犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

虹は青森からかかる

2017年04月22日 | LGB&T
明日24日(日)14時青森駅前公園からスタート。

たった3人から始めて、24人、45人と人数を増やし、
今年は4年目。
青森はもちろん、近県や、遠く九州からも応援が集まる。



私は東京に住んでいる。
東京の良いところは、美術展やライブが多いこと、各国の料理店があること、
ちょっと変わった人もいちいち変な目で見られないこと。
やたらと人が多いのには閉口するが、おかげで埋もれて暮らせるというものだ。

私は地方に住む勇気を持てない。
地域のみんなが親戚づきあいのような所で、
女だか男だかわからんような風体でのらりくらりと暮らす図太さを持てる気がしない。

そう言いつつも、私が住んでいる所は東京の中でもかなりの田舎だ。
周囲は農家、地元に100年根付いた家ばかり、ご近所は2種類の苗字でほぼ地図が書ける、
隣組は親戚づきあい。
どんな目で見られているか知れたもんじゃないが、そうそう気にしてもいない。

こんならどこでもいけるか。



日本で初めてのレインボーパレード、当時はレズビアン・ゲイ・パレードと呼んでいた。
1994年のことだ。
二十代なかばの私は、ついにこの時が来たとばかりに、実行委員に加わった。
日本初のパレードの実行委員をやったことを、誇りにして、
今は特になんの活動もせずに生きている。
ま、要するに、自慢の過去の上に居座って生きているジジイである。ババアか。ほーれ、呼び名が無い。



日本初のパレードは、2,000人だか3,000人だかが歩いた。
2016年の東京レインボープライドも、パレードの規模は同程度の3,000人だが、
代々木公園でのイベントには数万人という人が訪れる。



時が経って、各地にパレードは広がった。

札幌は早く、1996年に第一回。
京都や神戸でも行われたが、今は関西は大阪で開催されること12年目。
名古屋は9月。
博多は11月かな?
熊本は災害を乗り越えて2016年の11月に初めてのパレード。
小倉でも行われた。
沖縄は2012年から。



どの土地でも、"初めて"、"自分たちの手で"という気持ちで
実行委員たちが作っていることだろう。

3人で地元の町を歩くということの意味と勇気を、私はいつも思う。

青森では私の旧友が発起人として働いている。
規模が大きくなったり、時が経てば、そういった個人の存在も
次第に小さくなっていくことだろう。

良い風が吹きますように。

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