[あらすじ] ずっとガラケーだったが、5月末にスマホに替えたのさ。
電車の中や何かの待ち時間、私は本を読む。
紙の本を読む。
都内の盆踊りに出かけるというような、なるべく身軽にしたい時でも、
荷物の中には薄めの文庫本を入れている。
ところがついにスマホにしたのである。
キンドルで読んだっていいのだ。
しかし、私は気に掛かった箇所に透明付箋を貼り付けないと
読んだ気になれない。
リーダーにマーカー機能や付箋機能が有ることは知っている。
電子でしか買えない本では利用している。
電子図書の使いやすさや便利さも味わっている。
それでも、ページの間からぴらぴらと付箋をはみ出させ、
「ああ読んだ」と悦に入りたいのだ。
透明付箋の色とりどりが本の天に生えている様子は、「なんかきれい」だし。
※
それでも、他にあれこれと準備する物が有った時には、
本を荷物に入れ忘れて出かけることも有る。
そういう時はそういう時で、ブログに書くことをどうしてくれようかと
ねちねち考えれば良いので、退屈はしない。
しかし、ここは一つ、スマホを利用しようじゃないか。
漢字の勉強でもすべえ。
私は、漢検2級と、草書をおぼえるためのアプリ2つをインストールした。
※
漢検2級の漢字で、読めないものは無いような気がする。
ただ、書けない字がちらほら、有る。
ちょくちょく間違ったり、ごまかして書いている字も有る。
手で紙に字を書くことが、減っている。
ブログだって、PCに向かってアルファベット入力だ。
漢字は選択肢の中から選ぶだけである。
書けなくても、選ぶことは簡単だ。
いざ、紙に向かって書こうとすると、手が止まる。
書いてみても、なんだか落ち着かず、首をかしげる。
そんなことは、よくある。
※
その中の一つが、
【貪】
である。
貪欲の【貪】。
むさぼるの【貪】。
「貪欲」と書こうとして、書く度に、書いてから気付く。
「貧欲」
と、書いている。
びんよく?
まずしくありたいこと?
まずしくてよくばり?
まずしいほどのよくぼう?
※
スマホの画面に指先で手書きして、認識される。
しかし、さらさらっと殴り書きすると、文字がなんだか分からない、と認識されないことがある。
そこで、認識の厳密さのレベルをちょっと低めに設定しておく。
すると、
「貧欲」と書いても、
『正解☆』
なんて言ってくれる。
自分でも「イェイ、正解。」なんて一瞬思うが、
表示された正解の文字を見て、自分の書いた文字と違うことに気付く。
※
なぜ【貪】を間違い続け、「貧」の字を書いてしまうのか。
考えてみたが、思い当たる理由は、
自分がよく使うのは「貧」であって、【貪】はあまり使わないから、ではないか。
そこで、このブログの中で、【貪】と「貧」をどれくらい使っているか、調べてみた。
今は便利だなあ。
検索すれば数がすぐに分かる。
老母の仕事の中で大きなものは、『和泉式部集(正続)用語修辞総索引』という本である。
単語を一つ一つカードに取って、どこで何が使われているかを徹底的に洗い挙げる。
一文字の助詞も、である。
こういった先人国文学者たちの功労を嘲うかのような機能、検索。
【貪】Enter←
※
ヒットしたのは、ブログ記事3件であった。
一つの用例は、こう。
「私はできるだけ低く声を絞って、突っ慳貪に言い返した。」
つっけんどん。
これまた、紙に書けと言われたら書けやしない。
そもそも漢字で書こうなんて思いもしない言葉だ。
立心偏(りっしんべん)に堅いなんて文字、知らんし!
もう一つは、
「朝鮮半島経由で中国の文化を貪欲に取り入れていた、云々」。
どんよくだよね、やっぱ。
あと一つの記事には、【貪】が3ヶ所使ってあった。
12月31日の文で、煩悩について書いているのだ。
ちょうど、サンスクリットでヨーガ・スートラを読んでいる時だったのだ。
「煩悩には、無明、我想、貪愛、憎悪、生命欲がある、という。
5種類か。
仏教では、貪、瞋、痴、慢、疑、見の6つから細分化して108ということのようだ。
細けえなあ。
貪愛(とんあい)とは、快楽を欲するということだ。
あれ良かったなーもう一度味わいたいなー。」
というわけで、十年ばかり毎日1500字くらいの文を書いていて、
【貪】ったのは5回だけ、である。
※
一方、「貧」を検索してみたら、30の記事がヒットした。
もう、用例を見る気にもならない。
ちょいちょい貧しいのだ。
いや、そこは何か発見が有るかもしれない、見てみよう。
貧血×4
貧弱×2
貧しい、貧しく×6、貧しかった×2、貧しさ
(音色が)貧しく、(表現が)貧しい
貧困
(発想が)貧困
脱貧困化(白井聡氏からの引用)
貧乏×9
貧乏性
貧乏人
貧乏草
「腰部八点灸は貧血に効く」なんて話が有るのが鍼灸師らしいな、とか
「貧しい」が抽象的な意味でも使われていることは大事だな、とか
貧乏草ってハルジオンのことかー、とか。
※
やれやれ。
貧乏ダントツ。ダントツ貧乏。
もうちょっとドンヨクに生きても良さそうな気がしてくる。
イケイケ貪貪。
バッテリーは貧貧だぜ!
