犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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チャンチンを伐ろう

2023年01月11日 | うつろい
お隣さんは農家である。
ウチの東隣は生産緑地なのだ。
おかげでとても日当たりが良い。



そんなウチの庭に陰を落とす木々を
順々に切っている。
南隣の家よりも陰を作っているのは、
自分の家の木だったりする。

南西の隅に陣取っている、金木犀や椿を低く切りつめた。
常緑樹が重たく暗く繁っていた。
これで、冬の夕方にもう少し陽が射し込むようになる。

南東の隅にはチャンチンの木が高くそびえている。
3本生えていたうち、1本は10年くらい前の大風で傾いたので、伐った。
もう1本は一昨年、伐った。

1本残っている。

お隣さんにお願いして、高い三脚脚立を貸してもらった。
15段ある。
1段が30cmだから、てっぺんは4.5メートルだ。

てっぺんに立つのは危険である。
しかし、跨って作業できるように、向こうっ側に足置きが付いている。

登ってみる。

三脚の下部は広く踏ん張っているが、
上のほうへ行くと幅はせいぜい30cmくらいだ。
揺れるぜ。

13段目に足を乗せて、跨ぐ。
初めての高さだ。
足元が4.2メートルで身長が160㎝なので、
目の高さは5.7メートルくらいというわけだ。
高い。

上から写真を撮ろうと思って、ポケットにカメラを入れていたが、
いやいや、そんな余裕は無かった。



怖くないより怖いくらいのほうが安全だと思う。

車の運転の初心者が路上を怖がるが、
それでいいと思う。
怖いものなのだ。
危険がいっぱいなのだ。
怖いから安全に行動する。

もっとも、怖がり過ぎて身体がこわばってしまうと、
よろしくないと思う。

動きが硬くなってバランスを崩したり、
咄嗟の行動が取れなくなったりする。



木につかまりながら、枝を切る。

鋸を動かすと、木が揺れる。脚立が揺れる。うひー。
左手でしっかりと固定しながら鋸を挽く。

長い枝を2本、切って落とした。
3メートルくらいの枝だ。

この後、幹も切る予定だ。
幹は鋸ではなく、チェーンソーで切ろう。
そのほうが揺れないし、作業が速い。



脚立を降りて、あらためて木を見上げる。

脚立のてっぺんは、木の半分の高さくらいのところだ。
ということは、木は9メートルくらいあるのか。ゲゲ。

脚立の上部に立って、自分の身体のあまり高くない位置つまり
腹か腰くらいのところでチェーンソーを使いたい。

ということは、4メートルくらいの幹が倒れるのだ。
倒れて落ちる。
相当な重さと衝撃だろう。
ちょいと工夫が必要だ。

周囲に植えてあった、苗木を鉢に上げて避難させた。



高い所の作業も、慣れる。
今日は3回、三脚脚立に登った。
登るごとに慣れていく。

慣れると揺れにくくなっていく。
脚立の重心に自分がうまく乗れるようになっていくのだろう。

安定したところで次の作業に入りたい。



近くから見上げる角度で写真を撮ると、
脚立がけっこう高い位置まで届いているように見えるけれど、
実際は半分くらいの高さである。

写真を撮ろうと見ると、何か白っぽいふくらみが見える。
?まるでコブシのつぼみみたいだ。

よく見ると、モズだった。

このモズ、昨日も私が作業しているすぐ近くに来ていた。

脚立の上の高さにビビッていたが、
そんなのよりずっと上の枝にとまっている。
まあ、鳥だしね。


つづく
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