犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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顔真卿「郭虚己墓志銘」

2018年12月17日 | 書の道は
[あらすじ] 毛筆の書を独習し始めたのが二年前。
一年やって、一年サボって、最近再開した。
というのも、年明けに顔真卿の展覧会が東京国立博物館で開催されるからだ。
見に行く前に、臨書しておきたい。


古いのから順にやっつけよう。
顔真卿(がんしんけい:709-785)が、自分の流儀を確立する経過を追ってみたい。

ある本に、郭虚己墓志銘というのを見つけた。
よく知られている、多宝塔碑より三年前の749年の書だという。
発掘されたのが1997年で、それから真偽を議論したので、
二十世紀中の本には顔真卿のものとして紹介されていない、ということか。
wikipediaにも載っていない。

真偽は私には分からない。
書いちゃえ。

初唐の、謹厳な楷書からそんなに逸脱していない。
けどなんだかどこか力強さが見える。
初唐の楷書は、力を抑え込んで別の形にして表現している感じがする。
技巧、と言えばいいのか。

郭虚己墓志銘は、そういう楷書を書きながら、
たまーにちらほら、後年の顔真卿っぽさが形に表れている。
と思う。



写真をアップするのなんか、本当に恥ずかしくてしかたないが、しかたない。

私はトランスジェンダー、FTXとして、
女性らしい本名を名乗るがいやだ。
そこで、なるべくジェンダーを感じにくい名前と考えて、
葉月という名乗りを選んだ。

失敗した。
私は、毛筆で「月」を書くのが、ものすごく苦手だ。
「日」を練習して「目」を練習して、左払いを練習して、
右側の背勢の縦画を練習して。
それでも「月」はうまくいかない。

とほほ

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