電車の中や何かの待ち時間、私は本を読む。
紙の本を読む。
都内の盆踊りに出かけるというような、なるべく身軽にしたい時でも、
荷物の中には薄めの文庫本を入れている。
ところがついにスマホにしたのである。
キンドルで読んだっていいのだ。
しかし、私は気に掛かった箇所に透明付箋を貼り付けないと
読んだ気になれない。
リーダーにマーカー機能や付箋機能が有ることは知っている。
電子でしか買えない本では利用している。
電子図書の使いやすさや便利さも味わっている。
それでも、ページの間からぴらぴらと付箋をはみ出させ、
「ああ読んだ」と悦に入りたいのだ。
透明付箋の色とりどりが本の天に生えている様子は、「なんかきれい」だし。
※
それでも、他にあれこれと準備する物が有った時には、
本を荷物に入れ忘れて出かけることも有る。
そういう時はそういう時で、ブログに書くことをどうしてくれようかと
ねちねち考えれば良いので、退屈はしない。
しかし、ここは一つ、スマホを利用しようじゃないか。
漢字の勉強でもすべえ。
私は、漢検2級と、草書をおぼえるためのアプリ2つをインストールした。
※
漢検2級の漢字で、読めないものは無いような気がする。
ただ、書けない字がちらほら、有る。
ちょくちょく間違ったり、ごまかして書いている字も有る。
手で紙に字を書くことが、減っている。
ブログだって、PCに向かってアルファベット入力だ。
漢字は選択肢の中から選ぶだけである。
書けなくても、選ぶことは簡単だ。
いざ、紙に向かって書こうとすると、手が止まる。
書いてみても、なんだか落ち着かず、首をかしげる。
そんなことは、よくある。
※
その中の一つが、
【貪】
である。
貪欲の【貪】。
むさぼるの【貪】。
「貪欲」と書こうとして、書く度に、書いてから気付く。
「貧欲」
と、書いている。
びんよく?
まずしくありたいこと?
まずしくてよくばり?
まずしいほどのよくぼう?
※
スマホの画面に指先で手書きして、認識される。
しかし、さらさらっと殴り書きすると、文字がなんだか分からない、と認識されないことがある。
そこで、認識の厳密さのレベルをちょっと低めに設定しておく。
すると、
「貧欲」と書いても、
『正解☆』
なんて言ってくれる。
自分でも「イェイ、正解。」なんて一瞬思うが、
表示された正解の文字を見て、自分の書いた文字と違うことに気付く。
※
なぜ【貪】を間違い続け、「貧」の字を書いてしまうのか。
考えてみたが、思い当たる理由は、
自分がよく使うのは「貧」であって、【貪】はあまり使わないから、ではないか。
そこで、このブログの中で、【貪】と「貧」をどれくらい使っているか、調べてみた。
今は便利だなあ。
検索すれば数がすぐに分かる。
老母の仕事の中で大きなものは、『和泉式部集(正続)用語修辞総索引』という本である。
単語を一つ一つカードに取って、どこで何が使われているかを徹底的に洗い挙げる。
一文字の助詞も、である。
こういった先人国文学者たちの功労を嘲うかのような機能、検索。
【貪】Enter←
※
ヒットしたのは、ブログ記事3件であった。
一つの用例は、こう。
「私はできるだけ低く声を絞って、突っ慳貪に言い返した。」
つっけんどん。
これまた、紙に書けと言われたら書けやしない。
そもそも漢字で書こうなんて思いもしない言葉だ。
立心偏(りっしんべん)に堅いなんて文字、知らんし!
もう一つは、
「朝鮮半島経由で中国の文化を貪欲に取り入れていた、云々」。
どんよくだよね、やっぱ。
あと一つの記事には、【貪】が3ヶ所使ってあった。
12月31日の文で、煩悩について書いているのだ。
ちょうど、サンスクリットでヨーガ・スートラを読んでいる時だったのだ。
「煩悩には、無明、我想、貪愛、憎悪、生命欲がある、という。
5種類か。
仏教では、貪、瞋、痴、慢、疑、見の6つから細分化して108ということのようだ。
細けえなあ。
貪愛(とんあい)とは、快楽を欲するということだ。
あれ良かったなーもう一度味わいたいなー。」
というわけで、十年ばかり毎日1500字くらいの文を書いていて、
【貪】ったのは5回だけ、である。
※
一方、「貧」を検索してみたら、30の記事がヒットした。
もう、用例を見る気にもならない。
ちょいちょい貧しいのだ。
いや、そこは何か発見が有るかもしれない、見てみよう。
貧血×4
貧弱×2
貧しい、貧しく×6、貧しかった×2、貧しさ
(音色が)貧しく、(表現が)貧しい
貧困
(発想が)貧困
脱貧困化(白井聡氏からの引用)
貧乏×9
貧乏性
貧乏人
貧乏草
「腰部八点灸は貧血に効く」なんて話が有るのが鍼灸師らしいな、とか
「貧しい」が抽象的な意味でも使われていることは大事だな、とか
貧乏草ってハルジオンのことかー、とか。
※
やれやれ。
貧乏ダントツ。ダントツ貧乏。
もうちょっとドンヨクに生きても良さそうな気がしてくる。
イケイケ貪貪。
バッテリーは貧貧だぜ!
ケチなので(ケチのゼニ失いの傾向あり)
・中古携帯をヤフオクで手当
・ケースも必要かな・・メルカリ
道具が揃ったら・・
携帯が月額2000円強なので
eo光やらのいろいろ縁つながりで
格安MINEOで スマホデビューの計画
メルカリで自転車買って、3000円のクーポンが出て、
そのクーポンを使えるのはスマホアプリのみと言われてその気になって。
そのクーポンで自転車の工具を買って、
ほくほくしてみたり。
私はスマホ初心者として、SIMフリーにする勇気も無く…
2年後、追い付いてみせまっさ