犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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キャストパズル CAST PLATE

2021年08月28日 | パズル
HANAYAMAというメーカーが「はずる」というシリーズで
外してまた元に戻す、知恵の輪のようなパズルを販売している。

何の金属じゃやら分からないけれど、鋳造で作ってあり、
重たく頑丈な質感が良い。
ああでもないこうでもないとカチャカチャ動かしている時に
絶対に壊れない安心感が有る。

知恵の輪は、針金のような細い金属でできていて、
なんだか無理矢理やっちゃってんだか正解しているんだか、
なんとなく不安な時が有ったりもする。
しかし、ずっしりと硬質な「はずる」にそんな感じは一切無い。



よく見て考えて解けるものも有れば、
見ないでいじくっていてガラリと解ける時も有れば、
パッと閃いて動かしてみて外せる時も有る。

どの場合でも、気持ちいい。

何個か持っている。
どれをいじくっても、
何日もいじくっても、
ちょくちょくいじくっても解けない時も有る。
かと思うと、
一日のうちに2個も3個も解ける時も有る。



手詰まりということが無いのも良い。

ある状態に陥ったとしても、逆の手順を追えば
元に戻る。
まあ、手順なんか憶えてはいないので、
適当にいじくるのだが。



何人かの作家がいて、それぞれの特性の出た作品が発売されている。

しかし、元祖は芦ヶ原伸之氏である。
2004年に70歳の手前で急逝されている。
もっともっと長生きして、様々な新作パズルを発案して欲しかった。



写真左は「CAST PLATE」。
当初は「キャストパズル」というシリーズ名で始まったのだ。

小さな文字が刻印されている。
「Nob's Last Present」と読める。
生前に設計され、ノブさんの死後、発売されたそうだ。
冥途に発ったノブさんからの置き土産というわけだ。

輪っかを外すことができている証拠写真である。

輪っかには切れ目が有る。
2つの穴をくぐっている輪っかを回して、
板のところに切れ目を合わせて、くぐる穴を1つずつ移動していく。

ランダムに空いているように見える穴だが、
輪っかの直径の距離になっているもの同士が有る。
たまに、3つ有るので、行先を選ばなければならない。
その分岐で、迷う。
どこかには行き止まりも有る。
行き止まって戻って分岐のところまで来て、
はてどっちから来たんだっけ、というのが分からない。

既に通った穴に印を付けていけば簡単に解けるけれど、
そうしちゃっちゃあ面白くない。

グルグルといじくり続ける。

鋳造金属で輪っかがしっかりしているので、
開き過ぎたり潰れたりする心配も無い。



次回は、輪っかの嵌まった状態の証拠と、
写真右側の「はずる」を紹介する。
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