[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々。
2月に変更申請をして、4月2日に認定結果が届いた。
要介護2から5に変わった。
飛び級もいいところだ。
※
母は、他人に対して、きちんとしようとする気持ちが強い。
デイサービスでもショートステイでも、日常とは違った様子を見せる。
だから、変更申請をするということを相談した時、
ケアマネージャーさんをはじめ、介護担当者達は
「そこまでではなかろう」「申請しても介護度が上がるかどうか分からない」
といった意見だった。
「認知もしっかりしていて、ご自身の意見や要望もしっかりおっしゃる。」
「お食事もご自身で、こぼさずに召し上がっています。」
自宅での様子とは違う。
※
ご飯を食べながら、他のことをする。
いろいろな作業と食卓を分けていないので、
ご飯を食べていても、ついつい目に入るあれこれに手が移ってしまうのだろう。
立って食べる。
座って落ち着いて食べてください、と言うと、「このほうが力が入りやすいから」と言う。
しかし、こぼれる。
食べ物を持って歩き回っていることも有った。
「なるべく歩いたほうが(リハビリになって)いいと思った。」と言う。
※
パーキンソン病のため、無意識の運動がうまくいかない。
私たちは、口の中の唾液を無意識で常に飲み込んでいる。
それができなくなっているので、よだれが垂れる。
また、食後は口の中に食べ物が残りやすい。
歯茎と唇の間に食べかすが溜まっていたりする。
唾液と食べかすの混じったものが、口から垂れる。
これがなかなか強力である。
けっこうな粘り気が有る。
なかなか乾かない。
粘り着く。
ひとつかみでは取れない。
強めの水流を当ててもなかなか剥がれない。
乾くと強くこびり付く。
※
シャツの袖口や胸元を、揉み洗いする。
赤ちゃんのよだれもこんなに強いのだろうか。
赤ちゃんと決定的に違うのは、量の多さだ。
大人だもの。
※
ショートステイに行ってもらうために、着替えを準備する。
いつも大量になる。
自宅で過ごしていたら、毎日、袖口と胸元が汚れて洗濯することになる。
毎日と言うより、毎食だ。
エプロンはしたがらない。しない。
おのずと着替えが大量になる。
※
ショートステイから帰って来て、荷物をほどく。
透明のポリ袋に[未洗濯]と書いた紙と洗濯物が入っている。
いつも、驚く。
[未洗濯]という紙が入れてなければ、
着なかったかのようにきれいだからだ。
ショートステイ中は良い子に行動するから、
服が汚れないのだ。
※
さて。
特別養護老人ホームへの入居の日まで、一週間と迫ってきた。
「3週間後には入居」と決まった時に思ったことが有る。
残り、3週間。
何が有っても、あと3週間と思って、腹を立てないでいられる。
怒るのは疲れるし、自分の感情が傷付く。
だからなるべく怒りたくない。
けれど、やっぱり滅茶苦茶で筋の通らない状況を目の前にすると、
腹が立った。
※
45年くらい前に、母の仕事を手伝ってくれる学生さんがいた。
私は小学低学年だった。
そのTさんに母は信頼が厚い。
Tさんは姑の介護で苦労した。
介護保険制度ができた時には要介護5の認定だった。
制度のできる前の何年も、苦労して介護をしていた。
やっとホームに入居できた時、医師に言われたそうだ。
「体のことは我々医師や介護に任せて、あなたは精神面をみてあげてください。」
こう言われて、やっとホッとしたと言う。
働く夫の世話、小学生の娘の世話、姑の介護。
自分のための時間は無い。
精神的にも追い詰められて、ひとの心を支える余裕など全く無かった。
「ほんと、入所が決まって良かったわ。
あなた、優しくなれるわよ。」
経験者が言うのだからそうなのか。
自分が母に優しくなれるとは、まるで想像ができない。
そもそも関係性が良くないのも有る、と思うが、
嫁と姑のそもそもの関係性もどれほどのものであったか、と思う。
※
新型コロナ感染防止の影響で、面会はできない状況だ。
つまり、しばらく会わずに済む。
ちょうどいいのかもしれない。
