犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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骨太転倒日記 易占篇

2018年11月25日 | 介護ウチのバヤイ
机に向かうと、目の前にあれこれと本が並べてある。
習字の手本や漢文の教科書やサンスクリットの教科書や。
机の上には、絵筆の筆立てや、書のための筆立てが有る。

易経が目に入る。
久しく開いていない。
ノートには何が書いてあるんだっけ、と開くと、
ちょうど二年前の今日の日付だった。
二年もサボっていたか。

筮竹の入った筮筒も、机の上のすみっこに追いやられている。
久しぶりに、みてみるか。

と言っても筮法はすっかり忘れている。
思い立ったらすぐやりたい。
えーい、銭を投げる方法でいいや。

三枚の銭の裏表の組み合わせで、卦を出す。
六回、銭を投げる。

占う「問い」はシンプルなほうがいい。
私のこの頃の介護態度はいかがなものか。
と、問う。

山雷頤(さんらいい)上九と出る。
頤とはアゴのことで、養うことを意味している。
「君子以て言語を慎み、飲食を節す。」

ほぼ親の年金で飯を食って、学習院出身の老母に言葉遣いを注意される
そんな日々にぴったんこではないか。

まあ、ものの言い回しや、ストレスによる食べ過ぎは
日頃から気にしていることではあるが。
まあよい。



朝4時頃、小用に立つ。
階下に灯りが点いている。
見ると、老母がベッドサイドで着替えている。

今はそっとしておこう。
ケツ丸出しのところなんか、見つかりたくないよね。



5時50分、ヘルパーさんが来る。
行ってみると、「今ここで倒れて寝てらっしゃいました。」
と、上体を起こしてくれてある。
母「またやっちゃった。」

なんでも、尿意をもよおして、普段ならベッドサイドのポータブルトイレにすればいいのだが、
なぜか思い付かず、トイレまで行かねばならないと思い、
しかし行く気になれない、身体も思うように動かない。
そりゃ、夜更けはパーキンソン病の薬が切れているので、動きにくい。

さんざんためらったあげくに立ってトイレへ行こうとしたものの、うまく進めず、
漏らしてしまった。
それを、着ていた服などで拭いて、着替えて、ベッドへ戻ろうとしたところ、
うまく動けず、転倒してしまった。と言う。

ヘルパーさんが、いつ頃倒れたんですか?と聞くと
「さっき。」と答えるが、時間の感覚はあてにならない。
また、10分前も1時間前も、主観の相違で、表現としては「さっき」と言える。



夕方4時半、私の携帯が鳴る。
「今日は月曜日じゃないの?」
明日、月曜日はかかりつけ医の受診の日だ。
それを憶えていたのは結構ですが、今日はまだ前日ですねー。
ついでに、先週も受診日だと勘違いしていた。



18時、ヘルパーさんに呼ばれる。
「水虫のようです。」
あーあ。
また出ましたか。

ウオノメの薬を出してもらいに皮膚科へ行く予定だったので、
往診の予約をしてきましょう。



手足など、冷えが有るなら解消したほうが良い。
運動と食べもの。
小さなことだと思ってほったらかしていると、
厄介なものに育ってしまい、一生つきまとう。
生活習慣を変えるのは、変える前はとても困難に思えるけれど、
ちょっと変えてみると、どんどん楽になる。だいじょぶ。

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