犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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ミニチュアテトラポッドを買う

2021年06月03日 | イキモノタチ

[あらすじ] 秋田にあるコンクリートブロックの会社が
モルタルで手作りしたミニチュアのブロックを出している。
かわいい。
かわいいだけの物を滅多に買わないが、
ミニチュアブロックのセットとスカシを使った筆立てを買った。
かわいい。

そんな買い物をしていたら、
今度はテトラが目に入った。

海や川で護岸に使う、波よけのアレだ。
テトラとは4の意味だ。
正四面体の頂点を無骨に結んだ形をしている。
機能から消波ブロック、形状からテトラポッドと呼ばれたりする。

4方向に突起が出ているので、よく安定する。
積んだら積んだでよくかみ合って安定する。

コンクリートブロックは個人が買うことも有る物だが、
さすがにテトラを個人で買うということはまず有るまい。
「うちの海、荒れがちで。」って?



テトラ工房というところが、「テノリテトラ」と称して
小ぃこいテトラポッドをモルタルで作って販売している。
ミニチュアに惹かれる私にはたまらない。

更に、「テノリテトラ水槽用」という商品も有る。
ガラスコーティングしてあるので、生物に悪影響が無いという。
空気中で見るとツヤツヤして違和感が有るのだが、
水槽の中に沈めてしまえばツヤっぽさは気にならないのだそうな。



自宅からまっつぐ南下して、多摩川に出る。
多摩川住宅の辺りで、流れが北へ曲がって、
河川敷の中でこちら側に迫る。
そういう所にテトラポッドを積んで、岸を護る。

私は川でも海でも湖でも沼でも、なんとなく水は苦手だ。
けれど惹かれる。
磯なんか楽しくてしょうがない。
けれど怖い。

テトラは子どもの頃から多摩川岸で慣れ親しんでいる。
テトラからテトラへと飛び移っていく。
隙間は深い。
ぬめって滑り落ちたら最後だ。
やだやだ。

殊に、私が小学生だった昭和50年代、
多摩川は汚れていた。
ヘドロのにおいがしていた。
落ちたくない。



1970年つまり昭和45年に水質汚濁防止法が公布、翌年に施行された。
法律ができたからって状況がすぐに良くなるわけではない。
特に環境の改善ということには時間がかかる。
私の知っている多摩川は、最悪の状況だったわけだ。

https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000627905.pdf
9ページに昭和38年から平成25年までの水質のグラフが有る。
BODとは生物化学的酸素要求量(Biochemical oxygen demand)のこと。
有機物を分解するための微生物が必要とする酸素量で
水の汚れを評価している。

調布市なので、多摩川原橋(たまかわらばし)の辺り、
ピンク色のグラフである。
やはり、昭和54年56年(私が四年生六年生)の時は数値が高い。
そう言えば、ひどくにおう年とそうでもない年と有った気はする。



更に調べていたら、テトラポッド型の消しゴムなる商品を見つけた。
コロコロ転がっていかないし、
突起が有るのは消しやすい。
テトラポッドの形状は消しゴムにも適しているのだ。
波ではなく文字だが、消す役割に違いない。
面白い。買っちゃいそう。



テノリテトラ水槽用を沈めてみる。
しばらくすると、ドジョウがやってきてあちこちつついて
調べ回っていた。
好奇心の強い魚なのだろうか。

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