2月に変更申請をして、4月2日に認定結果が届いた。
要介護2から5に変わった。
飛び級もいいところだ。
※
母は、他人に対して、きちんとしようとする気持ちが強い。
デイサービスでもショートステイでも、日常とは違った様子を見せる。
だから、変更申請をするということを相談した時、
ケアマネージャーさんをはじめ、介護担当者達は
「そこまでではなかろう」「申請しても介護度が上がるかどうか分からない」
といった意見だった。
「認知もしっかりしていて、ご自身の意見や要望もしっかりおっしゃる。」
「お食事もご自身で、こぼさずに召し上がっています。」
自宅での様子とは違う。
※
ご飯を食べながら、他のことをする。
いろいろな作業と食卓を分けていないので、
ご飯を食べていても、ついつい目に入るあれこれに手が移ってしまうのだろう。
立って食べる。
座って落ち着いて食べてください、と言うと、「このほうが力が入りやすいから」と言う。
しかし、こぼれる。
食べ物を持って歩き回っていることも有った。
「なるべく歩いたほうが(リハビリになって)いいと思った。」と言う。
※
パーキンソン病のため、無意識の運動がうまくいかない。
私たちは、口の中の唾液を無意識で常に飲み込んでいる。
それができなくなっているので、よだれが垂れる。
また、食後は口の中に食べ物が残りやすい。
歯茎と唇の間に食べかすが溜まっていたりする。
唾液と食べかすの混じったものが、口から垂れる。
これがなかなか強力である。
けっこうな粘り気が有る。
なかなか乾かない。
粘り着く。
ひとつかみでは取れない。
強めの水流を当ててもなかなか剥がれない。
乾くと強くこびり付く。
※
シャツの袖口や胸元を、揉み洗いする。
赤ちゃんのよだれもこんなに強いのだろうか。
赤ちゃんと決定的に違うのは、量の多さだ。
大人だもの。
※
ショートステイに行ってもらうために、着替えを準備する。
いつも大量になる。
自宅で過ごしていたら、毎日、袖口と胸元が汚れて洗濯することになる。
毎日と言うより、毎食だ。
エプロンはしたがらない。しない。
おのずと着替えが大量になる。
※
ショートステイから帰って来て、荷物をほどく。
透明のポリ袋に[未洗濯]と書いた紙と洗濯物が入っている。
いつも、驚く。
[未洗濯]という紙が入れてなければ、
着なかったかのようにきれいだからだ。
ショートステイ中は良い子に行動するから、
服が汚れないのだ。
※
さて。
特別養護老人ホームへの入居の日まで、一週間と迫ってきた。
「3週間後には入居」と決まった時に思ったことが有る。
残り、3週間。
何が有っても、あと3週間と思って、腹を立てないでいられる。
怒るのは疲れるし、自分の感情が傷付く。
だからなるべく怒りたくない。
けれど、やっぱり滅茶苦茶で筋の通らない状況を目の前にすると、
腹が立った。
※
45年くらい前に、母の仕事を手伝ってくれる学生さんがいた。
私は小学低学年だった。
そのTさんに母は信頼が厚い。
Tさんは姑の介護で苦労した。
介護保険制度ができた時には要介護5の認定だった。
制度のできる前の何年も、苦労して介護をしていた。
やっとホームに入居できた時、医師に言われたそうだ。
「体のことは我々医師や介護に任せて、あなたは精神面をみてあげてください。」
こう言われて、やっとホッとしたと言う。
働く夫の世話、小学生の娘の世話、姑の介護。
自分のための時間は無い。
精神的にも追い詰められて、ひとの心を支える余裕など全く無かった。
「ほんと、入所が決まって良かったわ。
あなた、優しくなれるわよ。」
経験者が言うのだからそうなのか。
自分が母に優しくなれるとは、まるで想像ができない。
そもそも関係性が良くないのも有る、と思うが、
嫁と姑のそもそもの関係性もどれほどのものであったか、と思う。
※
新型コロナ感染防止の影響で、面会はできない状況だ。
つまり、しばらく会わずに済む。
ちょうどいいのかもしれない。
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