犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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たぬき来る

2020年03月14日 | イキモノタチ
猫は人のいる所にいる。
山の中なんかにはいない。

調べてみると、リビアヤマネコを家畜化したものだという。
リビア?
地中海に面したアフリカの国。
イタリアとギリシャの対岸。
西はナイジェリア、東はエジプト。

さては?
エジプトが猫を飼う起源なのか?

調べてみると、キプロス島に在る9,500年前の遺跡で、
人骨の近くに埋葬された猫の骨が2004年に発見されたそうだ。
大事に飼われていたのか。

ただ、地中海の東の端に位置するキプロスに元々ネコはいなかったそうで、
持ち込まれたものと考えられるそうだ。

人間が農耕文化を発展させ、倉に蓄えた穀物を狙うネズミを退治するために
ネコを家畜化したのだ、という。



野良猫の保護活動している知人Tによれば、
ネコの捕獲器にたまにタヌキが掛かってしまうそうだ。

タヌキは独特の体臭を持っている。
私はあの強いニオイが嫌いではない。

近所の農家の前を通ったら、プンとタヌキのニオイがする。
キョロキョロ見回してみると、農家の隅っこに檻が有って、タヌキが一匹入っていた。
飼っているのか。

人間の鼻にも分かるニオイだ。
ネコが感じないわけがない、
というより、たいへん嫌うそうだ。
タヌキが掛かってしまった捕獲器は、洗っても消毒してもなかなか使えないという。
タヌキのニオイを嫌って、ネコが入らないのだ。
ニオイが消えて使えるようになるまで半年かかったそうだ。



けもの偏に里で狸。
里、つまり人の生活が有って、それにくっ付いてタヌキの生活も有るということか。
そう思って調べてみると、この字はもともとヤマネコなどのことを意味していたそうだ。
なにがなんだか分からなくなってくる。

家畜やペット以外にも、人の生活にくっ付いて暮らす生き物はけっこういる。
スズメやカラスや、ゴキブリや。



[あらすじ] 庭の池にガマが産卵して終わると死ぬよ。
池の周りは死骸だらけで臭いよ。
なぜか死骸は肢が食われて無くなっているよ。

蝦蟇の死骸を食べているのは誰か。

ネコか。カラスか。両方か。
と、思っていた。

ある朝、ふと窓の外を見たら、庭に毛の山が有る。
ネコより大きく丸い。

薄茶と黒茶の山は、もぞもぞ動いて、時々、頭をグッと引く。
ああ、
蝦蟇の死骸の軟らかい部分を食って、
たまに前肢で不器用に押さえて、皮を引きちぎっているのか、な。



そう、よく似たアライグマは前肢が器用だ。
見た目が似ていたって、タヌキは不器用だ。あーあ。

タヌキ。
英語がヒドい。
racoon dog ラクーンドッグ。
イヌ科の、アライグマに似たヤツ。

racoon dog.
ああ、あのアライグマに似たイヌね。
と英語人たちは呼ぶ。
呼んでいるうちに入るか?
「あなたは私の友達の鈴木さんに似ているから、すずきじんて呼ぶわね。」
と言われて納得が行くか?

まあ、タヌキは英語圏に棲息していないのだから、しかたないだろう。



蝦蟇の死骸はタヌキが食っていたのか。
と思うのは早計だと思う。

もしかすると、生きて動いているうちにネコがいたぶった末に
新鮮なところをちょびっと食べてほったらかし、
残りをカラスが突っつき、
さらに残りをタヌキが食っているのかもしれない。



スカベンジャーという言葉が有る。
死体掃除屋といった意味だ。
野生の掃除屋さん。
ごくろうさん。

どうせ食うなら好き嫌いせず、きれいに食べ切ってください。
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