鬼の居ぬ間の洗濯機

旅行したいと思い、母にショートステイに入ってもらった。
しかし、なんだか事情が出来して、行けなくなってしまった。

そんな次第で、やけくそ家事に勤しんでいる。

突然の洗濯物が出ない今こそ！とばかりに、
洗濯機の掃除をした。
前回？憶えてまっしぇん。
酸素系で一回、塩素系で一回、しっかり水洗い。
さあ晴れろ！使わせろ洗わせろ！

便器は先日、分解して隅々まで掃除した。
それでも、外から家に帰った時、においが気になる。
帰宅時は特に汚れているせいも有るが、
においがしみついているのだろう。

どこに。壁だ。
便器は日に数回、床も毎日掃除しているが、壁は拭いていないじゃないか。

何？便のにおいは重いから下のほうの壁は重曹、
アンモニアは軽いから上のほうの壁はクエン酸で拭くが良いとな？

今後そうする。
今回は溜まっていると見て、全体をセスキとクエン酸で拭いた。
さあ吹け、爽やかな風よ吹いてくれ！

※

朝の三時半くらいに目が覚める。
誰の迷惑になるでもないので、起きて活動する。
掃除洗濯、犬の散歩もして、八時ともなると気分はお昼だ。

そんな調子なので夜は夜で八時ともなると、眠い。
眠いので寝る。
八時過ぎに寝るのでは、朝は三時半くらいには目が覚める。以下同文。

※

15年くらい前だったか、マイクロファイバーの布巾を誰かがくれた。
使おうとしてみたが、指先がいやに引っ付いて、
その絡むような感触がイヤで使わなかった。

私はその頃、水道のメーター検針員をやっていて、
指先は荒れていた。
そこにマイクロファイバーは絡み付いたのだ。

その後、鍼灸師になって、急転、
指先を滑らかに保つ商売になった。
マイクロファイバー布巾を持っても、不快ではない。

※

マイクロファイバー布巾を使った掃除は、楽しい。
苦心してこすっていた汚れが面白いように落ちる。

思うままに掃除して、しばし快適な住まいに暮らすのだ。