恵みの雨

３月26日の未明に下痢４回と嘔吐２回に見舞われ、
３日寝込み、その後の数日でじわじわと回復してきた。

寝込んだ分、ちょっと回復すりゃ活動したくなる。
殊に今、庭の様子は毎日あっという間に変化していく。
草は伸び、木の芽がどんどん吹いてくる。
昨日無かった物が今日はもうこんなに伸びている。
３日も見ずにいたら、庭の様子は一変してしまう。

※

同居の老母の介護ストレスで、庭を数年はほったらかしにしていた。
庭仕事はストレス解消にもなるのだけれど、
そこそこ時間や体力が必要だ。
どこの何の手入れをしようとかいう意志や決定といった気力も必要だし、
どこに何を植えようとか全体としてどのような形にしようとかいう創造性も必要だ。
この数年はその余裕を失っていた。

それが解放されて、欲求がムクムクしている。
それを追い立てるように、植物もムクムクしている。
寝込んでいる場合じゃないんである。

※

何年か前の冬に伐っておろした太枝を、庭の一角にほったらかしにしていた。
そういうものが有ると、その下から生えた雑草を取ることができない。
そうして荒れる。

その場所を、先々週までにずいぶん耕した。
放置してあった剪定枝を片付けるところから始めて、
新たにこの冬の枝を剪定し、その枝を切って薪として片付けた。

土を掘っては、ドクダミの根茎を取り出した。
カラスウリの球根も思いがけない数が出てきた。
どれだけ荒れていたことか。

剪定枝がほったらかされていたおかげで、朽木で土は肥えている。
ドクダミの根茎で土はよくほぐれている。
掘り返したらふかふかのうまそうな黒土の山になった。

※

何かを植えなきゃもったいない。
ホームセンターに行ったついでに、
作物の種を買う。
窒素同化を期待して、豆のものを２種類。
葉物を２種類。

発芽は別の容器でさせるとして、
地植えするまでに土を調えたい。
苦土石灰を撒いて、混ぜ込む。
明後日は雨の予報だ。今日のうちにやる。

※

なんてなことをやっていたら、
ヤケに身体がダルい。
熱を測ってみたら、37.4℃有る。
微熱を超えてきている。

あーあ。
まだまだ本調子ではない。

舌が荒れて、口内炎に近い状態になっている。
消化器系がまだまだうずいている。

こりゃいかん。と
ヨコになると、午後中ずっと眠れる。

そして予報より前倒しの雨。

雨はいい。
庭に出るのを素直に諦めて寝ていられる。

寝ていれば平熱に下がる。
起きて何かしていると熱が上がってくる。

まだまだじゃな