言わず、胴回りを内からずっしりと埋め尽くして全身を支配する、
あの生理痛が、今は無いんである。
そりゃ、楽だわ。

ラッキーですね、じゃない。
生理痛が無いタイプなのではない。
十代二十代にはずいぶん悩まされたのだ。

しかし、ある時にぐっと減らすことができ、
今は無くなった。
明確な理由が有る。



ある時、本か何かで読んだ。

生理というものは別に痛いものではない。
生理は痛い必要は無い。
痛いはずはないのに、痛いものだと思い込んでいるので痛むだけなのだ。

といったような説明だった。
マジか。

こんなにたくさん出血するんだし、痛いに違いない。
というのは間違い。
子宮の中にそんなに痛覚は無い。

じゃあなんなんだ。
というところまで説明が書いてあったかなかったか、憶えていない。

とにかく、痛む必要も無いのに痛いのは損なので、
痛くないもんだと思っていたほうがお徳である。

そう思い直した。
楽なことは素直に受け止めておいたほうが楽だろう。

すると、次の生理からぐっと痛みが減った。
皆無にまでは持っていけなかったが、明らかに減った。

ナプキンでまたぐらが蒸れて厄介だ、
というほうに意識が向くくらいの余裕ができたってなもんだ。



今もまるで痛まない。

思い当たる理論が有る。
ここでも再三書いてきた、「腰痛などの痛みは脳の作り出したものであって正体は無い」
という説だ。

強い責任感から、精神面の課題に直面することを避けるために
身体的に分かりやすい問題を作ってそちらへ自分の目を向けるように
どっかしらが痛いってことにする。

実は、脳がそういう働きをしているだけで、
痛みに実体は無い。
実体は無いのだから、本当は痛くはない。
痛まなくていい。

この仕組みを知ることで、痛まなくなるのである。
知るだけでかなりの効果が上がる。

私は仰向けに寝る姿勢が取れないくらいの腰痛が有ったが、
この本を読んですっかり腰痛が無くなってしまった。
ゼロである。無である。腰痛なんじゃそりゃである。

『サーノ博士のヒーリング・バックペイン: 腰痛・肩こりの原因と治療』1999
『心はなぜ腰痛を選ぶのか―サーノ博士の心身症治療プログラム』2003



腰痛や肩こりや頭痛といった、
脊柱起立筋群に関わる痛みから始まった理論だが、
心身症やアレルギー性の諸症状にも敷衍できる。

そりゃもうPMSにも効果有り
というのが、今日の言いたいこと。

月経障害に悩んだら、ちょいと読んでみて欲しい。
読むだけだから、副作用の心配も無い。
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