犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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いわごっこ

2017年04月23日 | イキモノタチ
人間は実にご都合主義で、
もとはと言えば狩猟生活をしていたというのに、
都会では野良犬はいてはいけないと言って狩る。
野生動物がそこいらにいたからここまで生きて来られたのに、
町は人間の土地だと言う。

農耕をおぼえ、工業化が進み、
かつて狩猟の補佐役だった犬はすっかり撫でものになっている。

ああ、なでものというのは、私が今作った言葉だ。
中学生の頃、国語辞典でエッチな言葉を引く、ということがちょびっとはやった。
私が使っていたのは、三省堂の国語辞典だった。
厳格な国語の先生すら、国語辞典でちょっとエッチな言葉を引く、ということを
授業の中で話した。
エッチな言葉でもなんでもいいから、辞書を引く習慣というものを身につけて欲しかった
のだろうか??

「辞書を引き慣れた人は、一発でその言葉の載っているページを開ける」
「全体で何ページくらいあるか大体わかるから、本の何ページと言われれば大体そこを開けられる」
教室は「えーっ?うそ!うそ!やってみろ!」ということになった。
私は子どもの頃から本読みで辞書引きだったので、うんうん、と思って聞いていた。
慣れると辞書はあっという間に開く。電子辞書より早い。

話が回りくどいな。
で、しかも、先生のご推奨のちょっとエッチな言葉も載っている国語辞典は、
なんと三省堂だと言うのだ。
おまえのだ!ということになって、友達と一緒になって、私の辞書を引く。

その中で、ペッティングという言葉は愛撫するという動詞petの現在分詞であり、
愛玩動物を意味するペットという言葉と同源だと分かった。
衝撃であった。
ペットとは、何か飼う動物といった意味ではなく、
撫でるもの、という意味だったのだ。

閑話休題。
ご都合主義の都会人は、狩猟を手伝わせていた賢く懐こい動物である犬はペットにした。
他の大型の動物や飼い慣らすのが一般向きではない動物は動物園で見ることにした。

そんな中、身近に残った野生動物が、猫だ。

まあ、人間の生活に密着して生きているのだから、厳密に野生とは言えない。
しかし奔放さと自由意志において、猫は野性味にあふれる。
そこが都会人にとって魅力的に見えるところだろう。

庭に、2匹の白黒猫が棲みついている。
もうすぐ1歳になるが、まだ仲良く、よく遊び、
よく木に登る。

2階にいたら目の高さに猫が見えて、驚いた。
4mくらいのところまで木に登っている。
降りる時はさすがに慎重になってはいたが、後ずさりするようなことはなかった。

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