落ち着いて集中して『ヨーガ・スートラ』を読もうと図書館へ。
なにそれ意識高い系?
そうなの今生で功徳を積むの。家から逃げ出して功徳を積むの。
席について、鞄からサンスクリットのテキストを出して、
ボールペンとシャープペンシル出して、消しゴムを出して
あ、ティッシュペーパーは要らない。
あら私ったら鞄にポケットティッシュなんか常備してんのね、いいこと。
※
背後の席から、鼻をすする音が聞こえる。聞こえる。聞こえる。
聞こえる。聞こえる。聞こえる。聞こえる。
聞こえる。聞こえる。聞こえる。聞こえる。
どう?読者にもちょっとはイラッとしていただけたかしら。
先日、年配男性のおくちの定期的な「くちゃ」が
どうしても不快だという話を書いた。
鼻となれば、なおさらご体調のご都合もあろうかと思うが、
もし風邪を引いているのなら、図書館に来ないで家で勉強せえ、と思う。
「図書館の本を利用するための席です。持参資料のみでの自習はご遠慮ください」
と書いてあるではないか。
風邪をうつされたくないなら出歩かずに自分が家にいろ、
という言いかたもある。
そんなこと言い始めたら、まあまあ健康な人もどこへも出られないって話になりかねない。
どうしよう。
こんなもん気にしたくないが気になるぞ第二弾。
そうだ、ティッシュペーパーを渡すのはどうだろう?
どうだろう?
どうなんだろう?
無言で差し出す。…んじゃ意味不明だ。
「どうぞ」…どうぞなんなんだ。どうぞ召し上がれ?
「良かったらお使いください。」…結構です。って言われたらどうする?
お節介っぽさと、自分の身を守りたいのと、快適に過ごしたい都合とで
頭が一杯になってくる。
もはや『ヨーガ・スートラ』どころではない。
ヨーガは煩悩から解放するためのものだというところをやっと読んでいながら、
私は周囲のものに煩わされ悩まされている。
どうなんだろう?世の皆々様はこんな時どうしているんだろう?
「鼻をす」
まで入力したら、
「鼻をすする音がうるさい」というキーワード候補が挙がった。
インターネットの中に同類が多数いるようだ。
と、思わせるのがネットの罠よね。
さて、質問者は、私とまったく逆の立場。
喫茶店で一つおいて隣の席の人からティッシュペーパーが回されてきた。
自分では許容範囲の鼻音なのに、隣の他人まで巻き込んでティッシュを渡してくるなんて、
腹が立ってしょうがない。と言うのだ。
回答者たちはなんて親切にたしなめていることだろう。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1283337642?__ysp=6by744KS44GZ44GZ44KL6Z%2Bz44GM44GG44KL44GV44GE
他の方法で言われたらもっと腹が立つかもしれない、という意見に
私も同じように思う。
だからこそ、どうすればいいかこうすればいいか、
はたまた図書館の職員さんにお願いするか、
それじゃさすがに大事しくてこっちが迷惑者か、
などとまた考えあぐねるのだ。
この問答を読んだからといって私が背後の人物にティッシュペーパーを
差し出すだけの後押しにはならなかった。
ティッシュペーパーをお勧めしたとて、相手がこの質問者のような反応だったら、
かえって面倒だ。
さんざんモヤモヤした挙句、私は図書館からも逃げ出した。
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