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トイレ掃除記 掃除篇

2018年09月06日 | 介護ウチのバヤイ
いろんな苦手意識を持っていて、その中のずいぶんな割合で
母親の言葉で刷り込まれたものが多く有るもんだと、つくづく思う。
日常的なところでは、掃除ができない、なんて思い込まされている気がしている。
「○○しなさい!」と言われただけで、
「○○できていない、ダメだ。」という意味にまでなってしまっているのか。



実際は、掃除はけっこう好きなほうだと思う。
目が利き鼻が利くので、細かい汚れを見落とさない。
でも体力や時間と見合った分しか作業しない。
ピッカピカにしていないと気が済まないわけではない。

どの汚れはどういう性質だからどういう物を使って掃除すると
よく落ちる、なんてな類の話はたいへんな好物である。
酸性、中性、アルカリ性、合わせ技。
道具やその素材の話なんぞも大好物だ。
歯ブラシ、竹串、爪楊枝、激落ちくんにマイクロファイバー布巾。
使い捨てのポリエチレン手袋とニトリルゴム手袋を使い分ける。



母85歳パーキンソン病は、便器にしっかり腰かけない。
しっかり動作するのがしんどいのだろう。
いつも、便器の向かって右側ばかりが汚れる。
便座にかかり、便器からこぼれ、床に尿が溜まる。

これをじゃんじゃん掃除する。



15年くらい前からウォシュレットが付いている。
当時、風呂場の修繕を頼んだら、「いづれ必要になるから」と勧められるままに
付けたのだろう。

便座は一枚板ではなく、上と下を組み合わせて閉じている。
この、合わせ目に細ーーい隙間が有り、ここに汚れが溜まる。
ほんの細い隙間の汚れだが、案外におうものだ。

隙間というのはいくら掃除したって、汚れは残る。
便座はこれ以上分解できそうにないのが、悔しい。



さて便座を上げると、便器本体が残る。
便座を経て便器にかかった液体が広がっている。
奥へ行くと、便座との隙間に入っていく。また隙間だ。

ウォシュレットの取扱説明書を引っぱり出してきて、
便座の外し方を調べる。
どう外しても、配線は抜くことができないようになっている。
便座とはプラグで接続して、取り外しできるようにすれば、
取回しやすいのに。

便座の根元の本体部分と、便座のO字部分とをまとめて外すから
ちょっと重い。
その上、配線が有って十数㎝しか移動できない。

不自由で、作業しにくい。
うまく便座本体を外せたものの、
ヒョイと裏返して底面を掃除したいのだが、なかなか難しい。

その便座本体を便器に取り付けている部品が見えるようになった。
そもそも、便座がひどくガタガタ左右に揺れていた。
便器にボルトで固定されているが、このボルトが緩んでいたから、
便座がガタガタだったのだ。
締める。



締めてから気付いた。こいつも一旦外して、隙間を掃除しよう。
緩めて外して、固定部品も洗った。
部品を外すと、便器にプリントされたTOTOの文字が表れた。
やあ。

緩んでしまっていたボルトの頭がナメていた。
以前締めたときにナメたのか。
それはまさか取り付けの時か。

再度ナメないように注意しつつ、締められるだけ締めた。
無理な力が掛からなければもつだろうけれど、
年寄りは意外なところに無理な力を掛けるから、分からない。



便座の蓋は簡単に外せた。
この、取り付け部分にひどく汚れが溜まっていた。
何年分じゃろう。



便座本体の重たい機械部分を裏面から見たところに、
ぎっちょりと汚れの溜まった部分が有った。
取扱説明書を見ると、そこは「消臭フィルター」だという。
こりゃ消臭でけんわ。

取扱説明書を見ていると、他にも脱臭カートリッジなる物が入っているらしい。
ああ、さっき、ボルトで固定されている蓋を見て、なんじゃろうと思ったがソレか。
インターネット通販で新しい物を購入。
今のは一体いつから入っていたのだろう、ってどうせ使い始めの15年前だろう。



取り外しできる所は外し、バラバラにして掃除し、よく乾かして、
再度組み立てた。

ザマあ見ろ。きれいになった。

とは言え。デイサービスから母が帰宅して一回使ったら元の木阿弥よ。
なるべく汚れが溜まらないように、予防策を講じなければ。

つづく

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